初めてのフランス車、しかもおおよそ30年ぶりに、マニュアルトランスミッション(しかも5速)の左ハンドル車が我が家にやってきました。「名車」と呼ぶには少々マイナー過ぎる存在なのかもしれないけれど、そこにもまた新たなちょいふるジョイフルな日々が待っている予感があります。お迎えしたのは「プジョー 406 スポーツ」・・・はい!あの美麗クーペじゃなくて、けっこう地味目なセダンなんです。
トルクフルな2.2L NAエンジンをマニュアルで操る楽しさ
今回の「ちょいふる」のお題は、企画コラボレーションを前提にした「2000年代初頭ごろの個性派セダン」。それもフランス系がベター、というご注文(by MM編集長)です。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
同年代の上質な輸入セダンというと、BMW 3シリーズ(E46)やメルセデス・ベンツ3シリーズ(W203)、アウディA4(B6)あたりのドイツ勢が定番、ラテン系ならアルファロメオ156の個性が際立っていました。国産車としては少しカジュアルに、三菱ランサー エボリューションとスバル インプレッサがスポーツセダンの筆頭でしたが、ホンダ アコード ユーロRなども面白い存在といえそうです。
同じプジョーでも、ホントはもう少し時代を遡る405(やっぱり「MI16」)が好きなんですが、当然のごとくオークションでは発見できず、中古車としてのタマ情報も見つかりません。もはや市場には流れないほどのコレクターズアイテム化してしまったのかもしれないなー、と思いつつ、注目したのが「プジョー406 スポーツ」でした。
一般的に「プジョー406」として知名度が高いのはおそらく、ピニンファリーナデザインの「406クーペ」でしょう。中古車市場に出回っているタマ数は限られるものの、値段もお手頃。程度はともかく100万円を切るところから探せます。あの美しいスタイルが好きな人にはねらい目なのではないでしょうか。
対照的に、プジョー社内でデザインされた「セダン」の見た目は、かなり地味です。エンブレムなど「Sport」らしい自己主張もまったくなし。ですが、見れば見るほど味が出てくる、なんとも不思議なデザインです。内装のデザインはどこか国産車っぽいものの、電動アジャスト機構を備えた本革コンビのシートなど、ほどよく上質で機能性に富んでいます。
修理に必要なパーツは希少。だからこそ「はじめ」が肝心?
搭載されるのは2.2L直列DOHC自然吸気ガソリンエンジン(プレミアム仕様)で、5速マニュアルトランスミッションの組み合わせで前輪を駆動します。最高出力は158ps/最大トルク217Nmと、吸気側に可変バルブタイミング機構を備えるなど、当時としてはなかなかに元気な仕様だったと言っていいでしょう。
そうはいってもかつて、フィアット リトモ アバルト 130TCで「ラテン系マッチョモデル」とお付き合いする「厳しさ」を学んだ身としては、あれこれ不安がつきまといます。故障についてはある程度覚悟できますが、修理するにもパーツがなかなか手に入らない、という話も聞きます。
それに、フランス車を愛車にするのは初めて。今さら左ハンドルの5速マニュアルトランスミッションを果たしてまともに扱えるのかな。なんて悩む一方で、年齢を考えればこういうクセつよ系を愛車にする機会はこれが最後かも・・・と思ったりして。
そんなふうにあらぬところで漠然と悩んでいるときの「出会い」こそが実は、ちょいふる名車選びの醍醐味なのかもしれません。
そんなこんなでものすごく限られたタマ情報を検索しているうちに出会ったのが、大阪の欧州車専門店さんが情報発信していたプジョー406スポーツでした。
スポーツの専用色「ピアナブルー」の個体はなかなか珍しい!しかも車検整備と同時に納車までに、「あんなところやこんなところ」を徹底整備してあげます!という、手厚いサポートつき。ちょいふる欧州車初心者にも優しい!というあたりに納得して、ポチっとな。
とんとん拍子で話は進み、契約と相成りましたが、実際に愛車をお迎えに上がるまでにはそこからまるっとひと月以上を要することになります。(つづく~)
[ アルバム : フレンチ珍セダンがやってきた<プジョー406スポーツ編(1)> はオリジナルサイトでご覧ください ]
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ピニンファリーナの快作!