この記事をまとめると
■ライター陣に「超個人的に思い入れのあるクルマ」を聞く本連載
いま価格高騰しまくりの王道名車がズラリ! 50代の「青春時代」を彩ったスポーツカー4選
■今回は青山尚暉さんに数台にまつわるエピソード語っていただいた
■思い入れのあるクルマの1台、VWゴルフVIIは現在の愛車だという
プリティウーマンの劇中車「エスプリSE」を探し回った!
超個人的な思い入れのあるクルマと言えば、日米を大捜索までした1台がある。ずいぶん前、ロスを訪れた時、現地のクルマ通の友人から、映画、プリティウーマンで冒頭、運転下手なリチャード・ギアに代わってジュリア・ロバーツが運転したとされる劇車のロータス・エスプリSEが売り物になっていると聞き、当時、映画プリティウーマンとジュリア・ロバーツの大ファンだったボクは速攻でロスの自動車店に駆け込んだ。あの名女優、ジュリア・ロバーツが座ったであろう運転席の感触を確かめたかったからである。
すると、お店のディーラーマンから、「つい先日、日本に送ったよ……」と、ひと足遅かった。しかし、それを仕入れた東北のクルマ屋さん(たしか)を突き止めたものの、すでに売却済。でも諦めず、点と線をつなぎ合わせているうちに、当時、静岡県のユーザーの手に渡っていることが判明。とにかくジュリア・ロバーツが運転席に座ったとされる(真偽は不明だが)”生” ロータス・エスプリSEに会いたくて、そのユーザーに連絡をつけ、会いに行ったことがある。ただそれだけのことだが、これもまた、クルマ人生のなかの思い出深い、大捜索を敢行した思い入れ!? の1ページである。ちなみに会いに行ったとき、ジュリア・ロバーツの等身大パネルを作って持参し、運転席に置き、ボクがリチャード・ギアを気どり、助手席に座って写真に収めたのだった。まぁ、ロータスへの思い入れというより、映画とジュリア・ロバーツへの思い入れなんですけどね……。
話はガラリと変わり、もっと現実的な超思い入れのある、そして現在も乗り続けているクルマを紹介したい。それが、VWゴルフVII、そのヴァリアントである。VWゴルフVIIは2013-2014年日本カー・オブ・イヤーを輸入車として受賞した世界のコンパクトカーの基準としてあり続ける1台。初試乗で、走り出して10mもたたないうちに、自身、そして同乗していた編集者、カメラマンとともに、「おおっ、これはいい!!」と感動させられたことを今でも覚えている。
その後、2014年にワゴン版のヴァリアントが加わったのを機に、即、注文。間もなく10年に届くものの、今でも大満足のまま乗り続けているところだ。実用車とはいえ、強い思い入れがなければ、10年近くも乗っていられるはずもない。
当時を振り返ると、日本カー・オブ・イヤーで自身もVWゴルフVIIに満点の10点を投じたのだが、その理由として「ガソリン車にしてHVに迫る超実燃費と、依然、同クラスの日本車との差を痛感させられるボディの作り込み、動的性能の洗練度、奥行、そしてGTIの大人っぽい極上のスポーツフィールは感動に値する。強力なライバルに囲まれながらも、全グレードともに真っ先に誰にでも薦められる世界最上のコンパクトカーと思える」と書いている。
VWゴルフは現行型のVIIIよりもVIIを選びたい
ゴルフVIIIにももちろん期待したのだが、1974年の初代から現在に至るVWゴルフの歴史のなかで、ゴルフVIIがひとつの完成形であると、ゴルフVIIIが登場したあとも思い続けているのである。その理由の一つが、ドイツ車らしさ、である。過去、VWゴルフII、BMW325、メルセデスベンツEクラスといったドイツ車を所有した経験があるが、ドイツ車ならではの骨太な乗り味という意味では、やはりVIIがボクにとって思い入れできるほどの”らしさ”を伝えてくれる存在と言っていい。
また、ワゴン派のボクとしては、VIIとVIIIを比較した場合、車幅は同等ながら、ハッチバックよりホイールベースを伸ばしたVIIIの全長は不要。VIIのコンパクトさが、使いやすさ、駐車のしやすさを含め、今でも大いに気に入っているところなのだ。来年で10年目を迎える我がゴルフVIIヴァリアントだが、乗り換えるとしたらゴルフVIIの7.5と呼ばれもする最終型ヴァリアントのマイスターバージョンを狙っているほどなのである。
ちなみに今のゴルフVIIヴァリアント・ハイラインで東京~御殿場を往復したとすると、実燃費は18km/Lはいく。国産車と大きく変わらないVWのメンテナンス費用の安さも手放せない、思い入れ続けられる理由のひとつとなっている(今年の車検で14万円程度/諸税含む)。なお、マイゴルフVIIヴァリアントは、途中でCOXのローダウンサスペンションとパフォーマンスダンパーを装着している。タイヤを新しくしただけで(ヨコハマアドバンデジベル)、いまでもビシリと走り、乗り心地良く、エンジンも快調。ボディのしっかり感、スポーツシートの疲れないかけ心地の良さは、いまでも惚れ惚れするほどである。
一方、自身の自動車生活の中で、実用車ではなく、実所有経験はないものの、思い出深いクルマとして、初代ユーノスロードスターが挙げられる。ライトウエイトオープンスポーツカーの楽しさを、借り物ではあるけれど、モータージャーナリストとしての仕事で、さまざまな場面で走る喜び、操る喜びを目いっぱい味わせてくれた、いまでも当時の記憶が鮮明に残る1台である。
その時代はまだ若造だったのだが、「クルマ好きジジイの”回春剤”(若さを取り戻せる薬になるという意味)……なんという表現もしたものだった。いま最新のマツダ・ロードスターに乗れば、ジジイになったボクも”回春”できるに違いないのである。
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みんなのコメント
MTも乗れるように限定解除したんだね、おめでとう。