ダイハツから東京オートサロン出典予定だった4台
text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)
【画像】コペンやジムニー……過去のオートサロンにもユニークなモデルが【現地より】 全77枚
editor:Taro Ueno(上野太朗)
クルマ好きにとって、年始の定番イベントであった東京オートサロン。
しかし、2021年は新型コロナウイルスの流行の影響で残念ながら中止という形となってしまった。
いっぽう、オンラインイベントとしては予定通り開催されるということもあり、各メーカーともに気合いの入ったカスタマイズカーを続々発表している。
そんななか、特に注目を集めたのが、ダイハツが発表したカスタマイズカーたちだ。
毎年、ダイハツはオートサロンに気合いと夢の詰まったカスタマイズカーを送り込んでいる。今年は特にエッジの効いた車両を発表してきたのである。
ダイハツ・コペン・スパイダーVer.
まず始めに紹介するのは、ダイハツのイメージリーダー的存在でもあるオープン2シーターモデルのコペンをベースとしたカスタマイズカー。
コペンと言えば過去にクーペスタイルのカスタマイズカーをオートサロンで発表したところ、あまりに反響が大きかったため、2018年に200台限定で実際に販売されたという過去を持つモデル。
そんなコペンベースのカスタマイズカーは、クーペとは真逆に屋根を全て取り払った「スパイダー」だ。
Aピラーも短く切り詰めウインドウディフレクターを備えたスタイルは、往年のレーシングマシンを彷彿とさせるスタイル。
丸目ライトを備えたコペンセロがベースと思われる。
前後バンパー形状は専用のものとなっており、このデザインのバンパーだけでも市販して欲しいと思ってしまうクオリティに仕上がっている。
ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.
コペンスパイダーと同様に、本来であれば備わっているハズのルーフをカットオフしたモデルが発表された。
こちらのベースとなったのは、なんと軽トラックのハイゼット・ジャンボである。
実は、りんごやなし、ぶどうなどを生産する果樹園では、広い敷地内で効率よく収穫するために軽トラックが使われているのだが、これらの果樹は背が低く通常の軽トラックではルーフが当たってしまい、果実や木にダメージを与えてしまう。
そのため、敷地内限定で使用するためにルーフをカットして全高を低めた軽トラックが活用されているのだ。
といってもルーフがない軽トラックが市販されているわけではなく、中古の軽トラックの屋根を切り飛ばすというなんともワイルドな方法で作られている。
それをモチーフにしたのがこの「ハイゼット・ジャンボ・スポルツァVer.」ということになる。
コペンスパイダーと同じようにフロントにはウインドウディフレクターが備わり、荷台部分はキャビンと同じ高さになるように嵩上げがなされていて非常にスポーティーな印象。
フロントバンパーもイタリアのスーパーカーを思わせる大きな開口部を持つものに変更されている。
また、ボディ左サイドには3本出しのマフラーが備わっており、3気筒エンジンからスムーズな排気がなされるように考慮されているようだ。
そして極めつけはボディサイドに貼られた「60」のゼッケンと「ラグナ青果」の屋号だ。
「60」は昨年11月でハイゼットが生誕60周年を迎えたこと。そして「ラグナ青果」はアメリカにあるサーキットであるラグナ・セカから採られたことは明白である。
ダイハツ・ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.
流行りのキャンパー&アゲ系もしっかり抑える
もう1台のハイゼットのカスタマイズカーは、スポルツァVer.とは打って変わってクラシカルな雰囲気の「ハイゼット・ジャンボ・キャンパーVer.」だ。
こちらは荷台部分をテントのように使用することで、行った先がすぐにベースキャンプになるというもの。
マニア的には2代目ハイゼット・トラック(当時はハイゼット・キャブ名義)を彷彿とさせるフロントマスクが気になるところ。
ヘッドライトやウインカーはLEDとなり、グリルもイルミネーション化されているものの、2代目モデルの特徴を良く捉えており、こちらもキット化されれば人気が出そうな雰囲気となっている。
ダイハツ・タフト・クロスフィールドVer.
そして新たな軽SUVとして人気を集めているタフトをベースとし、よりオフロード志向を強めたのが「タフト・クロスフィールドVer.」となる。
今、流行の兆しを見せている「チョイアゲ系」カスタムで、大径のオフロードタイヤやグリルガード、ウインチなどが追加されていることが確認できる。
また、バンパーとともにフェンダー形状も一新されている。オフロードタイヤのトレッド面が良く見えるワイルドなものになっているが、写真で確認する限り全幅の変更はなさそう。
この辺りはさすが軽自動車のリーディングカンパニーであるダイハツといったところだろう。
このように魅力的なカスタマイズカーを多数用意していたダイハツだけに、オンラインでの発表だけではなく、実際に実車を見るチャンスが訪れることを期待したい。
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みんなのコメント
ただ、幌くらいは無いとしんどいな(ゲンドウポーズ)