アウディは、『A3』シリーズのプラグインハイブリッド(PHEV)、『A3スポーツバックTFSI e』の改良新型を欧州で発表した。改良新型は、バッテリー容量の増大やDC急速充電への対応など、包括的な技術アップグレードを受けている。
最大の特徴は、電動走行距離がWLTPモードで最大143kmに延長されたことだ。これは、高電圧バッテリーの総容量を25.7kWhとほぼ2倍に増やすことで実現した。96個のプリズマ型セルを4モジュールに分割し、最適化されたセル化学と改良されたパッケージングにより、モジュールの充電容量を37Ahから73Ahに向上させている。
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パワートレインも一新された。新開発の1.5リットルTFSIエンジンは、可変ジオメトリーターボチャージャーやミラーサイクルの採用、圧縮比の向上などにより、高効率化を図っている。電気モーターは85kW、330Nmのトルクを発生し、6速Sトロニックトランスミッションに統合されている。
アウディは2つの性能レベルを用意している。上位の「45 TFSI e」モデルは、システム合計出力200kW(272ps)、トルク400Nmを誇り、0-100km/h加速は6.3秒、最高速度は237km/hを達成する。一方、「40 TFSI e」モデルは、システム出力150kW(204ps)、トルク350Nmで、0-100km/h加速は7.4秒、最高速度は225km/hとなっている。
両モデルとも、電動走行時の最高速度は140km/hに設定されている。インテリジェントなドライブマネジメントシステムにより、高い効率性と強力な回生性能、日常的な長距離走行での局所的なゼロエミッション走行を実現している。
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