MotoGP第18戦タイGPのFP1が行なわれた。トップタイムを記録したのは、VR46のマルコ・ベッツェッキだった。
オーストラリアGPから始まった3連戦の真ん中、タイGPが10月25日にチャーン・インターナショナル・サーキットで開幕。天候に翻弄された前戦とは異なり、週末はひとまず天気が保たれる予報となっている。
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FP1の序盤は、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が1分31秒248をマークして暫定トップに。バニャイヤは前戦オーストラリアGPでは立ち上がりが遅めが、今回は序盤から順調な様子だ。
また負傷からの復帰戦となるペドロ・アコスタ(GASGAS)も序盤から積極的な走り。トップ5に入るタイムで、その後も上位につけた。なおアコスタはFP1後に再びメディカルチェックを受ける予定だ。
セッション開始から10分のところでは、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)がターン12で転倒を喫している。
その後はバニャイヤ、ポイントリーダーのホルヘ・マルティン(プラマック)や前戦ウイナーのマルク・マルケス(グレシーニ)、マルコ・ベッツェッキとドゥカティ陣営のライダーが自己ベストを更新。15分経過時点ではベッツェッキの1分30秒492が暫定トップタイムとなった。
FP1は序盤のエスパルガロの転倒以外、大きなトラブルなく進行。セッション中盤以降は各々がマシンの調整に時間を使っていった。
大きくタイムが更新されない中ではあるが、FP1中盤には中上貴晶(LCRホンダ)が1分31秒022の7番手タイムをマーク。苦戦するホンダでトップ10に食い込んできた。
FP1のタイムは予選Q1とQ2のグループ分けに関係が無いためか、セッション終盤になってもなかなかアタックに入るライダーが現れなかった。ただそれでもラスト2分で一部のライダーがアタックに向かった。
しかしラストアタックでトップタイムを更新するライダーは現れず。そのためマルコ・ベッツェッキがFP1をトップで終えることとなった。2番手はマルティン、3番手はバニャイヤとタイトルを争っているふたりが続いた。
中上貴晶は最終的に9番手タイムでFP1を終了。午後のプラクティスでもトップ10に入れば、予選はQ2へ直接進出となる。
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