LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S
WAKO’S 4CR LC500
#6 Kazuya OSHIMA
James ROSSITER
2018年スーパーGTシリーズ
第3戦鈴鹿サーキットレースレポート
大会概要
2018年スーパーGTシリーズ第3戦
最後まで異次元の速さ。GT500第3戦鈴鹿決勝はARTAとRAYBRIGでホンダNSXが1-2フィニッシュ達成
大会名称
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUZUKA GT 300km -FAN FESTIVAL-
開催日時
5月19日土曜(予選)
5月20日日曜(決勝)
開催サーキット
鈴鹿サーキット 国際レーシングコース(フルコース1周5.807km)
所在地:三重県鈴鹿市稲生町7992
同時開催レースカテゴリー
・2018 FIA-F4選手権第5戦&第6戦
・ポルシェカレラカップ ジャパン2018第5戦&第6戦
・2018 Honda Sports&Eco Program FIT 10リッターチャレンジ(5月18日開催)
LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S 参戦体制
#6ドライバー:大嶋和也
出身地:群馬県
生年月日:1987年4月30日
体重:61kg 身長:171cm
血液型:RH+A
ドライバー:ジェームス・ロシター
出身地:イギリス
生年月日:1983年8月25日
体重:72kg 身長:183cm
血液型:RH−B
エントラント代表:狐塚宣寿
チーム監督:脇阪寿一
チーフエンジニア:田中耕太郎
チーフメカニック:小倉啓悟
予選(5月19日)
天気:晴れ コース状況:ドライ
気温:20度 路温:36度(14時35分)
湿度:43%(15時)
予選開始:15時05分(GT500クラスQ1開始) *当初予定より10分遅れ
前戦の富士から実質的に中1週というタイトスケジュールで、2018年のスーパーGTシリーズは早くも第3戦を迎えた。鈴鹿サーキットでの戦いである。昨年までは夏場に1000kmレースとして開催されていたスーパーGT鈴鹿戦だが、今年は通常の300kmレース、5月開催へと条件が変化した。
今回はフェリックス・ローゼンクヴィストが海外レース参戦のために欠場。代わって#6 WAKO’S 4CR LC500のステアリングを握る助っ人選手は、日本のトップレースシーンではおなじみの強豪、ジェームス・ロシターだ。彼と大嶋和也の初コンビは、今大会の大きな注目ポイントにもなっている。
ウエイトハンデはジリジリと増えて28kgあるが、開幕前のテストから速さを発揮し続けているマシンの力を考えれば、ここも勝負圏内のはずだ。
#6 WAKO’S 4CR LC500
予選結果:14位(予選Q1ベストタイム:1分46秒287/ロシター選手)
予選日は好天となったが、風が強いコンディション。#6 WAKO’S 4CR LC500はQ1をロシター、Q2を大嶋が走るオーダーで予選に臨んだ。ストレートで追い風、ダウンフォースが欲しいS字区間では向かい風という格好の風向きがタイム水準を上げた状況下、予選は残念な展開となる。
Q1でロシターがマークした1分46秒287は従来のコースレコードを破るタイムなのだが、レコードラッシュのなかでこれが14位という結果に。Q2進出圏の8位には0.4秒届かなかった。よもやのQ1敗退にはなったが、明日のレースで浮上するべく、チームは決勝戦略にフォーカスしていく。
決勝(5月20日)
天気:晴れ/薄曇 コース状況:ドライ
気温:21度 路温:34度(スタート時)
湿度:53%(15時)
決勝パレードラップ開始:15時20分 *当初予定より40分遅れ
決勝レース周回数:52周
#6 WAKO’S 4CR LC500
大嶋和也選手&ジェームス・ロシター選手
決勝結果:12位(所要時間:1時間47分57秒836/ベストラップ:1分51秒387=ロシター選手)
決勝日も好天。前日とは逆向きの風も、それほど強く吹くことはなく、初夏らしい絶好のレース日和となった。昼過ぎにサーキットの計時システムの不具合が生じたため、決勝レース前のウォームアップ走行、そして決勝レースも40分遅れの進行となり、実際のレース開戦は午後3時28分頃に。
