現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「エンジンの上で4匹生まれた!」クルマ乗る前は「猫バンバン」必須? 毎年起こるトラブルに注意

ここから本文です

「エンジンの上で4匹生まれた!」クルマ乗る前は「猫バンバン」必須? 毎年起こるトラブルに注意

掲載 更新 6
「エンジンの上で4匹生まれた!」クルマ乗る前は「猫バンバン」必須? 毎年起こるトラブルに注意

■猫の命を奪いかねない!? エンジンルームの猫に注意

 クルマと動物にまつわるトラブルには、ペットを飼っているドライバーが悩まされる車内の臭いや抜け毛などがありますが、ペットのいない人も気をつけたいトラブルとしてエンジンルームに猫が入ってしまうことが挙げられます。

車の安全機能が猫に誤作動!? 歩行者守るボンネットの修理に20万円かかる理由とは

 猫の命を守るためにもエンジン始動前に気をつけたいものですが、そもそもなぜ猫はエンジンルームに入ってしまうのでしょうか。

 猫がエンジンルームに入るトラブルは毎年一定数起こっています。

 ロードサービスを展開するJAFによると、2018年の1月に猫がクルマに入り込んだことで起こったトラブルによって、JAFが出動した件数は19件発生。翌2019年1月には同じ理由で25件出動したといいます。

 2019年1月のデータで見ると、動物が入り込んでしまったことによるトラブルは猫以外の動物も含めた件数で27件を記録したということなので、すべての動物のうち9割以上を猫が占めた計算となります。

 猫がエンジンルームに入ってしまう理由について、JAFは次のように説明します。

「猫は暖かい場所だけでなく狭い場所も好みます。駐車しているクルマのエンジンルームは風雨が入りにくく、そのうえ暗く狭い空間で、警戒心の強い猫にとっては安心できるようです。

