工具屋専門店・ストレートで見つけたユニークなアイデアツール×5選〈8in1ラチェットetc.〉

上手近道・工具あれこれ［モトメカニック］

全国各地のホームセンターでは工具コーナーや資材館の充実が進んでいるが、バイクやクルマといったオートモティブ系工具のディープな品揃えでは専門店が優勢だ。バイクいじり好きのサンデーメカニックにとって、工具専門店「ストレート」の品揃えには定番品から個性的でユニークなアイテムまで興味を引かれるものが多い。

8in1メガネレンチ：1本で8サイズ分の働き! スペースをセーブしたい車載向き

今回紹介するアイテムの中でも特に注目したいのは、ソケットの内側をもうひと組のソケットがスライドすることで、1本で8サイズのボルトナットに対応するというラチェットメガネ。二重構造かつ12ポイントのソケットの内側がスライドして2サイズ分の働きをして、それが4カ所あるので合計8サイズのボルトナットに対応できる。内側のソケットが移動する分ヘッドに厚みが出てしまうものの、しっかり実用性を確保しているのが立派。車載性を考えるとスペース効率の高いマルチツールは有効だ。

―― 【ストレート メガネラチェットレンチ 8イン1 [11-8100]】●会員価格:2450円

―― 内側のソケットを押し引きすることで8/10/12/13/14/15/17/19mmの8サイズを実現。裏表でサイズが異なるので、回転方向はレバーで切り替える。 [写真タップで拡大]

―― 単一サイズのギアラチェットに比べてヘッドがかさばるのは致し方ないが、90枚ギアを内蔵することで送り角は4度。狭い場所でも使い勝手は良い。 [写真タップで拡大]

エアゲージ：針振れを抑えるオイル式メーターで耐久性を大幅にアップ

レバー操作だけで空気圧測定／加圧／減圧が可能なエアゲージ。測定範囲600kPaで、φ81mmの大型ゲージと相まってデリケートな圧力調整時にも指針が読み取りやすい。ゲージ内のオイルは空気圧が大きく変動した際のショックを和らげ、長期間にわたり精度を維持するために役立つ。エアコンプレッサーを所有しているなら、エアブローガンとともに必ず所有しておきたいツールである。

―― 【ストレート エアーゲージ 600kPa [15-290]】●会員価格:5600円

―― ゲージ内のオイルは空気圧が大きく変動した際のショックを和らげ、長期間に渡り精度を維持するために役立つ。余裕のある1mのホース先端には、エアバルブのネジ部をプレートで押さえるロック機構が付く、チャックはストレート部分が長めなので、ホイールのデザインによってはL字アダプターを併用すると使いやすい。 [写真タップで拡大]

クラッチロックホルダー：ロッキングプライヤー＋爪＆ピンでクラッチやフライホイールをホールド

クラッチやフライホイールのロックボルトやナットを緩める際に空回りを防止するホルダーは、開き幅の調整が可能でも簡単に外れてしまうものも多い。このホルダーはグリップ部分をロッキングプライヤーとすることで、幅を決めた後はしっかり固定できるため、作業に集中できる。

―― 【ストレート クラッチロックホルダー [19-6905]】●会員価格:1980円

―― 本体の全長は295mmと大柄で、爪の裏側のピンの太さはφ8mm。フライホイールを固定する際は、長穴部分にピンを差し込んでロックする。

―― クラッチハブに引っ掛ける爪は最大95mmまで開く。ハブの対角線上を挟み込むのが理想だが、多少位置がずれても爪をロックすれば保持できる。 [写真タップで拡大]

ジェットリーマー：五角形断面で汚れを落とす、キャブレターメンテの必需品

製品名の通りキャブレターのジェット清掃に特化したリーマー。詰まったジェットを開通させるにはジェットの番手より細い道具を使うのが必須だが、最も太い0.55mmでもケーヒン製ジェットで55番相当なので、スロージェットでも内径を傷つけるリスクは低い。

―― 【ストレート ジェットリーマーセット 12ピース0.05～0.55(mm) [19-2323]】●会員価格:4300円

―― 手荒に扱えば簡単に曲がってしまうほど繊細なリーマーだが、断面は丸ではなく五角形なのでエッジ部分で汚れを掻き落とす能力が高い。 [写真タップで拡大]

ジェットリーマー：細くて強いドイツ製。使いやすい差し替え式ハンドルをセット

上記のリーマーは上限が0.55mmだが、こちらのセットは最大1.6mmまであるので、メインジェットのクリーニングも可能。リーマー本体が細いとデリケートな扱いが難しいが、握りやすいハンドルにセットできるので汚れ除去のコントロールが容易になる。

―― 【ストレート ジェットリーマーセット 14ピース 0.33～1.6(mm) [19-2325]】●会員価格:4400円

―― 太さが1mm近くになると五角形断面のシャープさもよく分かる。ピンバイスのように回すのではなく、エッジで汚れを削るようにして使う。 [写真タップで拡大]

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Comments

悪名高きエアーゲージの紹介ですね。
購入当初からのオーリング破損、各部からのエアー漏れが有名
エアーゲージの利用頻度が高い方はミシュラン購入、頻度が低ければガソリンスタンドで充分。