■新型ゴルフは2021年前半に日本上陸予定
2020年のフォルクスワーゲンは、1月にコンパクトSUV「T-Cross(Tクロス)」の販売開始、そして7月にクロスオーバーSUV「T-Roc(Tロック)」の発表・発売と、新しいSUVモデルが登場した。ただし、そのほかは特別仕様車の設定などにとどまった。
それでもモデル末期の「ゴルフ」、とくにディーゼルエンジン搭載のゴルフTDIの人気が高く、2020年第1四半期(1-3月)、第2四半期(4-6月)、第3四半期(7-9月)とも輸入車モデル別ランキングでBMWミニに次ぐ2位に入っている。
またTクロスも登場以来人気で、2020年第2四半期では6位、第3四半期では4位にランクイン。Tクロスは輸入SUVのなかでトップをキープしている。
そんなフォルクスワーゲンだが、2021年には多くのニューモデルが日本にやってくる予定だ。そんなモデルを見ていこう。
●新型「ゴルフ」/「ゴルフヴァリアント」
フルモデルチェンジを受け、8世代目となる新型「ゴルフ」がヨーロッパで発表されたのは2019年10月のこと。それからすでに1年以上が経っているが、2020年には日本上陸を果たせなかった。これは新型コロナウイルス感染拡大にともない、2020年3月に、欧州にあるVWのほとんどの工場が生産停止したことによる影響が大きかったという。
5ドアハッチバックの新型ゴルフは、2021年の上半期には日本にやってくる予定だ。
新型ゴルフのボディサイズは全長4284mm×全幅1789mm×全高1491mm、ホイールベースは2619mm。日本ではまだ現行モデルの「ゴルフ7」と、ほとんど変わらないサイズだ。
新型ゴルフの特徴としては、48Vマイルドハイブリッドシステム「eTSI」と呼ばれる1リッター、および1.5リッターのガソリンエンジンが用意されることだろう。これは48Vのリチウムイオン電池とベルト駆動式スターター・ジェネレーターからなるシステムで、減速エネルギーの回収やモーターでのアシストをおこなう。
また2リッターディーゼルエンジン「TDI」も85kW(115ps)、110kW(150ps)というふたつのバージョンが用意されている。これは「ツインドージング」と呼ぶふたつのSCR触媒コンバータを使用して、排出ガスの浄化能力が高められているのも特徴だ。
日本上陸した際にどのようなエンジンを搭載してくるのかは、まだ決定していないようだ。最初はTクロスのように、導入記念として、搭載エンジンやグレードを絞った特別仕様車「ファーストエディション」という形にすることも考えられる。
ステーションワゴンのゴルフヴァリアントは、ハッチバックのゴルフが登場したあとに導入されることが通例。早ければ2021年末までに登場する可能性もある。
すでにFFスポーティモデルの新型「ゴルフGTI」や、4モーション(4WD)の新型「ゴルフR」もすでに欧州では登場しているが、こちらの日本導入時期は未定だ。
●新型「パサート」/「パサートヴァリアント」
Dセグメントモデルの「パサート」は、1973年の初代登場以来、世界販売台数は累計で3000万台を超えるという大ヒットモデルだ。
現行パサートは8世代目で、2014年の秋にパリ国際モーターショーでワールドプレミアされた。ヨーロッパでは2019年6月に登場した改良新型パサートが、2021年の前半に日本に上陸の予定だ。
フロントグリルやフロントバンパーが新しくなり、さらに最新のLEDヘッドライトを搭載。またオプションで「IQライト」と呼ばれるLEDマトリクスヘッドライトを用意、より上質なエクステリアとなっているのが特徴だ。
インテリアでは第3世代のデジタルコックピットに進化しているのが特徴。また新開発の常時コネクテッドによる新世代インフォテイメントシステムを搭載、さらなる利便性の強化を図っている。
■スタイリッシュワゴン「アルテオン・シューティングブレーク」も2021年日本上陸!?
●新型「ティグアン」
欧州で2020年7月に登場したミドルサイズSUV、改良新型「ティグアン」も、早ければ2021年内に日本に上陸する予定だ。
ティグアンは2008年に初代が登場。2016年に2代目に進化し、これまで600万台以上が生産されている。2019年にはVWブランドのなかでベストセラーモデルとなり、世界で約91万1000台が生産された。
エクステリアで変更されたのは、フロントまわりのデザインだ。ボンネットはよりシンプルなラインを描き、LEDヘッドライトを備えた幅広のラジエーターグリルに変更、デザインが新しくなったVWバッジは中央に配置された。さらにバンパーデザインも一新されている。
インテリアでは、第3世代となるモジュラーインフォテインメントマトリクス(MIB3)を搭載。常時オンライン接続が可能になっている。Apple CarPlayのワイヤレス機能にも対応している。またオプションで480Wのハーマン・カードン製のプレミアムサウンドシステムも選択可能になった。
またタッチコントロールを備えた新たなステアリングホイールを採用。タッチスライド式のエアコン調整なども採用している。
改良新型ティグアンにはスポーツモデル「ティグアンR」と、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルの「ティグアンeハイブリッド」が設定されたが、両モデルの日本導入は未定だ。
●新型「アルテオン」/「アルテオン・シューティングブレーク」
欧州では2020年6月に登場したVWのフラッグシップ5ドアクーペ、改良新型「アルテオン」。同時に登場したワゴンモデル「アルテオン・シューティングブレーク」とともに、2021年内に日本にやってくるかもしれない。
アルテオンは2017年に登場したVWのフラッグシップ・グランツーリスモで、はじめて大幅なマイナーチェンジがおこなわれた。
従来、ファストバックの5ドアクーペスタイルのみだったが、今回スタイリッシュな5ドアツーリングワゴンのアルテオン・シューティングブレークを追加している。日本では同時に登場すると予想される。
アルテオンとアルテオン・シューティングブレークのフロントデザインは同じだが、Bピラーから後ろはまったく異なるエクステリアデザインとなる。アルテオン・シューティングブレークの荷室容量は565リッター、後席をたたむと最大1632リッターを実現。ファストバックのアルテオンの通常時荷室容量は563リッター、最大1557リッターとなる。
欧州ではアルテオン/アルテオン・シューティングブレークに、初となるプラグインハイブリッド「アルテオンeハイブリッド」や、フラッグシップの4モーションスポーツモデル「アルテオンR」も登場しているが、こちらの2021年中の日本上陸はなさそうだ。
※ ※ ※
2021年に新たにやってくるVWモデルは、すべてフラットな二次元デザインに生まれ変わった新しいVWロゴになっているのも特徴になる。すでに2021年モデルのTクロスやTロックは、新VWロゴに切り替わっている。
VWの次世代電気自動車(EV)「ID.3」は、来年2021年の日本導入はなさそうで、早くても2022年になるはずだ。
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