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メルセデスAMG Eクラス ファンを魅了するスーパーセダンの系譜を辿る

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メルセデスAMG Eクラス ファンを魅了するスーパーセダンの系譜を辿る

輸入車 [2023.05.04 UP]


メルセデスAMG Eクラス ファンを魅了するスーパーセダンの系譜を辿る
メルセデスAMG Eクラス|語り継がれる名車の系譜 vol.29|

VW・Tクロス中古車試乗!輸入車初心者にもピッタリのコンパクトSUV

文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ
※中古車参考価格はすべてグーネット2023年4月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年6月号の内容です)

モータースポーツで培ってきたノウハウと最先端技術を融合させた、運転するものを魅了するパワフルなラグジュアリーセダン。


AMGの伝統が息づいたスーパーセダン

市販車の高性能化はAMGのお家芸
 メルセデスAMG Eクラスは、クルマ好きにとって、ある種のドリームカーである。高級車の快適性と品質、スポーツカーの運動性能と官能性能を両立させているからだ。
 1967年、メルセデスのレースエンジニアたちが独立してチューニングエンジンを販売する会社を立ち上げる。創業者はハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャー。会社の名前は、彼らの頭文字をとって「AMG」とされた。
 AMGが頭角をあらわしたのは1971年のことだった。市販車の改造車による耐久レースに、6.3LV8エンジンを搭載した「300SEL」で参戦したAMGが、クラス優勝と総合2位という快挙を成し遂げたのだ。以来、メルセデスと協力関係を築き上げ、市販の高性能モデルの開発にも携わってきたAMGは、2005年にメルセデスの完全子会社に。AMGの名前は、メルセデス・ベンツのサブブランドとして冠されることとなった。
 いまでは多くのモデルにAMGの名前を見るが、やはり真骨頂といえるのが、ラグジュアリーセダンの高性能モデルだろう。メルセデスは2022年12月に現行E63のラストを飾るリミテッドモデルを、世界999台限定で発売。日本でも50台が割り当てられている。おそらくこれがEクラスのAMGモデルにとって最後の純内燃機関となるだろう。


メルセデスAMG Eクラスはこんなクルマ
 世界限定999台、日本では50台が販売された「E63 S 4MATIC+ ファイナルエディション」。専用ボディカラーのグラファイトグレーマグノや20インチの鍛造アルミホイールが装備される。

 ラグジュアリーセダンであるEクラスに高性能なエンジンを搭載するという手法はAMGのお家芸。圧倒的な性能と快適性を両立する。

 カーボンインテリアトリムやイエローステッチが施されたパフォーマンスシートを採用。シックかつスポーティな空間。

 「ファイナルエディション」のCピラーにはAMGの紋章がデザインされたバッジが。限定車ならではの特別なあしらい。


[メルセデスAMG Eクラスが名車になった理由]スポーツカーを凌駕する性能を高級車で実現する

モータースポーツの専門家集団が市販車を改造
 当時モータースポーツ用にチューニングエンジンを手がけていたAMGが市販車(W106)をベースにレーシングカーを制作。これが想像を超えた活躍を見せたことで、市販車を高性能化するAMGのビジネスがスタートする。


メルセデスの人気モデルに成長した高性能高級セダン
 高級乗用車の代名詞的存在であるメルセデス。だが、折に触れて、高級車に超高性能エンジンを搭載した過激なモデルを市販している。500Eはまさにその代表格。現在でも多くのファンがおり、中古車は高額で取り引きされる。


マルチシリンダー&大排気量が生み出す迫力の音と振動
 自動車の設計はつねに環境問題と隣り合わせ。近年では、排気量を小さくすることが設計のトレンド。しかし、大排気量&マルチシリンダーモデルには、それならではの魅力がある。AMGモデルの魅力とはエンジンそのものである。


エンジンだけでなく車両トータルで高性能を極める
 AMGモデルは、サーキットをスポーツカーのように高速で駆け抜けることが可能。エンジンだけでなく、ボディは補強され、足まわりやブレーキも強化、高度な電子制御システムなど、車両トータルで高性能化されている。


スポーティかつラグジュアリーという贅沢
 スポーツカー同等以上の性能を誇りながら、ラグジュアリーな空間を提供するのもAMGモデルの特徴。特にEクラスをベースにしたモデルは、高級ドライバーズカーの最高峰という位置付けだ。


性能に現れないフィーリングまでこだわる
 「ワン・マン、ワン・エンジン」つまり、1台のエンジンをひとりの技師が担当するというのがAMGの伝統。熟練工が丁寧に組み立てたエンジンは、緻密かつスムーズに稼働するため、フィーリング面でもメリットがある。


いま買いの中古車たち

メルセデスAMG E63 S 4MATIC+(W213)
 「Eクラス史上最速」という触れ込みで登場した現行型のハイエンドモデル。AMG GTと基本設計を同じとする4LV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力は612馬力と圧倒的な高性能。

中古車参考価格帯:600万円~1820万円(17年~23年 E63全グレード)


メルセデスAMG E53 4MATIC+(W213)
 電動化時代のハイパフォーマンスモデルとして登場したのがE53。エンジンは3L直6ターボで、そこにISGとメルセデスが呼ぶモーターを組み合わせる。性能と快適性のバランスに優れる。

中古車参考価格帯:580万円~1230万円(18年~23年 E53全グレード)


メルセデスAMG E43 AMG(W213)
 Eクラスが備える上質さはそのまま、AMGのスポーティテイストを加えたのがE43。エンジンは401馬力を発生させる3LV6ツインターボで、ゆとりある走りを楽しむことができる。

中古車参考価格帯:420万円~650万円(16年~23年 E43全グレード)


メルセデスAMG E63(W212)
 先代モデルにあたるW212型のハイエンドモデルがこちら。エンジンは5.5LV8ツインターボで、後輪駆動モデルのほか、4WDモデルもラインアップ。「S」は高性能版で、585馬力を誇る。

中古車参考価格帯:220万円~600万円(09年~15年 E63全グレード)

文:グーネット
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みんなのコメント

7件
  • AMGに乗っててしんどいと感じる時・・

    高速の走行車線を法定速度で走っててもスバルや三菱、マツダに乗るクソガキが煽って来る事。

    これ阪神高速だと結構多いんですわ。

    なのでAMGからメルセデスに乗り換え煽られの回数を減らしました。

    ベンツに乗ると買えないやっかみで煽って来るのでしょうね。

    アオラーさん達の人間の器の小ささには毎回、感服する次第です。
  • でかすぎて魅了されなくなった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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