現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アウディがピュアEVの新世代ラグジュアリースポーツバック「A6 e-tronコンセプト」を上海モーターショー2021で発表

ここから本文です

アウディがピュアEVの新世代ラグジュアリースポーツバック「A6 e-tronコンセプト」を上海モーターショー2021で発表

掲載 更新 1
アウディがピュアEVの新世代ラグジュアリースポーツバック「A6 e-tronコンセプト」を上海モーターショー2021で発表

アウディの“e-tron”シリーズの拡充が止まらない! 今度はラグジュアリークラスの「A6 e-tronコンセプト」が登場。基本骨格に新世代の「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」を採用

 独アウディは2021年4月19日(現地時間)、上海モーターショー2021(4月19日~28日)においてピュアEVの新世代ラグジュアリースポーツバック「A6 e-tronコンセプト」を初公開した。

アウディが新世代EVの第3弾「Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron」を初公開

 近い将来のEV時代におけるプレアミムスポーツバックの姿をアウディ流に表現したA6 e-tronコンセプトは、アウディが主導してポルシェと共同開発した新世代のEV用プラットフォーム「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」を採用する。PPEは2022年後半から大型セグメントで、その後はミッドサイズセグメントでも導入する計画で、市販版のA6 e-tronもこの中に含まれている。

 エクステリアに関しては、ダイナミックなプロポーションにエレガントなライン、そしてアウディブランドの特徴であるファストバックデザインを、新解釈で具現化したことが特徴である。ボディサイズは全長4.96×全幅1.96×全高1.44mと、現行のA6およびA7シリーズとほぼ同寸に設定。空力特性も重視し、空気抵抗係数(Cd値)は0.22という優秀な数値を実現した。

 各部のアレンジにも徹底してこだわる。フロント部は密閉された大型のシングルフレームグリルに、ドライブトレインやバッテリー、ブレーキを冷却するための左右エアインテーク、フロントエンドの側面にまで伸びるフラットなヘッドライトベゼルなどを配備して、印象的なマスクを演出。また、サイドビューは流麗なラインを描く前後ピラーとルーフ、大きく傾斜したリアサイドウィンドウ、彫刻的な造形のロッカーパネルで接続した前後ホイールアーチ、22インチの大径ホイールと短いオーバーハング、フラットなキャビン部などによって、スポーツカーを連想させる優美なプロポーションを具現化する。ドアミラーには高性能カメラをベースとするバーチャルエクステリアミラーを装着した。そしてリアセクションは、空気の流れを切り裂くかのようなシャープな造形の後端部に、スポイラーエリアと統合した大型ディフューザーのエアアウトレット、フラットでスリムにアレンジしたリアコンビネーションランプなどを採用して、未来的かつ印象深い後ろ姿に仕立てる。一方、ボディカラーにはクルマの立体感と奥行きの深さを強調すると同時に、車室内の温度上昇を抑えてエアコンなどエネルギー消費の抑制に寄与する新規開発色の“Heliosilver(ヘリオシルバー)”を導入。さらに、フロントライトにデジタルマトリクスLED、リアコンビネーションランプにデジタルOLEDテクノロジーを組み込むとともに、ボディ側面にはドアを開くと地面が光のステージに変化する3基の高解像度LEDプロジェクター、ボディ四隅にはターンシグナルを地面に投影する4基の高解像度LEDプロジェクターを配し、革新的なライティングテクノロジーを実現した。

 パワートレインについては、トータル最高出力350kW/最大トルク800Nmを発生する2基のモーターを前後に配したクワトロドライブシステムのほか、リアアクスルのみにモーターを配した1モーター形式の後輪駆動システムを設定。前後アクスル間に搭載した駆動用バッテリーは約100kWnの大容量を確保し、しかもEV用に特化した新設計のPPEを採用した効果で、フラットかつ効率的にバッテリーをレイアウトする。性能面では、最上位のハイパフォーマンスモデルが0→100km/h加速4秒未満、エントリーモデルでも同7秒未満を実現。また、航続可能距離は最大700km超を成し遂げる。一方、サスペンションは前5リンク式/後マルチリンク式で構成したうえで、EVの特性に合わせた最適セッティングを実施。さらに、アダプティブダンパーを備えたアウディエアサスペンションも組み込んだ。

 充電システムに800V技術を新導入したことも、A6 e-tronコンセプトの注目点だ。最大出力270kWの急速充電器を利用すれば、短時間で大容量バッテリーの充電が可能。300km以上走行できるレベルまでバッテリーを充電するのに必要な時間は約10分で済み、また25分以内でバッテリー容量を5%の状態から80%まで充電できるという。なお、この新充電システムは、PPEとともにミッドレンジおよびラグジュアリーセグメントの量産車に順次導入していく予定だ。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
AUTOSPORT web
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
motorsport.com 日本版
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
くるまのニュース
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
バイクのニュース
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
AUTOSPORT web
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
AUTOSPORT web
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
AUTOCAR JAPAN
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
レスポンス
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
ベストカーWeb
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
ベストカーWeb
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
Auto Messe Web
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
WEB CARTOP
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
motorsport.com 日本版
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
AUTOSPORT web
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
AUTOSPORT web
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
AUTOCAR JAPAN
「6リッターV12エンジンで6段MT」乗れるのは2人!?  衝撃の激レア英国車デビュー!
「6リッターV12エンジンで6段MT」乗れるのは2人!? 衝撃の激レア英国車デビュー!
乗りものニュース

みんなのコメント

1件
  • 中華専用ブランドに成り下がった。日本国内では相変わらず底中層の憧れの的になるんだろうね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村