現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 本格「雨シーズン」到来 愛車の「雨への備え」大丈夫? 事故予防には「視界確保」が重要! 突然の大雨にどう備える?

ここから本文です

本格「雨シーズン」到来 愛車の「雨への備え」大丈夫? 事故予防には「視界確保」が重要! 突然の大雨にどう備える?

掲載 1
本格「雨シーズン」到来 愛車の「雨への備え」大丈夫? 事故予防には「視界確保」が重要! 突然の大雨にどう備える?

■本格的な「雨シーズン」 到来前に準備しておくことは?

 2024年の梅雨は平年より遅く、中国地方から東北地方にかけては6月18日現在、まだ梅雨入りの発表はされていません。
 
 一方で例年、梅雨になると記録的な大雨に見舞われることがあり、また梅雨が開けて本格的な夏が始まった後も、台風や線状降水帯の影響で、局地的な豪雨となることもあります。
 
 そうしたなか、雨に備えてクルマではどのような準備をしておけばよいのでしょうか。

【画像】「えっ…」 これが「川になってしまった道路」です 画像で見る(16枚)

 雨の日は、晴れている日と比較しても事故件数が増えることがわかっています。首都高速道路によると、雨の日の事故件数はそれ以外の日よりも4倍に増えるとしています。

 雨のなかで起こる事故原因のひとつが「視界不良」です。

 そのため、運転中に雨が降り始めたらワイパーを適切に動かして、視界を確保することが大切です。

 特に、ゲリラ豪雨のように局地的に激しい雨が降り始めると、運転を危険に感じるほど視界が悪くなることがあります。

 ゲリラ豪雨の場合、数十分から1時間程度で雨雲が過ぎる可能性が高いため、運転に危険や恐怖を感じた時には、無理せず安全な場所に停車して雨が弱くなるまで待つ判断も大切です。

 ほかにも、雨の日の視界不良対策として、梅雨前に備えておきたいクルマのメンテナンスのひとつが「ワイパーブレード」の交換です。

 ワイパーブレードとは、ワイパーのゴムを支えてフロントガラスに密着させる部品のことで、ワイパーゴムのみの交換も可能ですが、ワイパーブレードが劣化するとフロントガラスへの密着力が弱くなるため、状況によってはワイパーブレードごと交換するほうがいいかもしれません。

 カー用品店スタッフは以下のように話します。

「本格的な梅雨入りの前に、まずはワイパーの性能が落ちていないか確認しておくことをおすすめします。

 もしワイパーを使ってもフロントガラスに雨が残るなど、水がはけにくく見づらいなと感じるならワイパーの交換時期ですので早めにご相談ください」

 ワイパーゴムは、半年~1年に1回程度、ワイパーブレードは1~2年に1回程度の交換が推奨されていますが、ワイパーのゴムの劣化により拭き取りが不十分になるほか、割れたり裂けたりするとフロントガラスに雨の筋が残るなど視界に影響が出るため、性能の低下を感じたら早めに交換しましょう。

 また、ワイパーブレードはカー用品点やインターネット通販で1000円程度から高いものでも5000円ほどで購入でき、交換には特別な工具が必要ないため、自分で交換することが可能です。

 ただし、クルマによってサイズや形状などが異なるため、取扱説明書などで自分のクルマに適合するサイズの確認が必要です。

 さらに、カー用品店では店舗で購入すれば、交換の作業工賃は無料または数百円程度で対応してもらえるため、確認してみるといいでしょう。

 ほかにも、フロントガラスに撥水コーティングをすることで、走行中の風圧でフロントガラスの水滴が吹き飛ばされ、雨の日の視界の確保が容易になります。

「フロントガラスの撥水コーティングを含むカーコーティングは雨の日の視界確保にも効果が高いので、雨の多くなる前のこの時期に施工しておくといいでしょう。

 コーティング専門店以外にも、カー用品店でも実施している店舗が多く、梅雨入り前のコーティング作業を希望されるお客様からのご予約が既に複数件入っています。

 もちろんご自身でコーティング剤を購入して施工されても一定の効果がありますが、業者に依頼することで効果の高い薬剤を一定の品質で施工できる点は大きなメリットです」(先出のカー用品店スタッフ)

 大手カーコーティング専門店では、トヨタ「プリウス」などMサイズのクルマの場合、フロントガラスのみの超撥水ウインドウコーティングの施工にかかる費用は3000円程度、ガラス全面では8000円程度で、一度コーティングを行えば3~6ヶ月程度の撥水効果があるようです。

 また、市販の撥水コーティング剤を使えば自身でも安価に施工可能で、コーティング剤には塗って乾かして拭き取るタイプや、スプレーするだけのタイプなど色々なタイプがあり、数百~数千円と幅広い価格で販売されています。

