マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行なわれる2019WTCR最終戦にKCMGからワイルドカード参戦することになったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。今季は同チームから耐久レースにも参戦することが多く、チームと良い関係を築けているようだ。
今シーズンはスーパーGTのGT300クラスでD’station Racingから参戦していたオリベイラだが、それと並行して海外のレースにも挑戦。KCMGとともにニュルブルクリンク24時間レースやキャラミ9時間レースで活躍を見せ、今度はWTCRに初挑戦することになった。
■JP・デ・オリベイラ、WTCR最終戦にワイルドカード参戦。ホンダ・シビックを駆る
「僕もWTCRのレースはチェックしているけど、接触がたくさんある激しいレースだ。(WTCRに参戦する)ドライバーに話を聞いても、接触に関するレギュレーションがスーパーGTほど厳しくはないという。実際に走ってみるとすごい状態なんだろうね。だけど、僕は何でもチャレンジするのは大好きだから、この素晴らしい機会をしっかりとエンジョイしたい」
そう語ったオリベイラは、12月5日に鈴鹿サーキットで行なわれたTCRJの公式テストに参加。今季同シリーズでマシュー・ホーソンがドライブした18号車のホンダ シビックTCRを駆り、マシンの感覚を掴んでいた。
「僕にとっては大きなチャレンジとなる。特に前輪駆動のクルマでのレース経験がほとんどなくて、今までとは全く異なるドライビングスタイルが要求される。だけど、TCR車両に乗った第一印象はすごくポジティブだった。僕は基本的にオーバーステア気味のクルマが好きだけど、TCR車両は意図的にオーバーステアにしていかなければいけない。でも、その辺はあまり気にならないし、クルマの動きは気に入っている」
「ただセパンラウンドまでに練習できる時間が今回しかなくて、その中で(ガブリエル)タルクィーニや(イヴァン)ミュラーなど、この車両で百戦錬磨のドライバーたちと戦わなければならない。その辺が不安要素だけど、WTCRでレースができるというのは純粋に楽しみだし、とにかくできる限りのことをしていきたい」
今年はKCMGの一員として様々なレースに挑戦する機会が増えているオリベイラ。レースに参戦するたびにチームとの関係を深められているという手応えがある様子で、来年以降も関係をより深めていきたいと考えているようだ。
「KCMGと一緒にレースをしたのは今年のニュル24時間が初めてだった。そこでのチームの働きぶりが素晴らしくて、プロフェッショナルなチームだと感銘を受けた。またチームの雰囲気は“ファミリー”のような感じで、僕もすぐに溶け込んで彼らの一員になれた。そこから新しい話がどんどん出てきて、キャラミ9時間にも参戦できたし、彼らと良い関係を築けてきたからこそ、このWTCR参戦も実現した」
「そういう機会をくれたチームに感謝するとともに、まだ具体的にどうなるかは分からないけど、来年はKCMGとの関係をさらに深くして様々なことにチャレンジできればなと思っている」
「僕はずっと日本のフィールドでレースをしてきて、それはそれで素晴らしいけど、このレベルの高い日本で勝利を掴むのはなかなか難しい。そういった中で今年は日本以外のフィールドでレースの機会を得られて、特にキャラミ9時間では予選・決勝を通して速さをみせることができた。今は日本以外のレースにもチャレンジをしていく良いタイミングだと感じている」
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