■国内でも登場予定の新型「クラウン」に期待 「延期」懸念の声も
トヨタ北米法人は、2024年2月10日から19日まで米国イリノイ州で開催の「シカゴ オート ショー 2024」に新型「クラウンシグニア」を展示しました。
日本では「クラウンエステート」として2024年央(当初は2023年度内)の発売を予定しているモデルということもあり、注目が集まっています。
【画像】超カッコイイ! これが新型「クラウン シグニア」です(50枚以上)
新型クラウンシグニアは16代目の新型「クラウン」シリーズ第2弾モデルとして、2023年11月15日に米国で発表されました。同市場では2024年夏に発売される予定です。
トヨタ北米法人によれば、クラウンシグニアの名称は「記章(signature)」に由来しているといい、大胆な新時代へラインナップの革新性、創造性、成果を表現するサインとして位置づけられるとしています。
ボディはステーションワゴンのような流麗なデザインに、車高が高くSUVらしいスタイリングを組み合わせ、北米ラインナップの中型モデルをなす新モデルらしい存在感のあるものです。
フロントデザインは最新のハンマーヘッドモチーフを採用しましたが、ハニカム形状の幾何学的なロアグリルがクラウンシグニア独自の意匠です。
サイドは流れるようなルーフラインや洗練されたキャビンデザインが都会的な印象をもたせますが、大きく膨らんだ前後フェンダーやブラックアウトされたアーチモールなどがSUVらしさも演出しています。
インテリアは直線基調のインパネなどがクラウンシリーズ共通であるものの、広大なラゲッジスペースを持つことが特徴です。
フルフラット時には最大6.5フィート(約198cm)の荷物を積むことができ、後席背もたれ部を前に倒した際には、前席との間に展開するフラップを設け、隙間を埋める機構を採用。電動リアゲートや後席ワンタッチ格納機能なども装備しています。
後席では、エアコン吹き出し口やシートヒーターに加え、カップホルダー、充電用USB端子などが装備され、助手席肩口のシート操作スイッチも設けており、乗員全員がくつろげる空間を実現するための機能が採用されました。
北米仕様車のパワートレインは、システム最大出力243馬力を発揮する2.5リッター直列4気筒ガソリンに2基のモーターを組み合わせるハイブリッドで、駆動方式は4WDのみが設定されます。
先進運転支援システムとしては、最新の「トヨタ セーフティ センス 3.0」が採用され、歩行者検知機能付きプリコリジョンシステムやステアリングアシスト付き車線逸脱警報、運転状況の先読みアシストを行うプロアクティブ ドライビング アシストなどが搭載されます。
新型クラウンシグニアのグレードは「XLE」「リミテッド」の2タイプが用意されますが、現地価格は明かされておらず、夏の正式発売を前に詳細情報がアップデートされるとみられます。
日本でも展開予定のモデルということもあり、SNSなどではクラウンシグニア・クラウンエステート両モデルに関する投稿が、今でも多くみられます。
「クラウンシグニア、とても良いね」「カッコイイな」「クラウンエステート意外と好きかも」など、デザインについて評価するコメントが見られます。
また、「内装も十分高級感あっていいと思います」とインテリアの仕立てを評価する人や、「新しいものを考えていくのは素敵」「こんなのクラウンじゃないっていうけど、素直に良い車だし、これからの時代のトヨタが造る高級車なんだと思います」と新たなクラウンのデビューを歓迎する声も。
一方で、「クラウンエステートは発売開始が先延ばしになったしなぁ」「クラウンエステート買おうかなぁ。でも7月以降に延期になったし、どうしようかな」と、国内では販売が延期されたことに懸念を抱く人もいるようです。
なお、新型クラウンエステートの延期理由については、トヨタは「お客様へより良い商品をお届けできるよう、更なる車両の作り込みを行っております」としています。
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