現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタ「RAV4」とスバル「フォレスター」卓越した四駆性能がウリの人気SUVを比較

ここから本文です

トヨタ「RAV4」とスバル「フォレスター」卓越した四駆性能がウリの人気SUVを比較

掲載 更新
トヨタ「RAV4」とスバル「フォレスター」卓越した四駆性能がウリの人気SUVを比較

■人気SUVの「RAV4」と「フォレスター」を比較

 2019年4月に日本市場に再登場したトヨタ「RAV4」と2018年6月にフルモデルチェンジしたスバル「フォレスター」は、どちらもミドルクラスSUVの人気モデルです。

日産新型「ムラーノ」発表! 特徴的な顔をスタイリッシュにガラリと一新

 新型となってさらに魅力が増した両車を、さまざまな面から比較してみます。

 トヨタ「RAV4」は、2019年4月に登場。5代目モデルとして、2年8か月ぶりに日本で販売されることになりました。

 RAV4のハイブリッドモデルのパワーユニットは、基本的に上級FFセダン「カムリ」と同じ2.5リッター直列4気筒エンジン+電気モーターです。

 エンジンの出力は178馬力、トルクは221Nmで、組み合わせてアシストするフロントモーター出力は120馬力、トルクは212Nmです。4WD駆動のためのリアモーターは54馬力、トルクは121Nmとなり、システム最高出力は4WDのE-Fourが222馬力、2WDが218馬力で、パワフルで動力性能に優れたユニットです。

 燃費性能も極めて優秀で、WLTCモード燃費は4WD車で20.6km/Lとなっています

 対するフォレスターは、2018年6月にフルモデルチェンジして5代目となりました。「インプレッサ」や「XV」から導入された「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用し、操舵応答性と操縦安定性を飛躍的に向上させています。

 新型フォレスターで人気なのは、スバル独自のパワーユニット「e-BOXER」と呼ばれる電動モーターを搭載した「アドバンス」グレードで、販売の4割を占めています。

 このe-BOXERは、2リッター水平対向4気筒エンジン+電気モーターのマイルドハイブリッドです。エンジンの最高出力は145馬力、最大トルクは188Nmで、これをアシストするモーター出力は13.6馬力、トルクは65Nmとなっています。WLTCモード燃費は14.0km/Lと発表されています。

 コンパクトで高性能なモーターとバッテリーをシンメトリカルAWDレイアウトに統合することで、優れた重量バランスと低重心を実現しています。

 e-BOXERのほかに、2.5リッター水平対向4気筒ガソリンエンジン搭載車もラインナップされています。ガソリン車は184馬力/239Nmとなっており、バランスの良いAWD車として定評があります。なお、組み合わせるトランスミッションは、全車「リニアトロニック」と呼ばれるCVTです。

 新型RAV4のボディサイズは、全長4600mm×全幅1855mm(アドベンチャーは1865mm)×全高1685mm、ホイールベース2690mmとフォレスターに比べて全幅が大きく、見た目も大柄に見えます。

 最低地上高は190mmから200mmを確保。最小回転半径5.5m(アドベンチャーは5.7m)となっており、街乗りにおける扱いやすさに加え、ラフな道などの走破性にも期待できます。

 新型フォレスターのボディサイズは先代からやや大きくなったもののさほど拡大しておらず、全長4625mm×全幅1815mm×全高1715mm(X-BREAKは1730mm)、ホイールベース2670mm。最低地上高は220mmと余裕があり、取り回し性の良さに効く5.4mという小さめの回転半径を持ったSUVです。

 なお、初代フォレスターからラインナップされていたターボエンジン搭載車は、新型では用意されていません。同時に、先代まで設定されていたMT車もなくなりました。

■充実した安全運転支援システムと四駆性能

 RAV4とフォレスターは、ともに最新のSUVらしく安全運転支援装備が充実しています。

 RAV4は安全運転支援装備として「Toyota Safety Sense」を搭載し、レーントレーシングアシスト/プリクラッシュセーフティ/レーダークルーズコントロール/オートマチックハイビーム/ロードサインアシストが全車に標準装着となっています。

 フォレスターは車両の0次安全性の高さをアピール。アイポイントが高いため見晴らしがよく、ピラー形状が最適化されていることにより死角が減り、優れた外部視界性を確保しています。

 また、ドライビング時の疲労を軽減する目的として、シートの形やクッションの素材を最適化しました。

 安全運転支援システムとして「歩行者保護エアバッグ」と「アイサイト」を全車に標準装備。緊急時のみならず、あらゆるシーンで安全で愉しいドライブを提供するスバルの総合安全の考え方のもと、クラストップの安全性能を実現しています。

 さらに、ドライバーの居眠りやわき見運転を検知する「ドライバーモニタリングシステム」を、スバル車として初搭載しました。

 RAV4とフォレスターを比べると、4WDの性格はやや異なることが分かります。

 RAV4のハイブリッド車の4WDは、おもに前輪を駆動するハイブリッドシステムで、後輪に駆動トルクが必要になったときに、即座にリアモーターがアシストする生活四駆といえる4WDシステムです。

 一方、e-BOXERを搭載するフォレスターは、水平対向エンジンによるシンメトリー駆動系レイアウトに電気モーターをコンパクトに組み込んで、伝統の4WDによる操縦性や走破性の高さをアピールしています。

 また、フォレスターには四駆性能をさらに向上させる「X-MODE(エックスモード)」と呼ばれる機構が搭載されて、これまでの1モードから2モードに変更され、深い雪やぬかるみなどのハードな状況でも脱出できる設定が追加されました。