 自分に合ったタイプのコーティング剤を見つけて、洗車のついでに施工してみるのもいいかもしれません。

※ ※ ※

 雨の日の運転にはいつも以上の注意が必要です。こうした事前の準備に加え、ライトの点灯やスピードを抑えた慎重な運転、車間距離の確保が事故の予防に繋がります。

 大雨になって慌てないためにも、梅雨入り前にチェックしておくといいでしょう。

 また、豪雨で避難指示が出されている場合、クルマでの避難は立ち往生などの危険性があるため原則的にNGです。クルマを置いて近くの高い場所に避難することも検討しましょう。

こんな記事も読まれています

なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
なぜ「雨の日に洗車」勧める? 無駄じゃない? ガソスタで声掛けするワケは? 雨で汚れは落ちないのですか?
くるまのニュース
日本全国いますぐチェック! 梅雨&台風シーズンに向けて必須の「愛車チェック&メンテ」6つ
日本全国いますぐチェック! 梅雨&台風シーズンに向けて必須の「愛車チェック&メンテ」6つ
WEB CARTOP
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
くるまのニュース
えっ、雨の日は死傷事故が4倍!? よく聞く「ハイドロプレーニング現象」って何? スリップして事故らないために気をつけるべきポイントとは
えっ、雨の日は死傷事故が4倍!? よく聞く「ハイドロプレーニング現象」って何? スリップして事故らないために気をつけるべきポイントとは
VAGUE
クルマが水没後すぐにエンジンを掛けても良い? 修理代はどうなる? もしものときの対処法をお教えします
クルマが水没後すぐにエンジンを掛けても良い? 修理代はどうなる? もしものときの対処法をお教えします
Auto Messe Web
「ガソリンスタンドの屋根」が“平ら”なのはなぜ? 雨や雪が降ったらどうなる? 屋根に隠された驚きの「工夫」とは
「ガソリンスタンドの屋根」が“平ら”なのはなぜ? 雨や雪が降ったらどうなる? 屋根に隠された驚きの「工夫」とは
くるまのニュース
何とかならない? 雨の日に路面が見にくい時の対処法
何とかならない? 雨の日に路面が見にくい時の対処法
バイクのニュース
雨の日の死傷事故は晴れの日の4倍!? いま濡れた路面でもきちんと止まる「低燃費タイヤ」が増えている理由とは
雨の日の死傷事故は晴れの日の4倍!? いま濡れた路面でもきちんと止まる「低燃費タイヤ」が増えている理由とは
VAGUE
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
ベストカーWeb
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
「クルマの空調」使い方間違えると「燃費悪化」も!? 「謎の“A/Cボタン”」何のため? カーエアコンの「正しい使い方」とは
くるまのニュース
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
「覆面パトカー」どうやって見分ける? 「クラウン」だけではない!? 「走り方」や「ナンバー」にも注目! 共通する特徴とは
くるまのニュース
夏のカーエアコンで燃費が悪化! 「25度設定」が良い理由は? 押すと燃費が悪くなる“意外なスイッチ”とは?
夏のカーエアコンで燃費が悪化! 「25度設定」が良い理由は? 押すと燃費が悪くなる“意外なスイッチ”とは?
くるまのニュース
“鏡”タイプの「ルームミラー」は時代遅れ!? カメラで後方を映す「デジタルミラー」なぜ人気なのか? 理由と装着時の「注意点」とは
“鏡”タイプの「ルームミラー」は時代遅れ!? カメラで後方を映す「デジタルミラー」なぜ人気なのか? 理由と装着時の「注意点」とは
くるまのニュース
F1ドライバーもやっている「靴裏を拭いてから運転」は市販車でも重要! 梅雨の季節は危険も減らせる行為だった
F1ドライバーもやっている「靴裏を拭いてから運転」は市販車でも重要! 梅雨の季節は危険も減らせる行為だった
WEB CARTOP
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
「あなたはやってる?」 乗車前の「推奨行為」ってナニ? 教習所で教わるもやってる人は少ない安全確認とは
くるまのニュース
「中古の教習車」一体だれが買う? 特殊な「助手席ブレーキ」「補助ミラー」はどうするの? “引退した教習車”の意外な事実とは?
「中古の教習車」一体だれが買う? 特殊な「助手席ブレーキ」「補助ミラー」はどうするの? “引退した教習車”の意外な事実とは?
くるまのニュース
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
「ポンピングブレーキ」覚えてる? そもそも何のために存在し、もはや「不要なスキル」なの? 実は今でも意外な「役立ち方」があった!
「ポンピングブレーキ」覚えてる? そもそも何のために存在し、もはや「不要なスキル」なの? 実は今でも意外な「役立ち方」があった!
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村