伝説のホンダF1マシンの”排気ガス”一番搾りを缶に封入！ HRC究極のメモラビリア……反響が大きければ一般販売の可能性も。欲しくないですか？

”ホンダ、F1初勝利から60年”

　その記念ロゴが印刷された缶が、F1 TOKYO FAN FESTIVALの会場にあった。これに入っているのは、ジューズでもコーヒーでもそしてビールでもない。ある”ガス”である。

　缶を裏返すと、「RB16B」「MP4/6」「RA272」と、何やら見慣れた文字が並んでいる。そう、RB16BはレッドブルRB16B、MP4/6はマクラーレンMP4/6、RA272はホンダRA272のこと……そしてそれぞれの缶には、これらのマシンに搭載されたホンダエンジンの排気ガスが詰め込まれているのだ。

匂いもモータースポーツの魅力

　モータースポーツの魅力は”音と匂い”と表現されることがある。その匂いを、ご自宅にいながらにして楽しむ……そんな時代がやってくるかもしれない。最近では、”秋葉原の空気”や”富士山の空気”などが、缶にして売られている。そのF1版とお考えいただければ分かりやすかろう。

　なおこの缶への拘りも半端ではない。普通に考えれば、大きな容器に暖気運転中のマシンの排気ガスを集め、それを缶に詰めればよい。しかし今回用意された缶はまさに”一番搾り”。マシンから排出された排気ガスを、直接缶に封入しているのだ。

　実際RB16Bの缶は、F1 TOKYO FAN FASTIVALの会場内で、『Red Bull Showrun x Powered by Honda』のデモランに向けて暖気するレッドブルRB16Bから出た排気ガスを封入。まさに採れたての状態であった（今採ってくるから10分待ってて！　とホンダの方に言われました）。

　残念ながらこれは試作品であり、すぐに販売が開始されるというわけではないという。しかし反響が多ければ、市販も考えると、HRC（ホンダ・レーシング）の渡辺康治社長も語っている。そして、F1以外にも二輪マシンや四輪の様々なカテゴリーのマシンの排気ガスを、缶に封入することだってできるらしい。

　この缶の商品化について、会場内にいた鈴鹿サーキットの担当者と話をしたところ、非常に乗り気だった……さて、皆さん欲しいですか？　皆さんの声が大きければ、商品化にグッと近付くことでしょう。そしていくらだったら買いますか？

　HRCはF1 TOKYO FAN FESTIVALの会場で、メモラビリア事業の始動を正式発表。この”排気ガス”缶もそのラインアップに入れば、まさに匂いで思い出に耽る……そんなこともできるだろう。

　なお事前に言っておくが、缶に入っているのは排気ガス”だけ”である。吸いすぎは身体には決してよくないはずなので、ほどほどに。

　ちなみにこの缶を3種類いただいたが、もったいなくて開けられない。どうしよう。

Comments

[tkc********]

私は欲しいです。
別に開封しなくても、缶のデザインにもくすぐられます♪
他の方から愚かと言われても私は欲しいです。

[sak********]

もちろん欲しい