エントリーレベル向けのレーシングM2
BMW Mは、コンパクトな高性能FRクーペ「M2コンペティション」をベースにしたカスタマーレース・プログラムを計画している。より扱いやすく手の届きやすい車両を用いることで敷居をさげ、レースへ参加してみたい潜在的顧客への門戸を拡げる目的。
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M2コンペティションベースのサーキットマシンは目下開発中だが、2019年8月3日にニュルブルクリンクで行われる「VLN耐久選手権」でレースデビューする。
デリバリー開始は2020年第2四半期
ステアリングを握るのは、BMWのモータースポーツ・ジュニアプログラムに選ばれた女性ドライバーのベイスク・フィッセール(オランダ)、そしてBMW Mの開発テストドライバーも務めるヨルグ・ヴァイディンガー(ドイツ)。
世界でもっとも厳しいサーキットで6時間耐久に挑戦することは、車両開発フェーズの一環。特別なカモフラージュを施した試作マシンを走らせ、車両の仕様やセッティングをさらに追求していくという。顧客へのデリバリー開始は2020年第2四半期を予定している。
カスタマーレーシングの裾野を拡げる
すでにフランス・ミラマにあるテストコースとポルトガルのポルティマン・サーキットで数ヵ月におよぶテストが終了。参加できる顧客の裾野をBMW M240i Racingのときよりも広げるべく、“レーシング”と“クラブスポーツ”という2種類のバリエーションを設定する模様だ。
目指しているのは、あらゆるドライバーに向けた素直なハンドリングと同時に、可能な限りの技術品質と最大限の安全性を確保すること。カスタマーレーシング向けのM2コンペティションモデルは、幅広いモータースポーツシーンでの使用を目して開発が進められる。
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