1980年のF1チャンピオンであるアラン・ジョーンズは、2021年F1第2戦エミリア・ロマーニャGPでバルテリ・ボッタスとジョージ・ラッセルの間に発生したインシデントの後、ラッセルを非難したメルセデスF1チーム代表トト・ウォルフについて批判的な発言を行った。
イモラ・サーキットでの決勝31周目、ラッセルは前を行くボッタスを抜こうとした際に濡れた路面で体勢を崩し、ボッタスに衝突した。2台はコースオフしてストップ、無線で怒りをぶちまけたラッセルは、マシンを降りた直後にボッタスに対して憤りを示し、その後のインタビューのなかでボッタスのドライビングを非難した。ラッセルは、相手が自分でなければボッタスはこのようなことはしなかっただろうとも発言した。
メルセデスF1代表、クラッシュのラッセルに激怒。マシン大破が開発計画に影響か
後に当時の映像を確認したラッセルは、自身のコメントを撤回し、ボッタスとウイリアムズに対して謝罪した。
決勝後、ウォルフは若いラッセルがとった態度とインシデントそのものの両方について、不快感を示した。
「このインシデント自体、起こしてはならなかった」と、ウォルフは憤った。
「ジョージはあのような行動を取るべきではなかったのだ。リスクを伴うやり方であり、しかも前方にいた相手はメルセデスだった」
メルセデスは2022年にはボッタスの契約を延長しない可能性が高いとみられており、その場合の後任候補として有力なのはメルセデスの育成プログラム出身のラッセルであると考えられている。
ラッセルは2020年第16戦サクヒールGPでルイス・ハミルトンが新型コロナウイルス陽性となり欠場した際に代役を務め、強い印象を残した。しかしウォルフの今回のコメントは、メルセデス移籍を目指すラッセルにとって明るい兆しを示すものでなかったことは確かだ。
「(彼が)良い仕事をすればメルセデスに入れる。しかし、それができないなら、ルノー・クリオ・カップでレースだ。今日の彼はルノー・クリオ・カップに近かった」とウォルフは冗談で発言した。
ウイリアムズF1チームのドライバーとしてF1世界タイトルを獲得したジョーンズは、このジョークをはじめとするウォルフの一連の発言を非難している。
「トト・ウォルフはメルセデスF1チームを率いている。したがって彼にはジョージ・ラッセルを批判したり、不満を表明したりする権利がある」と、ジョーンズはジャーナリストのピーター・ウインザーがレース後に配信したポッドキャスト番組のなかで語った。
「しかし公の場で、誰かに関してどこどこのドライバーになるのが落ちだ、などと言うのは、少々馬鹿げていると私は感じる」
「トトがあれやこれやと言っていたことに少し腹が立った。彼(ラッセル)が注意しないかぎり、ルノーのセダンだかなにかでレースをするのが落ちだ、という発言だ」
「たしかに彼はメルセデスのリザーブドライバーだし、メルセデスはウイリアムズにエンジンを供給している。しかし、もしも私がジョージ・ラッセルだったらこう言うだろう。『あんたは黙っていろ。僕はあんたのためじゃなくウイリアムズのために戦っているんだ』とね」
「あらゆる方向から外野が口を出してくる」とジョーンズは不満を漏らした。「それでは、F1が進んでいるのと同じ方向へ行っているようにも見える」
一方でジョーンズは、問題のインシデントの責任はラッセルにあるとの考えを示した。
「責任はいつでも後方のドライバーにある。前にいる人間は(抜かれないように)段取りを整える。後ろの人間が安全に避けなければならないのだ」
「ジョージがアウト側から回りこもうとしたのは少し楽観的だったと思う。おそらくあの衝突は避けられた」
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