 RAV4により本格的な4WD性能を求めるのであれば、ガソリンエンジンのアドベンチャーとG Zパッケージに搭載される「ダイナミックトルクベクタリングAWD」があります。

「ダイナミックトルクベクタリングAWD」の特徴は、走行状況に応じて、前後トルク配分にだけではなく後輪トルクを左右独立で制御することにより、旋回時の車両安定性を高める「トルクベクタリング機構」にあります。

 また、四輪駆動が不必要な場合には「ディスコネクト機構」により、プロペラシャフト前後で動力伝達を切断することで燃費が向上され、燃費性能がアップします。

 RAV4の「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は、世界で初めて採用された新技術として注目されています。

 価格(消費税込)は、RAV4が260万8200円から381万7800円、フォレスターが280万8000円から309万9600円となります。

※ ※ ※

 RAV4とフォレスターは、それぞれ違った部分に強みがあるので、購入するときには違いを考慮して選択するのが良いでしょう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

外装のアクセントカラーは460億通り! 「ベントレー・コンチネンタルGT」オプションの無限の可能性
外装のアクセントカラーは460億通り! 「ベントレー・コンチネンタルGT」オプションの無限の可能性
LE VOLANT CARSMEET WEB
日産「崖っぷち」からの大逆転なるか? 800億円赤字、工場閉鎖…「技術の日産」再興でスバル化戦略? e-Powerの未来どうなる
日産「崖っぷち」からの大逆転なるか? 800億円赤字、工場閉鎖…「技術の日産」再興でスバル化戦略? e-Powerの未来どうなる
Merkmal
東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
東京ガス、EV充電サービス「EVrest」に新料金メニュー…充電器ごとの柔軟な設定が可能に
レスポンス
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
【RQ決定情報2025】スーパーフォーミュラの新チームをサポートする『KDDIレースアンバサダー』のメンバーが発表
AUTOSPORT web
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ホンダe:HEVと日産e-POWER 元エンジニアが判定「長所」と「短所」をガチで比べるとどっちがいいの?
ベストカーWeb
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
「マイクロバス」はトヨタの商品名だと知ってた? 60年以上むかしのトラック「ダイナ」ベースのバスがとってもおしゃれ! 昭和懐かしのクルマを紹介します
Auto Messe Web
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
ユーザーがクルマの「リコール」を放置すると車検に通らない場合も! そもそも「リコール」ってどんな場合に出されるもの?
WEB CARTOP
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
ママチャリとロードバイクが合体!? トップチューブレス設計のスポーツバイク「ママチャリロード2」発売
バイクのニュース
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
2025年2月の新車販売ランキング、スペーシアが2位浮上 N-BOXはトップ変わらず
日刊自動車新聞
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
ホンダ「WR-V」一部改良! 高級インテリア採用&精悍すぎる「ブラックスタイル」登場! 値上げ実施も“全車250万円台以下”をキープ!
くるまのニュース
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
テストでは最多周回を走り込んだメルセデス。弱点の克服を実感「開幕戦には完全な準備ができたマシンを持ち込む」
AUTOSPORT web
ジャガーは何をやろうとしているのか 1900万円の新型EV、狙いは? 独占インタビュー
ジャガーは何をやろうとしているのか 1900万円の新型EV、狙いは? 独占インタビュー
AUTOCAR JAPAN
レクサス最新「“5人乗り”コンパクトSUV」に注目! リッター「28キロ」走る“最安&最小”な「LBX エレガント」がスゴイ! “豪華内装×特別カラー”など気になる仕様とは?
レクサス最新「“5人乗り”コンパクトSUV」に注目! リッター「28キロ」走る“最安&最小”な「LBX エレガント」がスゴイ! “豪華内装×特別カラー”など気になる仕様とは?
くるまのニュース
タカラトミーが Juju 選手とパートナー契約…スーパーフォーミュラマシンに「TOMICA」のロゴ
タカラトミーが Juju 選手とパートナー契約…スーパーフォーミュラマシンに「TOMICA」のロゴ
レスポンス
2025年2月の外国メーカー車販売、前年比3.6%増の1万8601台 2カ月連続プラス VW増加で底上げ
2025年2月の外国メーカー車販売、前年比3.6%増の1万8601台 2カ月連続プラス VW増加で底上げ
日刊自動車新聞
【中国】約200万円! トヨタ新型「bZ3X」25年3月発売に反響多数! 「RAV4より広くて快適そう」「価格安すぎ」「先進運転支援システムが気になる」の声も! 新たな「bZシリーズ」登場!
【中国】約200万円! トヨタ新型「bZ3X」25年3月発売に反響多数! 「RAV4より広くて快適そう」「価格安すぎ」「先進運転支援システムが気になる」の声も! 新たな「bZシリーズ」登場!
くるまのニュース
トヨタ「アルファード」でスポーツVIPを表現! 愛車に「リンファード」と名付けた理由は給油口を見れば納得…実は家族愛あふれる1台でした
トヨタ「アルファード」でスポーツVIPを表現! 愛車に「リンファード」と名付けた理由は給油口を見れば納得…実は家族愛あふれる1台でした
Auto Messe Web
黒いトヨタのエンブレムがカッコいい! ヤリス&ヤリス クロスに特別仕様車「Z“URBANO(ウルバーノ)”」が登場。
黒いトヨタのエンブレムがカッコいい! ヤリス&ヤリス クロスに特別仕様車「Z“URBANO(ウルバーノ)”」が登場。
くるくら

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168 . 0万円 251 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

50 . 0万円 585 . 5万円

中古車を検索
トヨタ RAV4 Lの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

168 . 0万円 251 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

50 . 0万円 585 . 5万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村