電動化へ向けた新人事
執筆:Mike Duff(マイク・ダフ)
【画像】ジーリーのデザイン力とは【ボルボ、ロータス、Lynk&Coを写真で比較】 全115枚
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
ロータスは、2026年までに4台の新型EVを発売することを発表したが、同社がこの開発計画のために、新たにデザイン担当者を採用したことも明らかになった。
現在、ジーリー(吉利)のデザインを担当しているピーター・ホーバリーが、グループ・ロータスのデザイン担当上級副社長に就任する。
71歳のホーバリーは、自動車デザインの分野で優れたキャリアを持つ英国人で、今回の異動により帰郷を果たすことになる。彼がジーリーを去るときには業界を引退するだろうと予想されていたが、ロータスの電動化戦略の一翼を担うという誘惑は大きかったに違いない。
2011年にジーリーのデザイン責任者に就任する前には、フォード・オブ・アメリカとボルボでもデザインを担当している。
新型EVのデザインに影響か
ホーバリーは、ロータス車のデザインだけでなく、新部門ロータス・エンジニアリングの責任者としても活動する。なお、エミーラの開発チームを率いたデザイン・ディレクターのラッセル・カーは、現職を継続する。
ホーバリーが担当する部署には、英コベントリーのロータス・スタジオも含まれており、そこでは新型車の開発が行われることになる。近々発表される新型SUVとセダンは中国で生産されるが、デザインはすべて英国で行われるとのこと。
ホーバリーはAUTOCARに対し、次のように語っている。
「2017年にロータスが買収された直後に初めてヘテルを訪れ、新たな計画が進展するのをじっと見守ってきました。その未来のより大きな部分を担えることを嬉しく思っています」
ドイツのメディアでは、1月にベントレーのデザイン・ディレクターを辞任したステファン・シーラフが、ホーバリーの旧職であるジーリーのデザイン責任者に就任すると報じられているが、これについては正式な確認を待ちたいと思う。
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みんなのコメント
ボルボもロータスも、オーナーと資本は完全に吉利汽車ジーリー
日本の年配技術者にも、日本での活躍を諦めて中・韓に渡ったり、中・韓企業に転職したりする者は多いが、幸せなのだろうか、、、