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すべてが満点じゃないからあえての指摘! 大人気最新車8台の「気になる」トコロ

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すべてが満点じゃないからあえての指摘! 大人気最新車8台の「気になる」トコロ

 大注目の人気モデルにもネガな部分が存在する!

 2020年の新型車は豊作で、それらの多くは人気車となっている。しかし、そんなクルマたちでも完全というわけにはいかない。今回は最新人気車の気になってしまうネガなところを挙げていこう。

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 1)トヨタGRヤリス

 GRヤリスは「市販状態で競技に使った際にアドバンテージを持つ、トヨタオリジナルのスポーツモデル」というコンセプトのもと、豊田章男社長肝いりで開発されたモデルである。

 このコンセプトに共感した筆者は1.6リッターターボ4WDのRZハイパフォーマンスを自分のものにし、すでに3000km以上走っているが、速さや軽快なクルマの動き、普段使いでの扱いやすさ、筆者のGRヤリスは運転支援システム付きということもあり、GT性能の高さなど、大満足している。

 という前提で不満なところを挙げると、エンジンが普段使う3000回転以下で静か過ぎる点と、筆者のRZハイパフォーマンスの着座位置が高すぎることにより、普段乗りでの楽しさ、ワクワク感に少し欠けるところだ。

 しかしこの2点も前者は合法的なマフラー交換、後者はシート交換で対応でき、費用は掛かるものの楽しみながら対応していけば、さらに楽しいクルマに仕上げられると確信している。

 2)トヨタ・ヤリスクロス

 ヤリスクロスはヤリスをベースにボディも大型化したコンパクトSUVだ。気になるところはリヤシートの広さがこのクラスの水準より少し狭い点、乗り心地が悪いとまでは言わないもののイマイチで、全体的に運転すると「オオッ」という期待感を覚える5ドアハッチバックのヤリスに比べると大味というかごく普通の印象だ。

 3)トヨタ・ハリアー

 6月にフルモデルチェンジされたミドルSUVのハリアーは「手が届く高級」という一世を風靡したマークII三兄弟のようなコンセプトで開発され、仕上がりが良好なこともあり、文字どおり全盛期のマークII三兄弟のように好調に売れている。

 大きなネガはないものの、あえて挙げるとリヤのウインカーが低い位置にあるため、交差点などで後続車との車間が狭い際には後続車からウインカーの点滅が確認しにくいケースがあることくらいだ。

 4)トヨタRAV4 PHV

 RAV4ハイブリッドのバッテリー搭載量を増やしただけでなく、モーターも大幅にパワーアップしプラグインハイブリッドとしたRAV4 PHVは高い実用性とスポーツカー並みの加速力を持ち、価格も469万円からと内容を考えれば激安な素晴らしい商品である。それだけに「確実に売れるクルマ」なのに月間販売目標台数が300台と供給が少なく、フタを開けてみると供給に対し需要が大きく上まわり、現在は注文が一時停止と買えないクルマとなっている点が最大の不満だ。

 最新の安全装備が付いていないのが残念なモデルも!

 5)日産キックス

 日産で久しぶりの新型車となったキックスはタイで生産されるド真ん中のコンパクトSUVである。2モーターハイブリッドのe-POWERのドライバビリティ(運転のしやすさ)のよさなど、全体的に堅実に仕上がっているが、気になるところはホンダの2モーターハイブリッドのようなエンジン直接駆動モードを持たないe-POWERの構造によるペースの速い高速巡航での燃費の低下と、装備内容を考えれば納得は出来るものの、絶対的な価格が275万9900円からとコンパクトSUVとしては高く見えてしまう点だ。

 6)スバル・レヴォーグ

 2代目モデルにフルモデルチェンジされたレヴォーグは新しい1.8リッターターボエンジンの搭載やXに進化したアイサイト、ハンドリングや乗り心地といったクルマとしての質の劇的な向上など、じつにスバルらしい内容の濃いモデルだ。

 強いて気になるところを挙げると、全幅が1795mmと1800mm以下を死守したのは評価できるのだが、全長は4755mmと意外に大きい点と、やはり先代モデルの2リッターターボを引き継ぐハイパワー車も欲しいことだ。

 7)スズキ・ハスラー

 明るい雰囲気などを理由に、初代モデルが大ヒットしたハスラーはフルモデルチェンジされた現行型2代目モデルもじつによくまとまったモデルである。そのなかで気になるのはターボ車との明確な差別化という理由もあるにせよ、NA車には長距離ドライブの際などにありがたい停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能が付かない点だ。

 8)ダイハツ・タフト

 ハスラーに近いキャラクターを持つ軽クロスオーバーのタフトも、全グレードに標準装備される大型ガラスルーフなどにより楽しげな雰囲気を持つモデルだ。

 弱点は軽自動車がとくに進化の早い分野というのもあり、設計時点の古いエンジンに古さを感じるようになってきた点と、自動ブレーキが高い性能は期待できないと思われることだ。

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みんなのコメント

50件
  • そもそもタフトは人気車ではない。
  • なんか思ってた部分と違う。
    タフトは親戚が買って乗ってみたけど、フロントガラスとルーフガラスの間の部分で信号機が見えなくなるのがネガだと思った。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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