プラグインハイブリッド導入
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
【画像】マセラティ・クアトロポルテ、ポルシェ・パナメーラ、メルセデス・ベンツ Sクラス、BMW 8シリーズ【ライバル比較】 全44枚
マセラティ・クアトロポルテが、2023年の新型の発売を前に、再びフェイスリフトを受けることが明らかとなった。
2013年に発売された、6代目のフラッグシップ・ラグジュアリー・サルーンには、2016年にもアップデートが加えられており、今回で2度目のフェイスリフトとなる。
主な変更点は、プラグインハイブリッド・パワートレインの導入と、ラインナップ全体へWLTP準拠の排気フィルターが採用されることだろう。
ミドルサイズのギブリに続き、レベル2の自動運転機能が採用される可能性もある。
エクステリアへの変更は最小限
フロントエンドに軽いカモフラージュが施されたプロトタイプからは、エクステリアへの変更は控えめであることがわかる。
グリルの10個のスラットが太くなり、ロア・エアインテイクの囲み部分の幅が増える一方で、現行モデルの凹型グリル、三日月形のヘッドライト、有名なトライデント・バッジが継続されているように見える。
ライバルである、ポルシェ・パナメーラのデザインも変更点が少なく、特にインテリアは現行モデルから、ほぼ手つかずのままとなっている。
ただし、インフォテインメントシステムは、使いやすさの向上と運転支援システムへのアクセスを可能にするため、アップデートされる可能性がある。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、ヨーロッパの自動車産業が閉鎖状態となっていることを受けて、マセラティは、創立105周年の記念イベントを、当初の5月から9月へ延期すると発表している。
そのイベントでは、アップグレード後のギブリとクアトロポルテが、初めて公開されると予想されるが、最も注目を浴びるのは、内燃エンジン、ハイブリッド技術といった電動化パワートレインを搭載する、新しいミドエンジン・スポーツカー「MC20」となるだろう。
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