現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ベッテル、グロージャンの事故に衝撃「ガードレールがあんな壊れ方をしてはいけない」|F1バーレーンGP

ここから本文です

ベッテル、グロージャンの事故に衝撃「ガードレールがあんな壊れ方をしてはいけない」|F1バーレーンGP

掲載 1
ベッテル、グロージャンの事故に衝撃「ガードレールがあんな壊れ方をしてはいけない」|F1バーレーンGP

 F1第15戦バーレーンGPのオープニングラップで、背筋が凍る大クラッシュが発生した。ロマン・グロージャン(ハース)がダニール・クビアト(アルファタウリ)と接触してコントロールを失い、コースサイドのガードレールに高速でぶつかったのだ。

 衝撃でグロージャンのマシンは真っ二つに。コックピットを含むモノコックが金属製のガードレースに埋まってしまった状態で漏れ出たガソリンに引火し、爆発的な火災が発生した。

■バーレーンGP、大クラッシュ発生で赤旗中断。火の手上がるもグロージャンの命に別条なし

 しかしグロージャンは自らマシンを脱出し、ガードレールを乗り越えた。そして現場に駆けつけたFIAのメディカルスタッフに迎えられ、現場を離れることができた。グロージャンは手と足首に火傷を負って病院に運ばれたが、命に別状はなかった。当初は肋骨の骨折が疑われたが、X線検査の結果問題なしだったという情報もある。

 F1とFIAの関係者は、この事故について徹底的な調査を行なうと発表しているが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、なぜガードレールが破損し、クルマが突き刺さってしまったのかと疑問を呈している。

「画像を見たくなかったからあまり見ていないんだけど、大事なことは彼が外に出たことだよ」

 そうベッテルは語った。

「どう言っていいのか分からないけど、ガードレールがあんなふうに壊れるべきではないんだ。昔よりクルマが安全になったのは良いことだけど、ガードレールがあんな壊れ方をして、あんなふうに火事になってはいけないんだよ」

「火事にならないように、たくさんの予防措置がされているから、何が起きたのかは分からない。現段階では何とも言えないけど、彼が脱出できたことが大事だ」

 モノコックはクラッシュの衝撃でガードレールに埋まっていたため、グロージャンの命が助かり、無事脱出できたのはコックピット保護デバイスのハロがあったからだとドライバーたちは信じている。

「もしハロがなかったら……信じられないような結果になっていたと思うよ」

 そうジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)は話した。

「彼が自ら脱出するなんて信じられない。ここ数年で安全性が格段に向上したので、感謝するしか無い」

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、次のように付け加えた。

「恐ろしくて、最初は何が起こったのかわからなかったし、映像を見たときはショックを受けた」

「僕の世代は、あんなモノを見たことがない。昔はもっと一般的だったと思うけど、本当に怖かった」

「ロマンがクルマから飛び出してきたのを見たときは、本当に嬉しかったよ。F1マシンがあんな風に壊れるとは思ってもいなかった。特にバリアを貫通するなんてね」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、事故直後に無線で最も声を張り上げていたドライバーのひとりだ。彼はサイドミラーに映った事故を見て、グロージャンの状態について最新情報を求めていた。

「事故を生で見ていたから、すぐに無線で聞いた。とても心配していたんだ」

「僕はただロマンが無事だというニュースを聞きたかった。でもターン9についた時点でもまだ何も知らせがなかった。それから火事が起きているのが分かったんだ。だからかなり心配した」

「彼が大丈夫だったのは幸いだ。彼がどれくらい元気なのかは分からないけど、クルマから飛び出してきたのは良かったよ」

「クラッシュを見たら、彼がクルマから飛び出してきたなんて信じがたかった。だから、クルマの安全に関わってくれている人たちの努力に感謝だ」

こんな記事も読まれています

ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
くるまのニュース
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
レスポンス
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
ベストカーWeb
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
Auto Messe Web
マットモーターサイクルズのニューモデルDRK-01(250/125)受注開始!同社初の水冷エンジン搭載車は6月下旬発売予定
マットモーターサイクルズのニューモデルDRK-01(250/125)受注開始!同社初の水冷エンジン搭載車は6月下旬発売予定
モーサイ
「コイツ、実はクルマです…」馬って公道OKなの!?高速道路は?
「コイツ、実はクルマです…」馬って公道OKなの!?高速道路は?
月刊自家用車WEB
【ドライブグルメ 番外編】2024年、一番うまい「ハイウェイめし」は何? NEXCO東日本「ハイウェイめし甲子園」入賞グルメ表彰式レポート
【ドライブグルメ 番外編】2024年、一番うまい「ハイウェイめし」は何? NEXCO東日本「ハイウェイめし甲子園」入賞グルメ表彰式レポート
Webモーターマガジン
テスラ、モデル3に価格改定とスポーツ走行まで楽しめる”パフォーマンスモデル”を追加
テスラ、モデル3に価格改定とスポーツ走行まで楽しめる”パフォーマンスモデル”を追加
月刊自家用車WEB
渋滞対策の最終兵器! 『渋滞情報マップby NAVITIME』ならリアルタイムで渋滞回避をサポート
渋滞対策の最終兵器! 『渋滞情報マップby NAVITIME』ならリアルタイムで渋滞回避をサポート
月刊自家用車WEB
テスラのすべてのモデルが新価格に! Model 3 RWDやModel Y RWDがこんなに安く!
テスラのすべてのモデルが新価格に! Model 3 RWDやModel Y RWDがこんなに安く!
月刊自家用車WEB
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
くるまのニュース
F1ドメニカリCEO、スプリント開催をさらに増やしたい意向。ドライバーも新フォーマットには好評価も、それとこれとは別?「やりすぎは良くない」
F1ドメニカリCEO、スプリント開催をさらに増やしたい意向。ドライバーも新フォーマットには好評価も、それとこれとは別?「やりすぎは良くない」
motorsport.com 日本版
アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
レスポンス
つくづく「クルマはコミュニケーションツールだな」という話
つくづく「クルマはコミュニケーションツールだな」という話
旧車王
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
Merkmal
BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化
BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化
レスポンス
トヨタEVの新型車「bZ3C」/「bZ3X」 北京モーターショー2024で世界初公開 知能化/電動化/多様化
トヨタEVの新型車「bZ3C」/「bZ3X」 北京モーターショー2024で世界初公開 知能化/電動化/多様化
AUTOCAR JAPAN
マツダ 新型EV2車種を北京モーターショー2024で初公開 今年度中に市場投入も 「EZ-6」/「アラタ」
マツダ 新型EV2車種を北京モーターショー2024で初公開 今年度中に市場投入も 「EZ-6」/「アラタ」
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

1件
  • HALOもそうだし、意識失ってたら焼死もありえた。
    更に恐ろしいのが来週同じ場所でより高速なレースをするということだろう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村