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RSC伝統の『バサースト1000』がさらなる日程変更で12月開催に。TCR含む6日間の“フェスティバル”化

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RSC伝統の『バサースト1000』がさらなる日程変更で12月開催に。TCR含む6日間の“フェスティバル”化

 2021年カレンダーの度重なる改訂が続くRSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップは、シリーズ伝統の1戦、マウントパノラマでの『バサースト1000』も恒例の“10月第2週”ではなく11月最初の週末へとスロットを移していたが、今回の再調整でさらなるディレイが決定。11月30日から12月5日までの期間に下部組織のダンロップ・スーパー2を筆頭に、TCRオーストラリア、ポルシェ・カレラカップ・オーストラリア、TOYOTA GAZOO Racing 86シリーズ、ツーリングカーマスターズ、豪州最速フォーミュラのS5000、GTワールド・チャレンジ・オーストラリア、V8スーパーユート、そしてトランザムも内包する6日間の“フェスティバル”化がアナウンスされた。

 また同時に、10月23~24日に第9戦の代替地として組み込まれたフィリップアイランドと、12月3~5日の最終戦、サーファーズパラダイスでの“ゴールドコースト500”もキャンセルされることが決まった。

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 オセアニア地域を代表する人気選手権も世界のカテゴリーの例に漏れず、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)再拡大の影響によりシーズン後半戦の度重なる日程変更に追われている。そのため「10月初旬の再開から12月の期間に5戦の開催を目指す」としていたRSCだが、離島へのロジスティクスが必要なフィリップアイランドと、市街地コースの設営を要するサーファーズパラダイスでの1戦が敢えなく中止に追い込まれてしまった。

「今も進化し予測不可能なCOVIDの状況を考えると、今年は何万人もの観客を対象にサーファーズパラダイスのストリートで複雑かつ多面的なイベントを開催することがますます困難になっている」と説明するのは、スーパーカーシリーズのCEOを務めるショーン・シーマー。

「ファンがゴールドコーストでのシーズンフィナーレを楽しみにしていたことを理解している。2年連続でイベントをキャンセルすることは非常に難しい決断だったが、必要な判断だったと思っている」

「我々は、クイーンズランド州政府と観光局、さらにクイーンズランド州とゴールドコースト市のイベントプロモーターや関係各位の継続的な支援に感謝している。2022年にはサーファーズパラダイスのストリートサーキットに戻るつもりであり、この壮観なレースが再び開催される日に向け、すべてが正しい方向に向かっていると確信している」

■日程再調整を急ぐRSC。残りの開催地と日程も追って発表される予定に
 その一方で、シリーズの“魂”とも言うべきトラックでは、RSCとTCRオーストラリア・シリーズが協調し、合計10のカテゴリーを特徴とする大規模な6日間のイベントの一環として、伝統の『バサースト1000』をシーズンファイナルとする方針を示した。

「モータースポーツファンにとっては再び厳しい1年になったが、これが2021年シーズンの最高の終わりのレシピであると考えたんだ」と続けたシーマーCEO。

 一方で、TCRオーストラリアなどを主催するオーストラリアン・レーシング・グループ(ARG)代表のマット・ブレイドは、次のようにその意義を語っている。

「11月30日から12月5日まで開催されるこのイベントは、オーストラリアのモータースポーツシーンでこれまでに見られたどのイベントとも異なる、史上最大の光景のひとつになるだろう。それはスポーツを最優先したすべての関係者の功績でもあるんだ」

「我々は困難な時代を生きていることは間違いない。スーパーカーやTCRシリーズの協力を得て、すべての競合他社、商業パートナー、そして最も重要なことにファンに利益をもたらすことは、すべての人にとって大きな勝利となるはずだ」

「そしてマウントパノラマほど、2021年のモータースポーツシーズンの最も壮大なフィナーレを開催するのに最適な場所はないんだ」

「ARGは(タイトルパートナーである)スーパーチープオートのベンジャミン・ウォードと彼のチームの柔軟性に感謝している。また、このイベントを実現するための継続的なサポート要請と嘆願に対して、バサースト地域評議会の理解に対しても御礼を申し上げたい」

 そのシーズンフィナーレに向け残り5戦の日程再調整を急ぐRSCだが、11月19~21日の“シドニー・スーパーナイト”を除く3戦に関しては、追って開催地と日程が発表される予定だ。

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