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角田裕毅、SQ1で悔しすぎる敗退も、スプリントで好ペース……決勝レースに期待膨らむ「マシンにはペースがある。入賞の可能性は十分にあると思います」

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角田裕毅、SQ1で悔しすぎる敗退も、スプリントで好ペース……決勝レースに期待膨らむ「マシンにはペースがある。入賞の可能性は十分にあると思います」

 アルファタウリの角田裕毅は、F1アメリカGPのスプリントを14位でフィニッシュ。スプリントシュートアウトでSQ2に進むことができれば、もっと良い結果を手にできたはずだと悔しがった。

 角田はスプリントシュートアウトのSQ1で、1回目のアタックを終えた後一旦ピットインし、2回目のアタックに備えた。コースに復帰し、アタックを向かおうとしていた角田だったが、コントロールラインを通過する前にチェッカーフラッグが振られてしまったため2回目のアタックに挑むことができず、19番手でSQ1敗退となってしまった。

■フェルスタッペンが鮮やかポール・トゥ・ウィン! ハミルトン力及ばず2位。角田裕毅は14位フィニッシュ|F1アメリカGPスプリント

「SQ1ではコントロールラインを通過する直前にチェッカーフラッグが振られてしまいました。そのため、2回目のプッシュラップを行なうことができなかったんです」

 そう角田はコメントを寄せた。

「僕らのマシンの感触は良く、ポテンシャルは十分にあったはずなので残念です」

 角田が言うように、スプリントでもアルファタウリのペースは良く、5台をオーバーテイクして14位。終盤には、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)の真後ろまで迫った。またチームメイトのダニエル・リカルドも、アルピーヌのエステバン・オコンにプレッシャーをかけることができた。

 これらを考えれば、アルファタウリのレースペースはまずまずであり、11番グリッドから決勝レースをスタートする角田には、大いにチャンスがあるようにも感じられる。

「今日のスプリントレースでのペースは良く、実際に何台かのマシンを抜くことができました。楽しかったです」

 そう角田は言う。

「最も重要なのは、ロングランのペースについて多くのことを学び、明日(決勝レース)に備えるべき多くの情報を手にできたことです。今夜は、パッケージについて微調整すべきことについて話をします」

「レースではトップ10入りを目指してスタートします。今日のペースを明日も続けることができれば、ポイント獲得の可能性は十分にあると思います」

 テクニカルディレクターのジョディ・エジントンも、ポイント獲得が決勝での最大の目標だと語った。

「悔しいことに、スプリント予選(スプリントシュートアウト)ではアウトラップのタイミングでミスを犯してしまい、19番手となってしまった」

 そうエジントンは語る。

「これは彼がスプリントで見せた良いオーバーテイクとペースを持ってしても、本来のポジションを争うチャンスがなかったことを意味してしまった」

「ミディアムタイヤに関する大量のデータを手にすることができた。これを戦略の一部に使い、明日に向けて何を絞り出すことができるのかというのが我々にとっての課題だ」

「目標は、ポイントを獲得するために、あらゆるチャンスを最大限に活用することにある」

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