2022年8月18日、ポルシェジャパンはワールドプレミアされたばかりの新型「911 GT3 RS」の予約受注を開始した。北米では1972年式 911 カレラ RS2.7へのオマージュカラーをまとった仕様の実車が発表。現行911シリーズの頂点に立つモデルのディテールを、改めて写真で紹介しよう。
冷却システムや空力性能は「911 GT3 R」からフィードバック
ポルシェにおいて「RS」とはドイツでレン シュポルト、英語ではレーシング スポーツを意味する。そんなRSの名が与えられた911 GT3は、911シリーズの頂点に立つハイパフォーマンスモデルだ。その新型(タイプ992)が発表され、日本でも受注が開始された。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
リアに搭載されるパワートレーンは、いまや貴重な自然吸気の4L水平対向6気筒。最高出力は525ps、最大トルクは465Nmを発生し、7速PDK(DCT)と組み合わされて、最高速度は296km/h、0→100km/h加速はわずか3.2秒でこなす。
ル・マン24時間レースでクラス優勝した911 RSRや競技専用車両の911 GT3 Rに採用された、センターラジエターコンセプトが用いられ、フロントセクションには無段階調節式ウイングエレメントを搭載。リアの2分割ウイングや、後述したような他の空力対策との組み合わせで、200km/h走行時のダウンフォースは409kg、285km/hでは860kgに達する。
エクステリアは、スワンネックで支持された大きなリアウイング、フロントセクションのスプリッター、ホイールアーチのベンチレーション、ルーフのフィンなど、多数の機能的なエアロダイナミクス エレメントによって特徴づけられている。そして車両重量を1450kgにおさえるため、ボディパネルの大半やインテリアにCFRPが採用されている。
ハイパフォーマンスモデルとはいえ、911 GT3 RSはナンバープレートを取得して公道走行が可能なモデルだ。インテリアにはブラックレザーやレーステックス(リサイクル繊維を用いたマイクロファイバー素材)、CFRPなどが用いられ、RS特有のスタイルに仕上げられている。
無料オプションのクラブスポーツパッケージでは、スチール製ロールオーバーバーやドライバー用6点式シートベルトが用意される。有料オプションのヴァイザッハパッケージでは、カーボン織り目仕上げのボディパーツや8kg軽量化されるマグネシウム鍛造ホイールなどが用意されている。
日本仕様の車両価格は、税込で3134万円。はたして、何台が日本にやって来るのか。そのパフォーマンスはサーキットでなければ味わうことは不可能だろうが、公道を走る姿でもいいから、見てみたいものだ。
■ポルシェ911 GT3 RS(本国仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4572×1900×1322mm
●ホイールベース:2457mm
●車両重量:1450kg
●エンジン:水平対向6 DOHC
●総排気量:3996cc
●最高出力:386kW(525ps)/8500rpm
●最大トルク:465Nm(47.4kgm)/6300rpm
●トランスミッション:7速DCT(PDK)
●駆動方式:RR
●最高速:296km/h
●0→100km/h加速:3.2秒
●0→200km/h加速:10.6秒
●燃料・タンク容量:プレミアム・64L
●タイヤサイズ:前 275/30ZR20、後 335/30ZR21
●車両価格(税込):3134万円
[ アルバム : ポルシェ 911 GT3 RS 写真蔵スペシャル はオリジナルサイトでご覧ください ]
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産の「和製スーパーカー」!? 斬新「3人乗り」仕様&目がバグる「幅狭」仕様! “後輪駆動”でめちゃ楽しそうな「ブレードグライダー」とは
[N-BOX]が[スペーシア]に負けるなんて…絶対王者 N-BOXに何が起こったのか!?!?!?
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
5速MT搭載! 三菱が新型「軽トラック」を発表! ワイルドな「角張りボディ」採用した商用モデル「新型ミニキャブ」に反響続々!
異形の新型「“完全フルオープン“スポーツカー」初公開に反響多数!?「もはやF1マシン」「美しすぎる」 爆速2シーター「ピュアスポーツ」”地中海の宝石”に登場
みんなのコメント
余計なものはいらない