ダイムラーAGは3月19日、商用車部門メルセデス・ベンツ・バンズで開発中の新型「シタン」を予告する画像を公開した。
日本でも人気のMPVルノー「カングー」とプラットフォームを共用する現行シタンは、コンパクトなハイトボディで取り回しと積載性を両立し、欧州で人気の小型商用車。
今回、ソーシャルメディア「Linkedin(リンクトイン)」のオフィシャルアカウントで公開されたのは、厳重な擬装を施された次期型のプロトタイプで、商用車らしく後席に窓のないパネルバン仕様と見られる試験車両は、現行型と同じく荷室部分の高さを確保している。その全体的なフォルムは昨年11月にデビューした新型カングーを思い出させ、引き続きプラットフォームを共有していることをうかがわせる。
デザインについては詳細は不明ながら、グリル中央に備わる円形の擬装部分にはスリーポインテッドスターが隠れている模様で、こうしたディテールによって兄弟車と差別化を図っていくものと思われる。また、登場が予告されているフルEVバージョン「eシタン」についても、充電中と見られるプロトタイプの様子が収められており、開発は順調に進んでいるようだ。イメージからは、充電コネクターがエンブレム背後にビルトインされていることも見て取れ、商用車部門へのeモビリティ浸透が今から期待される。
メルセデス・ベンツ・バンズによれば、新型シタンはデザイン性に優れると共に、安全装備やコネクティビティも長足の進化を遂げて登場するとのこと。もちろん、大きな開口部を持つ両サイドのスライドドアや低床構造による積載性の高さなど、市街地での商用ニーズに応えた現行形の美点はそのまま受け継がれる。さらに、ドライビングコンフォートも高いレベルで実現しているというから、乗用バージョンも人気が出そうだ。
本年後半に正式デビューが予定される新型シタン。日本市場へもフランス勢のライバルとしてぜひ正規導入を期待したい。
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