現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ヤマハ新型YZF-R25 試乗インプレッション【これぞ真のオールマイティ車だ!!】

ここから本文です

ヤマハ新型YZF-R25 試乗インプレッション【これぞ真のオールマイティ車だ!!】

掲載 18
ヤマハ新型YZF-R25 試乗インプレッション【これぞ真のオールマイティ車だ!!】



今年で9年目を迎える軽二輪ロードスポーツのYZF-R25。’22年に令和2年排出ガス規制に適合し、今年はパープルというニューカラーを投入するなど、まだ新鮮さは失われていない。販売台数ではニンジャ250やCBR250RRに一歩譲るも、万能性では現在もレベル高し!※この記事はヤングマシン2023年9月号に掲載されています。

【Q&A】1800ccなのに小型二輪、125ccなのに原動機付自転車って……ちゃんと説明できる?【用語解説】



ヤマハYZF-R25ABS 概要

―― 【YAMAHA YZF-R25 ABS】■全長2090 全高1140 シート高780(各mm) 車重169kg ■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 250cc 35ps/12000rpm 2.3kg-m/10000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量14L ■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=110/70-17 R=140/70-17 ●色:青 黒 紫 ●価格:69万800円

―― 【ライディングポジション】シート高は780mmと低く、足着き性は優秀。セパハンは’19年型で22mm下げられたが、それでも低すぎずバランスは良好だ。[身長175cm/体重68kg]

[◯] ロードスポーツの王道。峠道も旅もこれ1台で

私がR25に試乗するのは、大型マイチェンを実施した’19年以来、4年ぶりとなる。というわけで、まずはパワーユニットから確認しよう。

180度クランクや1軸偶力バランサーなどを採用した249cc水冷並列2気筒は、’15年の登場時こそ36psという最高出力で他を圧倒したが、その後はパワーのあるライバルが続々と登場。’18年に排ガス規制対応で35psに減り、’22年の新規制適合後もこの数値を維持している。

今でこそ最強スペックではないが、相変わらず扱いやすく、そして十分にパワフルだ。新規制適合による影響か、極低回転域でのトルクがやや薄く感じたのと、パワーの盛り上がりの境が7000rpmから8000rpmに移行したような印象を受けたが、これは感覚的なものなので参考までに。交通の流れに乗るならせいぜい6000rpmまでで事足る一方、スロットルを大きく開ければレッドゾーンの始まる1万4000rpmまで、レーシングサウンドを伴いながら勢いよく伸び上がる。いたずらにパワーを絞り出さず、市街地での使い勝手を犠牲にしていない点は好感が持てよう。

続いてはハンドリングだ。微速域から接地感が高く、ハンドルも切れ込まないので、おそらく多くのビギナーは「これなら乗れる!」と思うに違いない。そうしたイージーさを演出しつつも本質はスーパースポーツであり、ブレーキングなど車体のピッチングを生かすことで高い旋回力が引き出せる。ブレーキについては、倒立フォークの剛性の高さを加味するともう少しフロントの制動力を上げてもいいと思ったが、初心者を慌てさせないという意味では現状の利き具合がベストなのだろう。

フルカウルのバイクに憧れて免許を取り、R25を買ったユーザーの多くは、峠道を攻めるだけでなく、普段のちょっとした移動から、荷物を満載してのツーリングまで酷使するはず。そうしたさまざまなシチュエーションにおいて、R25はあらためて過不足なく対応できるであろうと感じた。これぞ軽二輪ロードスポーツのあるべき姿と言えるだろう。

[△] 2万2000円アップ。せめてラジアルを…

’23年型は新色の追加のみで価格は2万2000円上昇し、69万800円に。値上げトレンドなので仕方ないのだが、これは去年までのR3を上回る価格なので、せめてR3と同じラジアルタイヤを履いてほしかったというのが正直な感想だ。

[こんな人におすすめ] 熟成されたR25新色パープルはかなり映える!

42psのCBR250RRや直4のZX-25Rなど、どうしてもスペックに目が行きがちだが、R25もまだまだ戦闘力は高く、尖りすぎていないゆえの優しさや万能性に感心。新色のパープルは主張強めなので、ぜひお店でご覧あれ!

