F1第5戦マイアミGPでは、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がFP2で、エステバン・オコン(アルピーヌ)がFP3で大きな衝撃を受けるクラッシュを喫した。ふたりがクラッシュしたのは、同じターン13の出口だった。
この場所には衝撃を吸収するバリアが置かれておらず、ふたりのマシンはコンクリートウォールに激突してしまったのだ。
■【動画】オコン51Gの衝撃……『”魔”のターン14』クラッシュ映像
クラッシュの衝撃で、首に痛みを抱えながらマイアミGPを戦うことになったサインツJr.は、金曜夜のドライバーズブリーフィングで問題提起し、当該コーナーにテックプロ・バリアを設置するよう提案した。
しかしFIAは何の措置も取らず、FP3でオコンがクラッシュ。51Gもの衝撃をうけた結果、オコンのマシンはシャシーにヒビが入ってしまった。この影響で、オコンは予選に出られなかった。
FIAの対応に対し、多くのドライバーが不満を感じており、次戦スペインGPでさらなる話し合いが行なわれると見られている。
ランド・ノリス(マクラーレン)はマイアミのレース後、「僕たちは間違いから学ぶものだ。彼らも今回の出来事から学んでほしい」と語った。
「ドライバーとして、僕たちはクルマを運転していない人とは違った形で物事を理解することができるんだ」
「僕たちがアドバイスをしたら、それを受け止めて行動することが重要だ。特にテックプロがないのは、テックプロがあるよりもずっと大きな影響があるだろう。シンプルなことなんだ」
「一度起こったことに対して僕たちが何か言っても、何も対応してくれなかった。また同じことが起こり、さらにひどいことになった。僕たちの言うことを聞いてほしいんだ」
「クルマを運転しているのは僕たちだ。僕たちは多くの面で、彼らよりも多くのことを知っている。一方で、僕たちよりも彼らの方がよく知っていることもある、もっと協力しあわなければならない」
「でも今のところ、僕らの意見を聞いてもらえるようには思えないんだ」
「エステバンのタブ(モノコック)にはヒビが入ってしまった。彼らはもう少し対策を講じる必要がある」
アルピーヌのオットマー・サフナウアー代表は、後から別の決断をすべきだったと言うのは簡単だとしつつも、FIAにその決定を調査するよう求めた。
「我々が振り返るなら、FIAも見直すべきだろう」
そうサウナウアーは語った。
「個人的な意見としては、あそこにテックプロがあれば、より安全だっただろうと思う。FIAの仕事はクルマを守ることではないが、それとドライバーを守ることは相関性が高い。クルマがダメージを受ければ、ドライバーもダメージを受ける可能性があるのだ」
またサウナウアーは、かつて使われていたTカーは必要ないとしながらも、”3台目”のマシンについて言及した。
「もうひとつは、ひょっとしたら我々は3台目のクルマのあり方について考えるべきなのかもしれない」
「かつては、Tカーがあった。私はTカーは必要ないと思う。余計な人員が必要になるからね」
「すでにここにあるパーツで、クルマをもう少しビルドアップできていれば、予選までに間に合う可能性が高くなる」
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