FIM世界耐久選手権(EWC)の2018-2019シーズン開幕戦、ボルドール24時間耐久はフランスのポール・リカール・サーキットで決勝レースを行ない、ディフェンディングチャンピオンのF.C.C.TSRホンダ・フランス(ジョシュ・フック/フレディ・フォーレイ/マイク・デ・ミオ組)が優勝した。
予選でポールポジションを獲得したのは、チームSRCカワサキ・フランス(ランディ・ド・プニエ/ジェレミー・グアルノーニ/デビッド・チェカ組)。予選では、元MotoGPライダーのド・プニエが1分54秒007を記録し、ポール・リカール・サーキットのラップレコードを更新する活躍を見せた。
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2番手はYARTヤマハ(ブロック・パークス/ニッコロ・カネパ/マービン・フリッツ組)。F.C.C. TSRホンダ・フランスは3番手につけた。
決勝レースは、現地時間の15時(日本時間22時)にスタート。オープニングラップから、5番手スタートのスズキ・エンディランス・レーシング・チーム(ヴァンサン・フィリップ/エティエンヌ・マッソン/グレッグ・ブラック組)、チームSRCカワサキ・フランス、4番手スタートのERC-BMWモトラッド・エンディランス(ケニー・フォーレイ/ジュリアン・ダ・コスタ/マチュー・ジャインズ組)が激しいトップ争いを展開。2番手スタートのF.C.C.TSRホンダ・フランスも、すぐにこの3チームに続いた。
1時間を経過後、トップ争いを展開していたERC-BMWモトラッド・エンディランスがクラッシュ。ピットへと戻り、30分後にコースへと戻ったが、トップ集団からは33周遅れとなり、大きく後退する。
8時間が経過し、夜が深まってくるなか、スズキ・エンディランス・レーシング・チームがトップに浮上。2番手につけていたチームSRCカワサキ・フランスに1ラップ差をつけて夜間走行へと入っていった。F.C.C. TSRホンダ・フランスは、電子系のトラブルにより8周遅れの10番手。YARTヤマハは、オイル漏れに加えニッコロ・カネパがクラッシュを喫し12番手に後退した。
日付が変わる頃、首位をキープしていたスズキ・エンディランス・レーシング・チームがクラッシュを喫し、マシンにダメージを負いスローダウン。これでチームSRCカワサキ・フランスが首位に返り咲く。クラッシュを喫したスズキ・エンディランス・レーシング・チームはマシンをピットで修復後、猛烈な追い上げを見せ16時間経過時点ではポジションを2番手まで挽回した。
電子系のトラブルで10番手に後退したF.C.C.TSRホンダ・フランスは、16時間経過時点で5番手に浮上。オイル漏れと転倒により後退したYARTヤマハは6番手までポジションを上げた。
サーキットが朝を迎えようという時間になると、トップ争いを展開していたスズキ・エンディランス・レーシング・チームにマシントラブルに発生。これによりチームSRCカワサキ・フランスが再びトップへと浮上する。
しかし、レースが残り2時間を切ろうというところでチームSRCカワサキ・フランスにもトラブルが発生。22時間経過時点では5番手に後退してしまう。
上位2チームの後退により、22時間経過時点でF.C.C.TSRホンダ・フランスがトップに浮上。1周差でYARTヤマハが2番手でトップを追う。
23時間を経過するとF.C.C.TSRホンダ・フランスとYARTヤマハの差が1分36秒536に縮まるが、F.C.C. TSRホンダ・フランスが最後まで逃げ切りトップでチェッカー。698周を回り開幕戦を制した。
YARTヤマハは54秒244差の2位でチェッカー。3位にはWEPOL Racing(ダニエル・ウェブ/マチュー・ラグリブ/シェリダン・モライス組)が1周差の697周で続いた。
日本勢では、SSTクラスにエントリーしたWebike Tati チーム・トリックスター(ジュリアン・エンジョラス/ケビン・デニス/出口修組)が686周を回り総合6位、クラス2位に入賞した。
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