マセラティがブランド初のEVも投入する新型グラントゥーリズモをチラ見せ。縦長ライト＆秘密はCピラーにあり？

マセラティは6月11日、開発を進める新型「グラントゥーリズモ」を初公開。同時にブランド初となる100％電動車を設定することも明らかにされた。
 
豪奢なパーソナルカーをラインナップしてきたマセラティだが、先代グラントゥーリズモが生産を終えてからは、スーパースポーツの「MC20」を除けばサルーンとSUVのみという展開となっていた。今回、プロトタイプが初公開されたことで、新型グラントゥーリズモの後継車の登場が正式に告知されたかたちだ。
 
現在、テスト車両は最終的なセッティングを詰めるため、公道及びサーキットでの走行試験を実施中。そのデザインは擬装ラッピングによって隠されているが、全体のフォルムは長いフロントノーズとコンパクトなキャビンという古典的な美しさを持つものだ。
 
スタイリングの細部を見ていくと、ヘッドライトは先代の横長な形状から縦長に変更されており、フロントマスクはMC20と共通のイメージになるようだ。一方で、ロワーバンパー両サイドに配された三角形のエアインテークは先代グラントゥーリズモの後期型と類似した形状で、高級GTの血統もしっかり受け継いでいる模様。また、太い縦ルーバーが特徴のフロントグリル中央には、大型のトライデントロゴが与えられている。サイドでは、Cピラー周りが厳重に擬装されており、ここにスタイリングを決定づけるデザイン要素が隠されているのかもしれない。
 
マセラティとして初めてのフルEVがラインナップされるという以外、パワートレーンについての情報はないが、多くのメディアはトリプルモーターの強力なEVに加え、純粋な内燃機関モデルも設定されると予想。後者はMC20の3.0L V6ツインターボ（MC20では630PS/730Nmを発生）と8速デュアルクラッチトランスミッションを搭載するといわれる。
 
今後、本年中の実車公開を経て、来年に販売開始というのが想定されるスケジュール。さらに、コンバーチブルの新型「グランカブリオ」もラインナップされるようだから、引き続きモデナからの追加情報に注目していきたい。

Comments

カッコ良くなければマセラティではありません。
メッチャかっこいいやつを期待してます。
買えないけど・・・
でもホントこの車を乗りこなすような人になりたいです。仕事頑張ろ。