ホンダ・レーシング(HRC、渡辺康治社長、埼玉県朝霞市)は2日、F1(フォーミュラ・ワン)向けパワーユニット(PU)を製造する「レッドブルパワートレインズ」と2025年までPUに関する支援を行うことで合意したと発表した。レッドブルグループからの要請に基づいて22年シーズンでは技術支援を行ってきたが、両社で協議、検討を重ねた結果、23~25年シーズンも継続することが決まった。
HRCサクラ(栃木県さくら市)で2日に行った報道向けのブリーフィングで渡辺社長は「F1から生まれてくる技術は非常に大きい。人材育成にもつなげていきたい」と、引き続きF1にホンダが携わる意義を述べた。
ホンダ・レーシング、モータースポーツの技術や知見でシナジー創出 四輪は市販車へ 二輪はHRCブランド活用
ホンダのF1参戦活動は、21年シーズンを最後に終了していた。F1のPU開発に投じていたリソースは、カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)実現に向けた活動に集中させている。
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