この記事をまとめると
■メルセデス・ベンツがCクラスのラインアップにプラグインハイブリッドのC 350 e スポーツを追加
【独占試乗】一発の速さは驚異的!! 富士スピードウェイで全開走行した「AMG C 63」はまるでF1だった!
■150kWの直4ターボエンジンに95kWの電気モーターを組み合わせる
■CHAdeMO急速充電に対応し、EV走行航続距離は110km
磐石のラインアップを完成させたメルセデス・ベンツCクラス
1982年に190クラスを発売し、Dセグメントのカテゴリーに参入したメルセデス・ベンツ。以来、セグメントリーダーとして、また動力性能や快適性や安全性などのあらゆる面におけるセグメントのベンチマークとして、Cクラスをラインアップしてきた。Cクラスとしては5代目となる現行型は、AMGモデルを含む全車を電動化しているのが特徴で、フラッグシップモデルであるSクラス譲りの新技術を多数採用していることも話題だ。
そんなCクラスに、プラグインハイブリッドの「C 350 e スポーツ」が追加されることになった。
今回追加されるC 350 e スポーツは、最高出力204馬力(150kW)、最大トルク320Nmを誇る2リッター直4ターボエンジンに、容量25.4kWhのリチウムイオンバッテリーと、出力95kW、トルク440Nmの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルとなる。
電気モーターのみで140km/hまでの走行も可能であり、EVとしての航続距離も110kmを実現。買い物や通勤などの日常生活においては電気自動車のように使用することが可能だ。また、遠方へのドライブの際には、ガソリンエンジンで充電しながら走行するなど電気モーターとガソリンエンジンのメリットをかけあわせることで、航続可能距離や充電時間を機にすることなく安心してドライブすることができる。
充電に関しては、6.0kW(30A)の交流普通充電だけでなくCHAdeMO急速充電にも対応しており、自宅や外出先などでのさまざまな充電方法の利用が可能だ。また、車両を蓄電池として利用することもでき、車外へ電力を供給できる給電機能(V2H、V2L)に対応している。
なお、C 350 e スポーツは、EV走行モードの際にこれ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点をアクセルペダルの抵抗を増して教えてくれる「インテリジェントアクセルペダル」を装備。無駄なエネルギー消費を抑えるエコなドライビングをサポートしてくれる。
メルセデス・ベンツC 350 eスポーツの価格は995万円。
プラグインハイブリッドを加え、これまで以上に隙のないラインアップを完成させたCクラス。このカテゴリーのセグメントリーダーとしての立ち位置をより強固なものとさせたようだ。
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