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ザウバー、2026年のアウディ参画まで『ステークF1チーム・キック・ザウバー』として活動。配信サービスのキックはシャシー命名権も取得

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ザウバー、2026年のアウディ参画まで『ステークF1チーム・キック・ザウバー』として活動。配信サービスのキックはシャシー命名権も取得

 12月15日、FIAがF1の2024年エントリーリストを公開。2023年までアルファロメオF1チームとして活動してきたザウバーは、新たに『ステークF1チーム・キック・ザウバー』というチーム名になることが明らかとなった。

 オンラインカジノを展開する『Stake(ステーク)』は昨年も既にアルファロメオのタイトルスポンサーを務めていたが、2024年以降もその立場を継続する。そして配信サービスを手掛ける『Kick(キック)』も既存のパートナーだが、今後はその関与を強め、チーム名とシャシー名にその名前が入ることとなった。したがって来季のザウバーのマシンは『キック・ザウバーC44』と呼ばれることになるだろう。

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 ザウバーは2018年よりアルファロメオ・ザウバーとして、2019年からアルファロメオとしてF1に参戦してきた。アルファロメオはあくまでタイトルスポンサーの立場であり、実際のレース運営はザウバー・モータースポーツが担当していた形だ。

 しかし、ザウバーグループがアウディによって買収されることで、アルファロメオが関与し続けることは難しくなった。そしてこの度の契約終了に伴い、アルファロメオはチームから離れることになった。ザウバーの名称は、チームが2026年に『アウディ』として生まれ変わるまでの2シーズンで使用される。

 前述の通り、ステークとキックは既にザウバーのパートナーとなっていた。今年1月には、ステークがアルファロメオと並ぶタイトルスポンサーとなったこと、そしてキックが“メジャーパートナー”となったことが発表されていた。なお両社はそれぞれ独立した企業ではあるが、両社共通のオーナーもおり、関係は深いと言える。

 今シーズンはオーストラリアGPやスペインGPなど、ステークに代わってキックのブランド名がフィーチャーされるレースがいくつかあった。したがって2024年シーズンにおいても『キックF1チーム』として戦うレースが複数あるものと見られる。

 ザウバーのチーム代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは次のように語った。

「ザウバーは常に革新的であり、型にはまらず、従来の慣習に挑戦してきた」

「Kick.comとのパートナーシップは、我々を突き動かしている哲学に関する、最新かつ大胆な表現であると言える」

「Kick.comはライブストリーミングのあり方を再定義しており、F1の世界でも同じアプローチを採用している。我々の目標は、Kick.comと共にファンと近づくための新しく革新的な方法を見つけ、次のステップに進むことだ」

 一方でKick.comの共同設立者であるビジャン・テヘラーニは、同社が「設立以来、驚異的な成長を遂げており、ストリーミング業界で波紋を広げ続けている」として、さらにこう続けた。

「キックのコンテンツは、我々が毎回のグランプリウィークエンドで目にするものと同じく、テンポが速く、魅力的だ。このパートナーシップからも、Kickが本質的にサーキットに運命付けられているのだと言える」

「我々のモータースポーツ文化への知識、そして最先端技術に対する情熱に支えられたこの比類なき規模のコラボレーションを実現できることに興奮している」

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