6月12日(水)、FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンの最終戦となる第87回ル・マン24時間レースの公式練習と予選1回目が行われ、どちらもトヨタのTS050 HYBRID7号車 (小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)がトップタイムをマークした。
午後に行われた4時間の公式練習は、降雨によりウエットコンディションでスタート。LM-GTE Amクラスの99号車プロトン・コンペティションがクラッシュし、天候の悪化もあってセッションは約50分ほど赤旗中断となった。
■トヨタ、来季WECに”ハンディキャップ”導入を支持。ただしル・マンは例外?
セッション最後の1時間はコースが乾いていき、各車がウエットタイヤの交換タイミングの評価などを行った。
トヨタ7号車は、セッション残り2分というタイミングで小林が3分18秒091をマーク。それまでトップに立っていたSMPレーシング11号車に代わって首位となった。11号車は、ストフェル・バンドーンがセッション残り20分のところでタイムを記録していたが、7号車のタイムとは1.840秒の差がついた。
トヨタ8号車はレベリオン3号車に次ぐ4番手。セッション最後の周回で中嶋一貴がタイムアップを狙っていたが、他車がスピンしイエローフラッグが振られたため、フェルナンド・アロンソが記録した3分20秒941でセッションを終えた。
続いて、夜間に行われた予選1回目は2時間のセッション。ル・マンでのコースレコードを持つ小林がここでも速さを見せ、開始から10分ほどのところで3分17秒161を叩き出し、暫定ポールポジション。
しかしセッション残り45分というタイミングで、7号車がインシデントに巻き込まれた。
LMP2クラスのドラゴンスピード31号車がフォード・シケインでスピンを喫した。ドライブしていたロベルト・ゴンザレスがコース復帰しようとしたタイミングで、マイク・コンウェイがドライブしていた7号車と接触してしまったのだ。7号車は25分ほどの修復作業を経てコースに戻った。
一方、トヨタの8号車は中嶋一貴がアタックに向かったが、トラフィックとフルコースイエローに阻まれてしまった。そのため、夜間走行におけるセットアップ作業に集中したようだ。
しかし8号車はセバスチャン・ブエミがドライブ中に他車と接触。幸い、フロア修復とフロントノーズの交換のみで走行を再開し、セッション残り5分にアロンソが3分19秒837を記録し4番手となっている。
暫定2番手となったのは、SMPレーシングの17号車。イゴール・オルトツェフが7号車と0.472秒差のタイムを記録した。
3番手のレベリオン3号車は、ユノディエール(ロングストレート)の第2シケインでグラベルに飛び出る場面もあったが、その後のラップで3分19秒603を記録している。
LMP2クラスは、トヨタ7号車との接触があったにも関わらず、31号車が暫定ポールポジション。元F1ドライバーのパストール・マルドナドが3分26秒804をマークした。2番手にはポイントリーダーの36号車シグナテック・アルピーヌがつけている。
LM-GTE Proクラスは、67号車フォードがポルシェ勢を抑えてトップに立った。アタックを担当したハリー・ティンクネルが、93号車ポルシェをわずか0.028秒差で上回る3分49秒530を記録した。
セッション残り20分の時点で、63号車コルベットのアントニオ・ガルシアが3分49秒467をマークしていたものの、イエローフラッグが出ていた中でのタイム更新だったため、このタイムは削除されている。
LM-GTE Amクラスの上位はポルシェが独占。デンプシー・プロトン88号車がトップとなっている。
13日(木)には予選2・3回目のセッションが行われ、全クラスの予選順位が確定することになる。
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