ヤマハ「SR400」のエキパイが中空二重構造のわけ どうやって曲げる？ 製造現場に直撃取材

■手間のかかる工程を経て、美しい部品が生まれる

　静岡県浜松市のサクラ工業株式会社（以下、サクラ工業）では、ヤマハのバイクに装備される消音器・排気系システムを製造しています。ヤマハのロングセラーモデル「SR400」も例外ではありません。

　近年、サクラ工業で製造されるエキゾーストシステムのほとんどがステンレス素材を採用しているなか、SR400は1978年の登場以来、変わらずスチール（鉄）を採用しています。

　しかもSRのエキゾーストパイプは、前後フェンダーや各部品などと同様に、まるで鏡のように美しいメッキ処理が施され、意匠性の高さを演出しています。

Comments

ずっと二重管の曲げ方って不思議だったけど、そうやるのか。栓も母材そのものの絞りでやってるし手間かかってるのね。美観防蝕の他に保温効果とか消音効果もあるけど、アフターパーツじゃまず見ない。

砂入れて曲げるのってそんな特殊か？