ミニの電動オープントップ
ミニ・クーパーSE(ミニ・エレクトリック)のコンバーチブル仕様が、今年4月より欧州で限定販売される予定だ。価格は5万2500ポンド(約845万円)からとなる。
【画像】おしゃれな電動オープントップ【ミニ・クーパーSEを写真でじっくり観察する】 全52枚
ミニによると、市販EVとしては初のコンバーチブルであるという。最も近いライバルはフィアット500eカブリオレだが、Aピラー以後がオープンになるという点で異なる。
ミニは昨年、「排出ガスゼロのオープントップドライブ」が楽しめるモデルとしてクーパーSEコンバーチブルのプロトタイプを公開しており、AUTOCAR英国編集部が試乗したところ完成度は量産車に近い印象を受けた。
その後、わずか8か月でこの市販バージョンが誕生した。ただし、特別仕様車として発売され、生産台数は英国で150台、欧州全体で999台に限定されている。グローバルに展開されるかどうかは明らかにされていない。
999台限定の専用デザイン
パワートレインは標準のクーパーSEと同様で、最高出力184psのシングルモーターを搭載し、0-100km/h加速7.3秒を誇る。32.6kWhのバッテリーも共通だが、1回の充電の航続距離は約30km少ない200kmとなっている。
ボディサイズは全長3863mm、全幅1727mmで、トランク容量は160L。ユニオンジャック柄の電動ソフトトップなど、従来のエンジン車とほぼ同じ仕様になっている。
ボディカラーとしては、ホワイトシルバーとエニグマティックブラックの2色を設定する。限定生産であることを示すナンバリング(1/999など)や専用の17インチアルミホイール(リサイクル素材使用)など、特別な趣向が凝らされている。また、ナッパタッチのレザースポーツシートも装備される。
ミニのブランド責任者であるステファニー・ヴルスト氏は、欧州で販売されるミニの5台に1台は電動パワートレインを搭載しており、2020年に発売されたSEの人気を受けて、限定販売とはいえコンバーチブルの発売を決定したと述べている。
「SEの成功により、ミニ・クーパーSEコンバーチブルの限定販売をわずか数か月で実現することができました。お客様に非日常的でエクスクルーシブなオープンエアーのゴーカート感覚を提供できることを嬉しく思っています」
ミニは2023年内に、次世代のEVモデルを発表する予定で、2025年以降にコンバーチブルを加える計画もある。次世代モデルではデザインが大幅に変更され、2001年に以来採用されてきたクラムシェル・ボンネットも廃止される見込みである。
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みんなのコメント
もっと値段を下げて日本でも販売して欲しい。