#6 WAKO’S 4CR LC500の今回のスタート担当はロシターだ。オープニングラップにひとつポジションを下げて15番手となったロシターだが、10周目の1~2コーナーで39号車を外からパスするなど、次第に本領を発揮。さらに前走車をかわしていき、12周目には11番手まで進出する。
後方でアクシデントがあり、14周目途中からセーフティカー導入に。18周終了でセーフティカーが退去すると、ルーティンピットに入るマシンも出てくる。ロシターは5番手まで上昇、そして23周を終えたところでピットに入り、大嶋へとステアリングを託す。
大嶋は17号車の前でコースへと戻った。アウトラップで大嶋は17号車に先行されることになるが、軽微ながら追突を受けていた。のちにこの件で17号車にはペナルティが出る。しかしその17号車のペナルティよりも前に、自陣にもドライブスルーペナルティが発令される。理由はロシターの走行時に24号車との間であった件だ。
大嶋は30周目にドライブスルーを消化、それまで実質6番手あたりを走っていたが、13番手へと後退する。その後はやはりドライブスルーを消化して前に入ってきた17号車を追うが、パスするには至らず。終盤に17号車とともに19号車の前へ出て、12位でのレースフィニッシュということになった。
レース後コメント
大嶋和也
「アウトラップで17号車に追突されるかたちになりました。終盤、その17号車に迫ったんですが、相手も直線が速く、抜くタイミングをつかめませんでしたね。決勝レースのマシンはポテンシャル高かったと思います」
「今度は勝てるところまでのポテンシャルを出せるように、また耕太郎さんと頑張っていきます。次はタイ大会、僕とチームは過去3年連続で表彰台を獲得している相性のいいコースが舞台ですしね。帰ってくるフェリックスと一緒に優勝したいです」
ジェームス・ロシター
「LEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sに加わる機会を得た今回、レースではとてもエキサイティングな、良い戦いを演じることができていたと思います。私自身、バトルをとてもエンジョイすることができてもいたんですけどね。それだけにペナルティを受けてしまった状況が残念で仕方ありません」
「田中耕太郎エンジニアのコメントマシンの仕上がりは、わるくなかったと思います。80点くらいでしょうか。狙ったところのパフォーマンスで、ポジションを上げていくことができていました。ペナルティは残念です。ピット作業はミスなくやれていましたから、これは前戦に続いて良かった点だと思いますし、ドライバーのためにも大事なことです」
脇阪寿一監督
「ジェームスがペナルティを受けたことは残念ですが、今回助っ人としてチームに加わってくれた彼が見せた追い上げには、ファンのみなさんもワクワクしたことでしょうし、僕たちもワクワクしました」
「ただ、和也には申し訳ないかたちになってしまったと思います。そこは本当に残念でした。予選に対してはタイヤの選択が外れたかなと思うところもありましたが、レース全般を通してみれば問題はなく、失敗したとはまったく考えていません。順調なら4位か5位あたりは狙えたレースでした。次のタイ大会の予行演習をしたと思って、また頑張りたいと思います。応援、よろしくお願いいたします」
シリーズランキング
大嶋和也(&フェリックス・ローゼンクヴィスト):8位/14ポイント
チーム部門:7位/23ポイント(トップ同一周回完走により、今回3ポイント獲得)
観客動員数
開催期間中延べ入場者数約
5万3000人
5月19日土曜日(天気:晴れ)2万人
5月20日日曜日(天気:晴れ/薄曇)3万3000人
イベントへの参加報告
ピットウォーク
開催日程:5月19日 12:10~13:00/5月20日10:00~10:45
キッズウォーク開催日程:5月19日 17:15~18:05
主催:GTアソシエイション、鈴鹿サーキット
参加者:大嶋和也、ジェームス・ロシター
ピットロード開放エリアにて握手&サイン会、撮影会、グッズ提供を行い、今回も沢山のお客様をお迎えすることができました。キッズウォークではお子様を対象に握手&サイン会、キッズ限定グッズなどの提供を行ないました。
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