今月9日にフランス、ル・マンでアナウンスされたとおり、プロトン・コンペティションは、同日に正式発表された新型『フォード・マスタングGT3』の最初のカスタマーに選ばれた。しかしながら、クリスチャン・リードが率いるチームは、来季2024年にポルシェでもGTレースを継続する意向を示した。
ドイツのチームは、WEC世界耐久選手権に導入される新しい“LMGT3クラス”で計画されているGT3プログラムに先立ち、2台のマスタングGT3を発注したが、チームのボスであるリードはSportscar365に対し、ポルシェとの長年の提携関係も維持したいと語った。
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プロトンはまもなく、WECとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の両トップカテゴリーに『ポルシェ963』を投入する予定だ。これに加えて、リードは“タイプ992”ポルシェ911 GT3 Rを4台注文していると述べた。
WECのLMGTEアマで長年ポルシェ911 RSRを走らせてきたプロトンは、引き続きGTレースでポルシェを走らせることになる。
フォードのカスタマーチームになることは、承認された各GT3メーカーが来シーズンふたつのLMGT3グリッドスポットを持つというルールを考慮すると、プロトンの賭けを広めるのに役立つ。ただし、同チームがGTEアマに代わる新カテゴリーで、ふたつのメーカーの代表になれる保証はない。
ポルシェはハイパーカー(クラスに参戦しているLMDh)メーカーでもあるため、LMGT3への参戦が承認される見込みだが、2台分のグリッドスポットに対して複数のチームがエントリーを希望していると理解されている。
プロトンも、WECでポルシェ911 GT3 Rを走らせる可能性があるか、と尋ねられたリートは「それはマニュファクチャラー次第、ポルシェの決定次第だ。彼らがそれをどう対処しているかはわからない」と述べた。
プロトンとフォードの提携は、チームとマルチマチックのパートナーシップから発展したもので、最近のGTEアマ・キャンペーンにはマルチマチックのスタッフやハリー・ティンクネル、セバスチャン・プリオールといったカナダのコンストラクターから派遣されたドライバーが参加している。
マルチマチックはフォード・マスタングGT3の開発と製造に協力しており、来シーズンはウェザーテック選手権のGTDプロクラスに、フォードのファクトリーチームを送り込む予定だ。
「このクルマの最初の図面とコンセプトを見たとき、とてもクールだと思った」とリードは付け加えた。
「ル・マンに来てみるとフォードには素晴らしい歴史がある。私は何か違うことを試してみたかったんだ」
「このプログラムで何人かのカスタマーを走らせるというアイデアも気に入っている。完璧だよ」
■ELMSでもマスタングGT3が走る可能性あり
プロトンがWEC以外でフォードを走らせるのか、あるいは当初の2台体制からさらに拡大するのかは、今のところ明らかになっていない。他のシリーズへの参戦について問われた彼は、「正直なところ、わからない」と答えている。
「顧客からの関心があれば、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズも選択肢のひとつだ」
「だが今のところ、最初のコミットメントはWECだ。なぜなら10月にエントリーを提出する必要があるからね」
ポルシェとのハイパーカーとGTEアマプログラム、フォードとの新しいGT3への取り組みに加え、プロトンはポルシェカレラカップ・ドイツにも参戦し、IMSAではウェザーテック・レーシングのメルセデスAMG GT3エボを走らせている。
■ル・マンでクラス3位獲得のGRレーシングがWEC継続に意欲
プロトン・コンペティションとともに長年GTEアマクラスでポルシェ911 RSRを走らせてきたGRレーシングは、GT3ベースのレギュレーションに移行する来年もWECグリッドに残ることを熱望している。
イギリスのチームはエントリーの割り当てを担当するポルシェと話し合いを続けているが、どのカスタマーチームが、あるいは何台がその指名を受けるかはまだわからない。
GRレーシングは2016年からチームオーナー兼ブロンズドライバーのマイケル・ウェインライトのためにGTEアマクラスに1台体制でエントリーしており、WECでもっとも長く続いているチームのひとつだ。
「現実問題として、私はそれを喜んでやっているが、エントリー枠を得られるだろうか? それは基本的にポルシェ次第だ」とウェインライトはSportscar365に語った。
「問題は、誰がやるかだ。多くのGT3チームが同じことをやりたがっている」
GRレーシングのチーム代表を務めるオーウェン・デイリーは、ポルシェにGT3カーを発注しているとされるGRが、別のブロンズドライバーを加え2台体制でエントリーすることに前向きであると付け加えた。
「私たちには2台のクルマを持つという選択肢もある」とデイリー。
「チームとしてエントリーできるのであれば、1台でも2台でも走らせたい」
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