皆さん、こんにちは!? 小野木里奈です。今回は、バイクメーカーのピアッジオが作る、私も大好きなベスパの歴史について触れていきます。
これまで何度か乗ったことがあり、去年のJAIA(日本自動車輸入組合)主催の試乗会で初めて試乗したベスパ「プリマベーラ・ピクニック」。そして、河口湖までのツーリングも相棒になってくれたことのあるベスパ「GTS SuperTech 300」。私は今までツーリングで行った距離で一番長い距離が都内から河口湖までのコース。これまでも色んなスクーターを乗らせていただきましたが、このベスパで河口湖まで行ったので、今のところ一番長い距離を共にしたバイク、ということになります(笑)
ドラマで松田優作が乗ったベスパに近い「プリマベーラS150」 走りや装備は現代的!
個人的にはちょっと思い入れがあるバイクメーカーなのです。
先日開催されたJAIAの試乗会でも久しぶりにベスパと出会い、試乗することにしました。この試乗会では、各メーカーの担当者さんとも直接お話しできるので、少しお聞きしたところ、ベスパを作るピアッジオという企業は元々航空機メーカーだったんだそうです。
映画『ローマの休日』でもお馴染みで、私の中で「とても可愛らしくて女の子が乗りたくなるスクーター」をずっと作り続けていた印象が強かったので飛行機を作っていた事に驚きました。きっとこの映画の影響で、バイクに興味がない方でもベスパは意外と知っていることも珍しくないと思います。まさかそれを作っている企業が元々は航空機メーカーだったと認識している方は少ないのではないでしょうか。
このお話を聞いた時、ますます興味がわいて、自分自身でベスパのことを調べてみました。1945年にバイクの開発を始め、最初に開発されたスクーターはMP6のプロトタイプという名で、このバイクが奏でる「ブーーーーン」という、まるで蜂のようなエンジン音のように感じたことから、「Vespa(蜂)」と名付けられたんだそうです。
実は以前、私はものすごく古いベスパに乗った方を見たことあったのですが、確かに蜂の飛ぶ音のようなエンジン音が、印象的だったので覚えています。私がこれまで乗ってきたベスパは、大人しいエンジン音だったので、まさかそんな由来だったとは思いませんでした。
今では、映画作品の影響や外見の印象から女性にも人気なベスパですが、開発当時から「女性でも乗れる」ということもコンセプトに含まれていたので、足を開かなくても乗り降りや運転ができる設計デザインとして考えられていたんだとか。
確かに昔からベスパのデザインは大して変わってなく、女性が足を開かなくても大丈夫なような設計ですよね。実際に昔のベスパのポスターでもただ単に女性ライダーをモデルに起用しているだけでなく、ほとんどの女性モデルがスカートを履いて乗車している姿でした。足元がフラットだからこそスカートでも乗車できるのはとても魅力的ですよね。今では足元がフラットなスクーターは、正直珍しくはなくなってきましたが、当時はその考えがとても斬新だったんだそうです。
また、ベスパならではの特徴のひとつ「シート下が鉄のかたまり」ということ。ベスパはこのボディを「スチールモノコックボディ」と呼ぶんだそうです。これはメーカー担当者さんから教えていただいて、最初は「どういうこと?」と頭の中は“?”だらけ(笑)
試乗会で乗った「GTS SuperTech 300」のシート下を開けてガバっと内装を持ち上げるとたしかに「鉄のかたまり」。周りを“トントン”と叩いてみると確かにこの部分は鉄! 一瞬、「これじゃ、スピードも出にくいのでは?」と思ったのですが、いやそもそもスポーティーに走るよりも、女性でも楽しく街を快適に走ることがきっと目指すところなので、「速度などを求めているわけじゃないからこれでいいんだ」と、気づかされました。とはいえ、これまでベスパを何度か試乗してきましたが、第一印象で車体を「重い!」と感じたことはなかったので、むしろスチールモノコックボディだけどそれを感じさせないことは改めてすごいと思います。
そして、もう一つの特徴がホイール部分。フロントのサスペンションが、航空機の着陸装置として使われるものと同じ構造で、一般的には2本の両側でホイールを支えているのを片側のみ1本で支えていることがベスパならではの特徴だそうです。これを「片持ちフロントサスペンション」と呼びます。これは航空機のタイヤに実際によく使用される方式です。
また、このタイヤを大きく真上からボディをかぶせるようにして覆っているので、道路が荒れた状態でもタイヤの泥はねを受けにくいこともうれしいポイントですよね。それも狙った設計なんだそうです。一見、可愛らしいデザインを目的としただけかと思いきや、実は乗り手のためにできるだけ負担をかけないための作り手の思いだったということです。
これは惚れてまうやろ~!(笑)
キューとなルックスとライダーの快適な乗り心地を両立するために試行錯誤された設計のベスパの歴史を調べてみると、戦後当時のメーカーさんのパワーと思いを感じました。
毎回、ベスパの新しいバイクのデザインを見るたびに、形は大きく昔から変わっていないのに新しさを感じる魅力的なバイクなので今後もどんなバイクを作ってくれるのかとても楽しみです。
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