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2023年のF1を”ほぼ”完全制圧。レッドブル、伝統のAutosport Awardで主要各賞総舐め。フェルスタッペンとRB19の”記録”が破られる日は来るのか?

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2023年のF1を”ほぼ”完全制圧。レッドブル、伝統のAutosport Awardで主要各賞総舐め。フェルスタッペンとRB19の”記録”が破られる日は来るのか?

 毎年恒例となっている英国Autosport Awardの表彰式がイギリス・ロンドンのグロブナーハウスで12月3日に行なわれ、レッドブルが主要な賞を受賞した。

 Autosport Awardは1982年から行なわれている今や毎年恒例となった賞で、英国Autosport読者の投票により、同年のモータースポーツにおけるベストドライバーやベストマシンなどを決めるもの。表彰式には数多くのモータースポーツ関係者が訪れる。

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 2023年のベスト・レーシングドライバーに選ばれたのは、F1でワールドチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンだった。

 2023年のフェルスタッペンはまさに圧倒的な強さを発揮し、F1の22戦中19勝を記録。年間最多勝、最高勝率記録、連勝記録など、あらゆる新記録を樹立した。フェルスタッペンが表彰台を逃したのは、F1スプリントを含めてもシンガポールGPの決勝レースのみ。まさに伝説的なシーズンとなり、読者から最も多くの投票を集めた。ちなみにフェルスタッペンはこのベスト・レーシングドライバーを3年連続で獲得している。

 なおその他の投票では、F1前半に活躍したフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)やインディカー王者のアレックス・パロウ、そしてフォーミュラE王者のジェイク・デニスらの名も挙がっていた。

 フェルスタッペンはこの日はホンダ・レーシング・サンクスデーに参加するために来日中だったため、ビデオメッセージでチームに感謝の言葉を語った。

 またインターナショナル・コンペティション・カー・オブ・ザ・イヤーには、フェルスタッペンが駆ったレッドブルRB19が選ばれた。RB19はフェルスタッペンの19勝だけでなく、セルジオ・ペレスによる2勝も挙げている。つまり、22戦21勝を達成したことになり、更新不可能と思われていた1988年マクラーレンMP4/4の16戦15勝の記録を上回った。

 なお昨年までマシンに対する賞はレーシングカー・オブ・ザ・イヤーとラリーカー・オブ・ザ・イヤーの2種類が存在していた。しかし今季からはこれが統合され、新たにインターナショナル・コンペティション・カー・オブ・ザ・イヤーが設立。レッドブルRB19はその初代受賞マシンとなった。

 授賞式にはレッドブルのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェが登場。フォーミュラE王者のデニスからトロフィーを受け取った。なおデニスはレッドブルのシミュレータドライバーを務めており、アブダビではFP1とテストでRB19を実際に走らせた。

「これまで5年間シミュレータ作業を担当してきたけど、これ(RB19)に匹敵するモノはない」

 そうデニスは語った。

「実際にマシンを走らせた日は、これまでで最高の1日だった。シミュレータに乗るだけの時間は、最も楽しい時間というわけではなかったんだけど、全てが報われたようだ」

 また優秀な技術責任者に送られるジョン・ボルスター賞には、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが選ばれた。ホーナーはチーム代表として、レッドブル・レーシングを統括。2年連続でダブルタイトルを獲得してみせたことが評価された。

「この22戦で重要な役割を果たしてくれたのは妻だった。そして、全てのパートナーも同じようにね」

 そうホーナー代表は語った。

「1年を振り返ると、とても大変だった。そんな中でチームが22戦中21勝を挙げたのは、素晴らしいことだ」

「厳しいシーズンだったし、今年は信じられないようなこともいくつか起きた」

「今年はジャンピエロ・ランビアーゼ(フェルスタッペンの担当エンジニア)を祝福したいと思う。彼は時々不機嫌そうに発言するマックスの態度に我慢しながら、偉業を達成したんだからね」

 この他、ルーキー・オブ・ザ・イヤーにはマクラーレンF1のオスカー・ピアストリが、最も印象的なシーンに贈られるモーメント・オブ・ザ・イヤーにはフェラーリのル・マン24時間制覇が選ばれた。

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