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絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.22:FBM2022 in 蒲郡

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絵描き屋の独り言「カーイラスト旅日記」vol.22:FBM2022 in 蒲郡

運営元:外車王SOKEN
著者 :きもだこよし

欧州のスーパースポーツを凌駕したGT-Rも展示。極上車が日本海CCRに集う

晴天に恵まれた去る10月15日、絵描きは一路愛知の蒲郡を目指しておりました。



フランス車乗りとして見逃せないイベント、3年越し久しぶりにフレンチブルーミーティング(以下FBM)が開催となったからです。



再開となった今年から元々の開催地である車山高原のメイングランドが使えないということもあり、新たな開催地として候補に挙がったのが愛知県のラグーナ蒲郡という施設でした。これは向かわないわけには行かないと前日から向かうことになったのです。



FBMとは毎年、長野県の車山高原スキー場で開催されていたフランス車のオールイベントで、1987年に始まった非常に歴史の長いイベントのひとつ。



過去には前夜祭のパーティーから始まり2日間にわたる大きなお祭りとして、フレンチ乗りなら聖地車山を目指すべし!と多くのオーナーが参加。



参加台数が2千台を超えたこともある大きなイベントです。 



■2か所同時開催となった2022年のFBM

3年ぶりとなるFBMは「2ヶ所同時開催」という異例の形態で開催されました。



ひとつは慣れ親しんだ車山高原で、ひとつは新天地蒲郡で。 



この2つの会場を結ぶのは新しい試みのネット配信でした。これは新天地で行うということ、旧来通り車山高原で特に何もなくとも集まりたいという意見とがあったことが起因しているようです。



そのようなこともあり、車山高原は500台限定で参加フォームに書き込む必要がありました。一方の蒲郡も、参加自由とはいえ、初めての地なこともあって多くの方がどこかとまどいながらのエントリーだったようです。



海と山、異なるロケーションのFBM、絵描きも楽しみにしながら蒲郡へクルマを走らせます。



会場のラグーナ蒲郡はアトラクション施設やショッピングマート、変なホテルのような宿泊施設を持つ三河湾の眺望を楽しみながら過ごせる複合型施設です。



ここはさまざまなクルマのオフ会会場として、多くのクルマ好きから利用される場所でもあり、FBM当日も英国車や国産旧車、メルセデスのクラブなどの集まりがありました。



■3年のブランクから進化したネット中継

コロナ禍を経て開催されたFBMはさまざまな変化をもたらしました。



開催地である車山はメイングランドが使用不可能になり、新しい環境が求められるようになったのです。



それが2か所開催です。車山高原を限定500台としてエントリーを募り、それ以外を蒲郡での開催地に来てもらう。



さらに先ごろオープンしたばかりの富士スピードウェイホテルのモータースポーツミュージアムとの3元中継でネット配信を行うという、スタイルで行われました。



これはこの3年で開催できなかった期間をFBMオンラインというネット内での開催という、ノウハウを得たことからだったのだと思います。



蒲郡では自動車ジャーナリストの飯田裕子氏が中継のコメンテーターを勤め、ミュージアムを訪れた感想を交えて解説等をされていました。



■今日の1枚


 
蒲郡の会場は200台ほどの参加車両が土日を通じて参加されていました。



協賛のステランティスジャパンから最新のプジョーやシトロエンが並び、車山高原でもなじみ深いシトロエンDSやプジョー405などのオールドモデルも参加してにぎわいはじめます。



そんな中で選んだ1枚が、こちらのレッドブルにラッピングされたシトロエンDS3レーシング。



WRCレプリカとお思いかもしれませんが、お聞きすると元々はこのカラーリングではなかったそうです。



こちらのクルマ、以前は黒をベースとした北九州の航空会社スターフライヤー仕様となっていたそうです。



そういわれると中にはあっと思われる方もいるかもしれません。2018年に公開された映画オーバードライブの劇中車であり、主人公たちのライバル車両として使われた車両だったそうです。



オーナーの方もそうした経緯から大事に乗っていきたいと話されていました。



■FBM同時開催から見えるものとは?


 



2か所同時開催で行われたFBM、車山高原に500台(実際にはもう少し多かったようです)、蒲郡に概算200台とかつての規模からすれば大分縮小されたかに見える台数ですが、久しぶりに見る顔に懐かしさや再会に喜ぶことができたイベントだったのではないかと思います。



台数のみで比較すると車山高原の方が盛況だったとみられてしまうかもしれません。



しかし、普通に考えて参加車両200台という数字はカーイベントの参加台数としてはかなりの数ということになります。その意味では蒲郡も参加者は楽しむことができたイベントだったと思っています。



それでも久しぶりの開催からなのか2か所同時開催の弊害であったのか、蒲郡では人手が足りなかったように見受けられます。



今後FBMをどうしていくのかはこれからにかかっているのでしょう。メイングランドを使えずともうまくやりくりをして車山で開催を続けるのか?新たな会場蒲郡をこのまま定着させていくのか?



それともまったく別の場所を考えるのか。現地にいたスタッフにお尋ねしたときの回答はまだ何とも言えないというようでした。



海になるのか山になるのか、FBMの再始動はまだはじまったばかりです。新たな展開に期待をしつつ絵描きは旅を続けます。



■FBM公式サイト
https://www.frenchbluemeeting.com/



■富士モータースポーツミュージアム
https://fuji-motorsports-museum.jp/



■ラグーナテンボス蒲郡
https://www.lagunatenbosch.co.jp/index.html



■車山観光協会
https://kurumayama.com/tourism/



■きもだ こよし プロフィール
https://carcle.jp/UserProfile?UserID=4504 



[ライター・撮影/きもだ こよし]   
 
 
 
 
 

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みんなのコメント

1件
  • プジョー405がオールドモデル?
    と思ったけど私が乗っていたのは平成5年型。パリダカでバタネンが乗って活躍していた頃。
    まあ私も歳をとるわけだ。。。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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