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「新車詳報」カローラ4種目のスタイル、カローラ・クロスは「新空間・新感覚SUV」をキーワードにしたこれからの主役だ

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「新車詳報」カローラ4種目のスタイル、カローラ・クロスは「新空間・新感覚SUV」をキーワードにしたこれからの主役だ

世界の定番に新たな本命、SUVのクロス登場

 カローラはトヨタを、いや世界を代表するポピュラーカーだ。1966年の誕生以降、12世代に渡りワールドワイドで愛されてきた。現在、150以上の国・地域で販売され、シリーズ累計セールスは5000万台(2021年7月)に達した。
 ベストセラーは保守的……といわれがちだが、それは半分正解で半分ハズレ。歴代モデルを振り返ると様々な派生モデルが存在する。クーペの「レビン/セレス」、ハッチバックの「FX/ランクス」、MPVの「スパシオ/ルミオン」、そして弟分となる「カローラII」などだ。カローラの歴史は、王道のセダン/ワゴンを軸に、時代背景やユーザーニーズに応えて柔軟に派生モデルをラインアップしてきたのが特徴。それがカローラの強みであり、アイデンティティといえる。

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 現行12thカローラは1stモデルが掲げた「ユーザーの期待値を上回る価値の提供」という原点に立ち返り、TNGAを武器にグローバルスペックに刷新された。ラインアップは、セダン、ツーリング(ワゴン)、スポーツ(HB)のフォーメンション。だが、それは序章だった。今の時代の“本命”とも言うべきクロスオーバーSUVが追加された。カローラ・クロスである。

フロントマスクは日本専用デザイン。室内はユーティリティ重視

 エクステリアは「アーバン・アクティブ」をコンセプトに、兄貴分のRAV4、弟分のヤリス・クロスと共通イメージのデザインを採用。フロントマスクは先に登場した海外向けとは異なる専用デザイン。バンパーやヘッドライト、グリル回りはカローラの一員である事がひと目で分かる造形でまとめている。

 ボディサイズは全長×全幅×全高4490×1815×1620mm。歴代カローラ最大だが、Cセグメントのコンパクトクロスオーバーとして見ると平均的。ライバルとなるホンダ・ヴェゼル(同4330×1790×1520mm)よりひと回り大柄になる。

 インパネはカローラシリーズ共通の水平基調。シンプルで機能的にまとめた。厚みを増したボディに対応するためにセンターコンソール部のデザインは専用だ。パッケージングはユーティリティ優先。ホイールベース(2640mm)はセダン/ツーリング/スポーツと共通ながら、「乗員をアップライトに座わらせることで前後席とも十分なスペースを確保した」と開発陣は説明してくれた。ちなみに後席はリクライニング機構付き。日本向け専用アイテムとなるパノラマルーフの採用で抜群の開放感も期待できそうだ。

 ラゲッジスペースも広い。容量は5人乗車時でクラストップレベルの487リッターを確保、後席を倒せばロードバイクが積める広大なスペースが生まれる。今やクロスオーバーに必須のハンズフリーパワーバックドアも標準またはOP設定されている。

走りは気持ちのいい乗り心地を追求。ハイブリッドは4WDが選べる

 パワートレインは2種。ハイブリッドは1.8リッター(98ps)+モーター(72ps)、ガソリンがバルブマチック仕様の1.8リッターのNA(140ps)だ。基本的に他のカローラと共通ユニットだが、クロスは重量増に合わせて各部の制御を最適化。更にタイヤの外径アップに合わせてローギアード化が行なわれている。駆動方式はガソリンがFFのみ、ハイブリッドはFFと後輪をモーター(7.2ps)で駆動する電動4WD「e-Four」をラインアップする。

 プラットフォームはTNGAのGA-C型。リアサスペンションには新たにトーションビーム式(E-Fourのみダブルウィッシュボーン)を採用した。この選択はユーティリティ確保(ラゲッジへのでっぱりが少ない)とリーズナブルな価格実現のためだそうだ。
走りの味付けは実用ユース重視。開発陣の言葉を借りると「気持ちのいい乗り心地」を目指している。ちなみに18㌅仕様のタイヤはミシュラン・プライマシー4。ハンドリングも期待できそうだ。

 安全・運転支援デバイスはカローラシリーズと共通で、第2世代のトヨタセーフティセンス(TSS)を標準装備。一部グレードを除きパーキングサポートブレーキ/バックガイドモニターも用意している。
価格は199万9000~319万9000円、ライバルに対して戦略的なプライスだ。月販基準は4400台と控えめだが、シリーズトップの人気者になりそうな予感大である。

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