国産車に慣れていると間違えがちなポイントもある
日常的に使うのであれば圧倒的に使い勝手に優れる国産車。小物入れの多さやシートアレンジの豊富さ、そしてコストパフォーマンスも国産車は非常に高いレベルにあるといえるだろう。
優雅に「見せてるだけ」で意外と面倒くさい! 超高級車乗りの知られざる「苦労」とは
しかし、輸入車が持つ独特の雰囲気やお国柄が色濃く出る乗り味、そしてその希少性など、クルマ好きの興味を引き付けて離さない部分もあるのもまた事実。
そこで、いざ輸入車を所有したときに戸惑わないように、輸入車にありがちな注意点をピックアップしてお伝えしよう。
1)ワイパーとヘッドライトスイッチの位置
国産車は基本的にウインカーレバーがステアリングの右側、ワイパーレバーがステアリングの左側に備わるのが一般的だ。しかし、輸入車はウインカーレバーとワイパーレバーの位置が左右逆になる。
これは輸入車には左ハンドルが多いため……ではなく、たとえば右ハンドル圏のイギリス車であってもウインカーレバーが左でワイパーレバーが右となるのだ。
じつはこれ、ISO(国際標準化機構)の規格で定められているもので、輸入車の多くはこの規格に準拠しているため。一方の国産車は、JIS(日本工業規格)の規格に準拠しているため逆になっているというワケなのである。
日本と海外では基準が異なるためハイオクは「指定」となる
2)ガソリン燃料の種類
ガソリンにはレギュラーとハイオクがあることはご存知だと思うが、国産車ではベーシックカーなどはレギュラーガソリン、高級車やスポーツカーなどはハイオクガソリンとなっている印象が強いだろう。しかし、輸入車はどんなにベーシックなモデルであってもハイオク指定であることがほとんどだ。
さらに国産車のハイオクガソリン仕様の車種は、ハイオクガソリンが入手できない場合はレギュラーガソリンも使用できるようになっているが(一部ハイパフォーマンスカーはNG)、輸入車はハイオクガソリンが“指定”となっている。
これはなにも輸入車がハイパフォーマンスなエンジンを搭載しているわけではなく、そもそも日本と海外でハイオクとレギュラーを区別するオクタン価にそもそも違いがあるため。
日本ではレギュラーガソリンはRON89以上、ハイオクガソリンがRON96以上となっているが、イタリアではレギュラーがRON95、ハイオクがRON98以上となっており、現地ではレギュラー仕様であっても、日本の規格ではレギュラーではオクタン価が足りず、やむなくハイオク指定となってしまうのである。
3)部品の供給問題
正規ディーラーが存在するような輸入車メーカーの車両であれば、よほど古いモデルでもない限りは、定期的なメンテナンスで必要となる部品類がない、という事態は起こらない。
しかし、滅多に壊れることがない部分のトラブルや、事故などで損傷箇所が広範囲に渡るようなケースでは、部品が入荷するまでに時間を要する可能性がある。
なぜなら輸入車は海外で生産されており、当然ながら部品の生産も海外が中心。日常的に使用する消耗品であれば日本国内で在庫をストックしているが、使用頻度の低いパーツや場所を取る大型の外装部品などはスペースの都合上、多くの在庫を持たないケースも少なくない。
となると、必要な部品を海外から取り寄せることになるため、部品が届くまで時間を要する可能性が高いのだ。そのため、事故のときなどはしっかり代車が出るような保険契約をすることをオススメしたい。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「コンパクトSUV」発表! 驚きの”レクサス顔”に進化!? 顔面刷新の”最売れモデル”「カローラクロス」亜で登場
日本の平均年収約458万円!? 「ポルシェ“911”は買えないのでしょうか。」 最低必要な年収はどのくらいなのか
3500万円! 日産が新型「GT-R」実車展示! 存在感スゴい「最強仕様」がNYに登場! 進化した「新デザイン」採用に反響あり
レクサス最上級ミニバン「LM」に待望の6座仕様の“バージョンL”を追加! 価格は1500万円から。
トヨタ新型「ヤリス」公開! めちゃ「スポーティ」で“ビッグ”な「Gリミテッド」! 精悍エアロの「コンパクトマシン」馬で登場
みんなのコメント
それよりも国産車では経験したことのない不具合に出会えることかな。
思わず「たっけー!」とつぶやいてしまうメンテナンス費用もおまけについてくる。
これらを全部受け入れて初めて輸入車を愛せるんだよね。