黒光りする外観のガレージの中には、真っ赤なリフトが鎮座。エアコン完備でフィギュアや、ダイキャストモデルも安全に収納。
埼玉県のとある住宅街に建てられた、黒い外観の木造ガレージ。その電動シャッターを開けると、2台のクラシックカーが佇んでいる。コスワース製エンジンを搭載した1964年式ロータス・セブンと1955年式トライアンフTR2、どちらも古い英国スポーツカーだ。
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このガレージと英国車のオーナーであるFさんはクラシックカーラリーによく出場しており、トライアンフは次のラリーに備えてメンテナンスが施されている。Fさんはガレージを建てる前から、この2台の英国車を7年近く所有していたが、それまでの保管場所は経営する会社の地下駐車場だったそうだ。
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ゲリラ豪雨に備えてガレージを建築
しかしここ数年、夏に発生するゲリラ豪雨によってクルマが浸水することがあったため、安心した環境にクルマを保管したいと考えていたとのこと。そこでラリーで顔を合わせる「セーフティーライフ」の長谷川さんにガレージ建築を相談。Fさんが所有する土地に、予算内で希望するガレージを建てるべく、同社にプランニングを依頼したという。
セーフティーライフは、排気ガスを強制的に排出させる「EG WAYOUT」という排気ダクトシステムで有名だが、ガレージの設計や施工もなど、ガレージのトータルプロデュースも行っている。今回も同社代表の長谷川さんが、Fさんが望む3台のクルマが入るガレージをプロデュースしたという。
リフトにロフト付きの2×4ガレージ
躯体は土地に合わせて木造2×4構造で設計。土地の間口が9mと決まっていたため、リフトを設置して車輌を上下に格納することで、3台のスペースを確保することを提案した。リフトには油圧式で安全性に優れているBendpack製のHD9STというモデルをチョイス。外壁を黒いガルバリウム鋼板とし、ガレージ内の仕上げも黒で統一することで、赤いリフトや工具箱、クルマが浮き上がっているように見える。
また、暖気中に排気ガスをガレージ外に排出する「EG WAYOUT」のシングルタイプも2台共用できるようガレージセンターに設置している。
さらにガレージにはロフトを設け、Fさんが所有するフィギュアや、ダイキャストモデルを保管出来るスペースとホビールームを実現。この部屋にはエアコンを入れ、広さを感じるように梁をあらわしとして、リフトアップしたクルマが部屋から眺められるように配慮した。
ガレージ建築の経験を生かした提案
また、長谷川さんの提案で、水回りは水とお湯が両方使えるようにしたほか、換気扇を設置。これは、ガレージに設置すればよかったものとして、これまでの長谷川さんのガレージを建築したオーナーからの意見をフィードバックしたものだという。
雨風がしのげれば、という理由で作ることも多いガレージだが、このガレージでは住宅なみの断熱材を入れたことで、天候や気温に左右されることなくクルマを保管し、夏や冬でも室内で作業できることもポイントとなっているとのこと。さらにオイル漏れしやすいクルマということで、床にはEPOXY Shieldを施工。将来、Fさんがクルマのメンテナンスをしやすいように、あらかじめ延長コード、エアー、照明を天井のリールで吊るすなど、細かい配慮がなされている。
現在、ガレージを建てて約5か月が経過しているが、Fさんは仕事がオフになると職場からガレージに向かい、クルマ磨きやオイル交換、時には音楽を聴きながら愛車を眺めるという楽しみを満喫しているようだ。
「ガレージができたことで、今までできなかったクルマの楽しみ方ができるようになりました、細かな素材、設備など、すべて長谷川さんにお任せしてよかったです」と語るFさん。
レース前には必ず練習してから本番に臨み、表彰台の常連となっているそうだが、なるほど、このガレージでの日々のメンテナンスも勝利の秘訣なのであろう。
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