ジェームズ・キーはアルファロメオ/ザウバーのテクニカルディレクターに就任して1カ月になる。キーは3月下旬にマクラーレンを去り、9月1日から正式に新しいポストで仕事を始めた。51歳のキーにとって、ザウバーで仕事をするのはこれで2回目だ。彼は2010年から2012年までザウバーで同じくテクニカルディレクターを務めていた。
アルファロメオ/ザウバーでのキーの最初のレースは鈴鹿サーキットで開催された第17戦日本GPで、周冠宇は経験豊富な彼との仕事を楽しんだ。
アルファロメオがダブル入賞でランキング8位に。周冠宇「19番グリッドから9位獲得。すごいレースだった!」/F1第18戦
「ジェームズがついにここのトラックサイドに来てくれて本当に助かった」
「鈴鹿の前、彼はオンラインミーティングに参加していた。でも実際にコースにいると、僕たちが見逃していることや、将来に向けて正しい方向に進んでいるかといったことがいっそうわかるようになる。特に来年のマシンと開発のためにね。僕たちの弱点がどこにあるのか、これからのシーズンで維持できる点は何かということを目にすることができたので、ジェームズにとってはとても強力で明快な週末だったと思う」
ザウバーのマネージングディレクター兼チーム代表のアレッサンドロ・アルニ・ブラビも、キーをチームの将来における重要なプレイヤーだと見なしている。
「ジェームズ・キーは我々にとって、ザウバー・モータースポーツが将来に向けて望む意志の証のようなものだと思う。市場で発生する可能性のあるすべての機会を我々は求めている。テクニカルディレクターを務めてきたジェームズの知識と、彼がチーム内で様々な役割を果たしてきたことが、我々が前進する助けになると考えている」
「アンドレアス・ザイドルがチームを現在の状態から2026年にありたい姿に変えていくのを支援するにあたって、我々には経験豊富な上級レベルの人材が必要だ。もちろんアンドレアスはマクラーレン時代からジェームズを知っていたが、我々も彼のザウバー時代によい年月を過ごしたと思う。この体制は我々がチームを改善するのに役立つと思う。我々のあり方を変えることができるひとつの役職というだけではなく、すでに1月から始めている採用計画の一部であり、我々チームが進めている変革プロセスの一部となる」
先週末の第18戦カタールGPではバルテリ・ボッタスが8位、周が9位に入賞したことで、アルファロメオはコンストラクターズ世界選手権でハースを上回り、現在8位につけている。
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