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

小さいミニがついに出た! 全幅1755mm、新型「エースマン」は元気で電気なクロスオーバーSUV【試乗レビュー】
小さいミニがついに出た! 全幅1755mm、新型「エースマン」は元気で電気なクロスオーバーSUV【試乗レビュー】
くるくら
マセラティ史上最もパワフルなサーキット専用スーパースポーツカー、「MCXtrema」が英国に到着!
マセラティ史上最もパワフルなサーキット専用スーパースポーツカー、「MCXtrema」が英国に到着!
LE VOLANT CARSMEET WEB
マツダ、「MXー30」を一部改良 安全装備の機能を向上 特別仕様車も設定
マツダ、「MXー30」を一部改良 安全装備の機能を向上 特別仕様車も設定
日刊自動車新聞
6速MT搭載! 超レトロな新型「“丸目”スポーツカー」発売へ! “最新・高性能モデル”に匠の手作り「旧車ボディ」採用! 斬新すぎる「新型モデル」M55が凄い
6速MT搭載! 超レトロな新型「“丸目”スポーツカー」発売へ! “最新・高性能モデル”に匠の手作り「旧車ボディ」採用! 斬新すぎる「新型モデル」M55が凄い
くるまのニュース
全長4.9mの新スポーツバック/アバント アウディ新型「A6」に後輪駆動のエントリーモデルが欧州で追加 気になる価格とは
全長4.9mの新スポーツバック/アバント アウディ新型「A6」に後輪駆動のエントリーモデルが欧州で追加 気になる価格とは
VAGUE
歴史ある筆記体ロゴとモダンなスタイル! トライアンフが25年に向けたモダンクラシックな限定車「ICON EDITION」を発表
歴史ある筆記体ロゴとモダンなスタイル! トライアンフが25年に向けたモダンクラシックな限定車「ICON EDITION」を発表
バイクのニュース
レクサス『LBX』、内外装の質感高めた新グレード「Elegant」追加 420万円から
レクサス『LBX』、内外装の質感高めた新グレード「Elegant」追加 420万円から
レスポンス
【ホンダCB400Four回顧試乗】中免ライダーの憧れ「ヨンフォア」は初の4気筒400ccモデルだった
【ホンダCB400Four回顧試乗】中免ライダーの憧れ「ヨンフォア」は初の4気筒400ccモデルだった
モーサイ
無限、2025年の卓上カレンダーを発売。SFとスーパーGTのマシンが疾走感あふれるイラストに
無限、2025年の卓上カレンダーを発売。SFとスーパーGTのマシンが疾走感あふれるイラストに
AUTOSPORT web
ドイツ御三家もポルシェも中国では厳しい戦い! もはやプレミアムセグメントでさえ中国のEVメーカーが席巻
ドイツ御三家もポルシェも中国では厳しい戦い! もはやプレミアムセグメントでさえ中国のEVメーカーが席巻
THE EV TIMES
ラッセル、裁定の一貫性を保つために「ちゃんと給料を貰う、常設のスチュワードが必要な時期が来ている」
ラッセル、裁定の一貫性を保つために「ちゃんと給料を貰う、常設のスチュワードが必要な時期が来ている」
motorsport.com 日本版
【トライアンフ】ダニエル・クレイグ氏がオークションに出品したボンド仕様の特別限定車が過去最高額の6万ポンドで落札
【トライアンフ】ダニエル・クレイグ氏がオークションに出品したボンド仕様の特別限定車が過去最高額の6万ポンドで落札
バイクブロス
ホンダ斬新「大きなSUV」がスゴイ! 高級感漂う「シンプルデザイン」&“Honda”ロゴ強調! 「日本車でイチバン」売れている米国で大人気な「プロローグ」とは?
ホンダ斬新「大きなSUV」がスゴイ! 高級感漂う「シンプルデザイン」&“Honda”ロゴ強調! 「日本車でイチバン」売れている米国で大人気な「プロローグ」とは?
くるまのニュース
キャデラック初のフル電動SUV『リリック』、高性能版「Vシリーズ」設定へ
キャデラック初のフル電動SUV『リリック』、高性能版「Vシリーズ」設定へ
レスポンス
BMW、新型『M1000RR』を発表。2025年モデルは最高出力218hp、ウイングレットも強化。価格と発売日は未定
BMW、新型『M1000RR』を発表。2025年モデルは最高出力218hp、ウイングレットも強化。価格と発売日は未定
AUTOSPORT web
車いすを後付けで電動化、ヤマハ発動機が10年ぶりに刷新 完成車の販売は終了へ
車いすを後付けで電動化、ヤマハ発動機が10年ぶりに刷新 完成車の販売は終了へ
レスポンス
「東京湾アクアライン」封鎖です! 神奈川⇔千葉の大動脈が半日通行禁止 PA「海ほたる」も
「東京湾アクアライン」封鎖です! 神奈川⇔千葉の大動脈が半日通行禁止 PA「海ほたる」も
乗りものニュース
“GT-Rエンジン”搭載! 日産「“4人乗り”スポーツセダン」がスゴイ! ド迫力ワイドボディ&2000馬力発揮でめちゃ楽しそうな「アルティマニアック」とは
“GT-Rエンジン”搭載! 日産「“4人乗り”スポーツセダン」がスゴイ! ド迫力ワイドボディ&2000馬力発揮でめちゃ楽しそうな「アルティマニアック」とは
くるまのニュース

みんなのコメント

18件
  • 250ccクラスでいちばん長所も短所もないバイクな印象。
  • CBRなら分かるけど、NINJA250にも台数で負けてるんだ〜知らなかった。
    NINJAは現行になった時に大幅に軽量化されて良くなったとは聞いてたけど…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村