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ロータス 全モデルのラインアップをリフレッシュ

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ロータス 全モデルのラインアップをリフレッシュ

エルシーアイは、「LESS MASS MEANS MORE LOTUS ~より軽く、よりロータスらしく~」のテーマに基づき、ロータス全モデルのラインアップをリフレッシュ。ニューモデルも含め2017年6月23日より、全国18の正規販売代理店にて販売開始する。

■価格改定と新モデル投入で買いやすくなった「エリーゼ」
新しいロータスのラインアップの中でも、最も大きな見直しが行なわれたのは「エリーゼ」だ。1995年に登場して以来、現代のライトウェイト・スポーツカーの代表的存在となっているエリーゼは、究極のライトウェイトを目指して開発され、最初期モデルの車重はわずか690kgしかなかった。

その後、法規制の関係や、より幅広いユーザー層への対応のため、様々な装備を充実させる方向での進化が続いていたが、それでもなお、まるで自分の体に羽が生えたかのように感じさせる圧倒的な軽快感と、ナチュラルなハンドリングは、多くのロータス・ファンの心を捉えて離さない。

そんなエリーゼのベーシックモデルに、原点回帰ともいえるスペックのモデルが新投入された。モデル名もシンプルにずばり「エリーゼ」としたこのモデルは、エアコン、オーディオ、フロアマットを外すなどして徹底的な軽量化を実施。これにより車両重量を約15kg軽くしている。

つまりコーリン・チャップマンの基本理念である「軽量であること」を貫きながら、最新のエリーゼと融合させたのが、この新しいベーシックモデルであり、そして最もエリーゼらしいエリーゼの誕生というわけだ。しかも嬉しいことに、価格は消費税込みで500万円を切る496万8,000円に抑えられている。

これまでエリーゼのボトムレンジだった「エリーゼ スポーツ」と「エリーゼ スポーツ 220」は、「エリーゼ スポーツ I(フェイズ1)」と「エリーゼ スポーツ 220 I」へと名称変更し、同時に価格を520万円と650万円に改定。さらにそれらを発展させた「エリーゼ スポーツ II(フェイズ2)」と「エリーゼ スポーツ 220 II」も、従来モデルより割安な550万8,000円と669万6,000円で追加設定された。これは従来モデル比では10万8,000円~52万4,000円も安くなった計算となる。

エリーゼのラインアップ充実はそれだけに止まらない。新モデルとして「スプリント」の名前も復活させたのだ。

「エリーゼ スプリント」と「エリーゼ スプリント 220」の2種が用意されたこのシリーズは、標準装備されているカーボンファイバー・バケットシート、新型軽量鍛造アロイホイールを始め、多くのカーボンファイバーパーツや、ポリカーボネート・ リアウィンドウの採用を合わせて、フェイズ1のエリーゼ スポーツ/エリーゼ スポーツ 220のシリーズ比で26kgもの軽量化を実現。こうした徹底した軽量化の追及によって、加速性能はより一層高められ、抜群のコーナリング性能を手に入れている。

価格はエリーゼ スプリントが626万4,000円、エリーゼ スプリント 220が745万2,000円に設定された。

■「スポーツ 380」と「カップ 380」が新設された「エキシージ」
「より軽く、より速く」というロータスの哲学を突き詰め、パフォーマンスを究極まで追求し た「エキシージ」は、まさに公道を走ることを許されたレーシングカーといえる存在だ。目的を絞り込んだ車だけに、もともとラインアップはシンプルな設定とされていた。

今回の見直しでは、従来モデルのうち「エキシージ スポーツ 350(クーペ/ロードスター)のみが継続販売となっている。一方、「エキシージS(クーペ/ロードスター)」と「エキシージS クラブレーサー」は、日本在庫の販売が終了した時点で廃止されることとなった。

代わりに投入されることになったのが、「エキシージ スポーツ 380」と「エキシージ カップ 380」の2機種。名前からも分かるように、3.5LのV6エンジンの最高出力を380PSまで引き上げられているのが、これらのモデルの最大の特徴だ。

エキシージ スポーツ 380は強大なエンジンパワーに加え、随所に採用されたカーボンパネルやポリカーボネイト製リアウィンドウ、さらに専用ホイールやバッテリーで軽量化されたボディによって、0ー100km/h加速はわずか3.7秒。トップスピードは286km/hに達する。

消費税込みの価格は1,123万2,000円。パドルシフト付6速オートマチックトランスミッションは、50万7,600円のオプション設定となる。

またエキシージ カップ 380は生粋のレーシングカーでありながら、圧倒的なエレガンスも兼ね備えた究極のエキシージとして、世界で60台の限定生産を予定している。

エキシージ カップ 380の最高速は282km/h。風洞実験を繰り返しながら開発された新たな空力パーツは最大200kgのダウンフォースを発生する。価格は1,366万2,000円。

■ハイパワー化した「エヴォーラ 410」を新投入
2009年にデビューし、ロータスらしい正確無比なハンドリングと、高いパフォーマンスを持ち合わせた、超高性能グランド・ツアラーが「エヴォーラ」。2015年には406PSの最高出力を持つ、現在の「エヴォーラ 400」へと進化を遂げている。

そのエヴォーラの新ラインアップには、エヴォーラ 400に加え「エヴォーラ スポーツ 410」と「エヴォーラ スポーツ 410 GPエディション」という2機種が追加された。いずれもエヴォーラ 400に対し、エンジンパワーの強化と、空力性能の向上が図られている。

GPエディションに関しては、「チームロータス」が1972年から1986年のF1を戦った時と同じ、ブラック&ゴールドのカラースキームをまとっているのが特徴だ。このカラーをまとったロータスのF1カーは、ドライバーズチャンピオンと、コンストラクターズチャンピオンを合わせて5度の年間王者に輝き、合計35回の優勝を獲得している。まさにロータスを象徴するカラーリングといっていいだろう。

価格はエヴォーラ 400が従来どおりの1,258万2,000円、エヴォーラ スポーツ 410が1,344万6,000円、そしてエヴォーラ スポーツ 410 GPエディションが1,479万6,000円とされた。なおエヴォーラ スポーツ 410 GPエディションは2シーターのみの設定で、パドルシフト付6速オートマチックトランスミッションは、50万7,600円のオプションとなる。

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