MotoGP第4戦チェコGPでは、KTMのブラッド・ビンダーが優勝。2017年にKTMがMotoGPクラスへと参戦してから初めての勝利となった。
チームメイトが輝かしい歴史を築いた一方で、ポル・エスパルガロは優勝争いに絡めそうな位置につけていたものの転倒。リタイアでレースを終えるという対照的な結果となった。
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ただ、KTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・ベイラーは、ビンダーの初優勝は過去4年に渡ってプロジェクトの屋台骨となってきたエスパルガロの勝利でもあると讃えてみせた。
「ポルの周囲のクルーからすれば、彼がこのプロジェクトで選んだリスクや純粋な心、そして彼がチームの根幹だったことを考えると、彼こそが初優勝にふさわしい男だろう」
「悪い日も良い日も、彼はライオンのように戦ってきた。そしてそれこそが、彼がこの勝利の一部である理由だ」
「もし彼がこれほど強力に我々のプロジェクトに力を入れていなかったなら、我々は今、勝つチャンスを手にしてはいなかっただろう。だから、彼の今回の結果には残念に思う」
ただエスパルガロは2020年限りでKTMを離れ、来季はレプソル・ホンダへ加入する事が既に決まっている。そのため、来季以降はビンダーと昇格してくるミゲル・オリベイラの2名がプロジェクトを引っ張っていく必要がある。
そのビンダーはKTMの生え抜きライダーであるが、KTMとしてもMoto3からMotoGPに至るまでの成功の軌跡を描けたことは価値あるものになると考えている。
「ブラッドと共に勝つことは、レースチームとして、そしてレッドブルと共に、ルーキーズカップでいつかMotoGPで走りたいという夢を持つ子供を見つけたスポーツマネージャーとしては、辿り着ける可能性のある最も素晴らしい瞬間だ」
「Moto3で共に参戦し、彼はチャンピオンとなった」
「Moto2クラスではチームを組み、シャシーを作り上げることは非常に難しいことだった」
「しかし先週の日曜日、我々はMoto2へ参戦したことの成果を受け取ったよ。もしMoto2へ参戦していなかったらどうだったかを、想像してみて欲しい」
「これは私が常に語ってきたことだ。なぜならMoto3でKTMと共に戦ってきた世界チャンピオンを他のチームに失いたくないからだ」
「オフロードレースの世界で我々が学んだことは、共に育ったルーキーは家族のように密接な関係になり、よりチームとして強力になる。我々はチャンピオンとなったとしても、ライダーを失うことは稀なんだ」
「ロードレースでは、我々はルーキーズカップやMoto3で良いシーズンを過ごしても、Moto2の別チームへと連れて行かれてしまう」
「それは我々の望むような状況ではない。そしてMoto2を経由して、橋をかけることができた。そのためブラッドと一緒にいることができているんだ」
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