“暖かいから”という理由だけではないことからか、2018年と2019年でともに沖縄県での要請もありました。そのため、冬だけでなく1年を通してご注意ください」

※ ※ ※

 JAFによると、過去の出動依頼のなかには「エンジンルーム下部のアンダーカバーの上に猫が4匹生まれていた」というものもあったといいます。

 猫がエンジンルームに入ったままエンジンを始動させてしまうと、エンジンベルトに巻き込まれる場合もあり、大変危険です。

 寒い時期はもちろん、それ以外の季節であっても、乗車前にはエンジンルームを叩くことなどを実践して、猫の命を守りましょう。

■クルマの発進時は猫以外にも注意? 事故を防ぐためにやるべきこととは

 クルマを発進させるとき、気をつけるべきものは猫だけに限りません。クルマの死角に隠れた子どもにも、十分に注意する必要があります。

 JAFは、過去に駐車スペースからミニバンに乗ったドライバーがバックで出ようとしているシチュエーションを、動画でシミュレーションしています。

 動画内では、ドライバーがバックモニターを見て後方を確認しながらハンドルを右に切って後退しようとしています。

 しかし、モニターに気を取られるあまり、クルマの左側を前方から通り抜けようとしていた子どもに気づかず、危うく接触しそうになる描写があります。

 バックモニターはクルマの側方を映すことはできないので、バックモニターだけを見て後退することは危険です。

 JAFは、駐車場内で気をつけるべき点について、「とくにミニバンやSUVのような車体の大きなクルマは死角も大きく、背の低い子どもは見落としがちになります。

 駐車場では子どもの存在に十分注意して、バックする際はバックモニターだけでなく、ミラーや目視でも確認するようにしましょう」と呼びかけています。

 また急いで出発しようとすると、最初からクルマのそばにいた子どもに気づくこともできず、最初から防げるはずだった事故も起こしてしまう可能性があります。

 クルマを発進させるときは、慌てずクルマの周囲の安全確認を十分におこない、猫や子どもなどに注意して操作しましょう。

こんな記事も読まれています

パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
パワフルなエンジン、卓越した走行性能と上質なインテリアを備えた美しいクーペ これ以上何を望む?「メルセデスAMG CLE 53」
AutoBild Japan
深刻なバスドライバー不足! 「お客様は神様」精神を捨てて、欧米の合理的価値観に切り替えるのが本当に正しいのか?
深刻なバスドライバー不足! 「お客様は神様」精神を捨てて、欧米の合理的価値観に切り替えるのが本当に正しいのか?
Merkmal
日産の「S13型シルビア」なぜ人気? デートカー&走り屋御用達… “ヤングタイマー”なクルマの魅力とは
日産の「S13型シルビア」なぜ人気? デートカー&走り屋御用達… “ヤングタイマー”なクルマの魅力とは
くるまのニュース
久々の優勝もマクラーレンはまだまだ慎重。ステラ代表「レッドブルと互角に戦うためには、もう1回アップデートが必要」
久々の優勝もマクラーレンはまだまだ慎重。ステラ代表「レッドブルと互角に戦うためには、もう1回アップデートが必要」
motorsport.com 日本版
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]まずはスピーカーを換え、可能なら最新ナビorアンプDSPを追加!
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]まずはスピーカーを換え、可能なら最新ナビorアンプDSPを追加!
レスポンス
初見殺しの難所「海老名JCT」どう攻略!? 東名・圏央道・小田原厚木道路の「謎分岐」に翻弄される人々 鬼門の「厚木IC」とは
初見殺しの難所「海老名JCT」どう攻略!? 東名・圏央道・小田原厚木道路の「謎分岐」に翻弄される人々 鬼門の「厚木IC」とは
くるまのニュース
目指せ100色! 電動モビリティブランドWOが「wonkey」のニューカラーとハイパワーモデルを発売
目指せ100色! 電動モビリティブランドWOが「wonkey」のニューカラーとハイパワーモデルを発売
バイクのニュース
マクラーレン アルトゥーラ/アルトゥーラ スパイダー【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
マクラーレン アルトゥーラ/アルトゥーラ スパイダー【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【SCOOP!!】ヤマハWRが200ccの水冷DOHCで復活?! 本格オフのWR200Rとモタード版WR200Xを大胆予測!!
【SCOOP!!】ヤマハWRが200ccの水冷DOHCで復活?! 本格オフのWR200Rとモタード版WR200Xを大胆予測!!
WEBヤングマシン
トヨタ新型「エスティマ」!? 斬新「タマゴ型」×スポーティデザインが超カッコイイ! 「超静音モデル」化予想のCGが公開
トヨタ新型「エスティマ」!? 斬新「タマゴ型」×スポーティデザインが超カッコイイ! 「超静音モデル」化予想のCGが公開
くるまのニュース
カワサキ「Ninja 650」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
カワサキ「Ninja 650」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
メインスペースは大きなボックスシート! フルフラットへの切り替えも簡単なトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
メインスペースは大きなボックスシート! フルフラットへの切り替えも簡単なトヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
国産車にない[大胆デザイン]で登場!! ヒョンデの実力がスゴイぞ! これからのクルマに必要な事って?
国産車にない[大胆デザイン]で登場!! ヒョンデの実力がスゴイぞ! これからのクルマに必要な事って?
ベストカーWeb
GRヤリスがついに240万円に!? [本当の]GRヤリス購入に注意したいコト
GRヤリスがついに240万円に!? [本当の]GRヤリス購入に注意したいコト
ベストカーWeb
プライベーターのポルシェが首位躍進。トヨタ2台はペナルティで相次ぎ後退【WEC第3戦スパ/前半レポート】
プライベーターのポルシェが首位躍進。トヨタ2台はペナルティで相次ぎ後退【WEC第3戦スパ/前半レポート】
AUTOSPORT web
【途中経過】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝3時間後
【途中経過】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝3時間後
AUTOSPORT web
[新常識]走行距離の短すぎはキケン!? マジでオススメの意外すぎる[良品車]って?
[新常識]走行距離の短すぎはキケン!? マジでオススメの意外すぎる[良品車]って?
ベストカーWeb
マルティンが独走でポール・トゥ・ウイン。バニャイアはスプリントで2連続リタイア/第5戦フランスGP
マルティンが独走でポール・トゥ・ウイン。バニャイアはスプリントで2連続リタイア/第5戦フランスGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

6件
  • 無責任なヤツらがエサばら捲いて増え過ぎてるのも原因のひとつだよね。
    居場所探して暖かい所に入り込む。
    エサやってネコ集めてるヤツらは連れて帰って世話してやれよ。
  • 安易に猫バンバンを推奨するのはどうなんだ!?

    臆病な猫はかえってエンジンルームの奥に入り込むらしいぞ。

    それより駐車場で猫を見かけても心を鬼にして冷たくあしらう方が良い。

    やさしくしたら絶対寄ってくるからな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村