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軽量コンパクトはそのままに異色なクーペモデルが登場! ケータハムが次世代EV「プロジェクトV」を発表

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軽量コンパクトはそのままに異色なクーペモデルが登場! ケータハムが次世代EV「プロジェクトV」を発表

 この記事をまとめると

■ケータハムからEVのコンセプトモデル「プロジェクトV」が登場

今度のケータハムはEVクーペ! 50周年を記念したニューモデルの正体とは?

■「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」にてお披露目される

■シングルモーターによって272馬力を発揮し、8万ポンド以下の価格設定を目指している

 ケータハム、新時代の幕開け!

 ケータハムといえば、ロータスの名車「セブン」の生産を受け継ぎ、それ以来長きにわたってあの特徴的なエクステリアデザインを持つ”超”ライトウェイトスポーツを作り続けている老舗メーカーだ。日本でもコアな層から人気が高いブランドで、自社でチューニングしたスズキ製660ccターボエンジン搭載モデルをラインアップするなど、小さな車体と軽さを武器としていることでもお馴染みだ。よって、価格もそれなりなので、最速かつ最高級の軽自動車なんて言われたりもする。

 そんなケータハムは先日、看板車種であるセブンをベースにしたEVを発表し大きな話題となった。重たいイメージのあるバッテリーを、軽量が売りのセブンに載せてしまうというのだから、その反応も頷ける。しかし、元が軽い分、多少重くなっても圧巻の性能を見せるといったアナウンスがファンを安心させた。

 そのケータハムは、今度はセブンではなく、まったく新しいクーペモデル「プロジェクトV」という車両を発表。それも、7月13日の世界的名車が集結する一大イベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の会場でお披露目するというのだ。

 では、この「プロジェクトV」、一体どんな車両なのだろうか。

 まず、この車両は、2025年後半から2026年前半に市場に投入するとしており、最初から電気自動車として設計されているのが大きな特徴。デザインの主導はチーフデザイナー、アンソニー・ジャナレリ氏。それを形として実現したのは、世界的に著名なイタリアのエンジニアリング会社、イタルデザインだ。

 パワートレインは、リヤアクスルに搭載された200kW(272馬力)のシングルモーターを動力源とするバッテリー電気パワートレインを採用。先進的な熱マネジメントを備えた55kWhのUSOCリチウムイオンバッテリーパックが組み合わされ、150kWのDC急速充電器を使えば、15分間で20~80%の充電が可能となっている。

 今回の展示車はダブルウィッシュボーン式のフロント/リヤ・サスペンション、電動アシスト・パワーステアリング、Michelin Pilot Sport 4Sタイヤ(フロント19インチ、リヤ20インチ)、高性能キャリパー付きディスクブレーキを装備する。

 ケータハムらしい高い動力性能はそのまま

 動力性能は、0-62m/h (100km/h)加速は4.5秒未満、推定最高速度は143m/h (230km/h)、WLTP航続距離は249マイル(400km)というスペックを誇るので、ハイパフォーマンスでありながらも一般的な電気自動車とそう変わらない航続距離を持っているのも魅力だ。

インテリアの中心には、スマートフォンのミラーリング機能を備えたシンプルでドライバーにフォーカスしたインフォテインメントシステムが鎮座し、デジタル・インストルメント・クラスターが主要な情報を表示。ドライバーは、さまざまな環境に合わせて加速と操作性をインテリジェントに調整するドライビング・モードを、ノーマル・スポーツ・スプリントから選択可能だという。

 ボディはカーボンファイバーとアルミニウムの複合シャシーを採用し、車両重量1190kg(2+1シートレイアウト、オプションで2+2も設定予定)を目指して現在調整が進められているとのこと。

 価格は最低小売価格8万ポンド未満(約1440万円)からを目標にしているという。

 あくまで暫定スペックなので、製品版は異なるかもしれないが、ケータハムのラインアップで、日常使いもできるようなモデルが設定されるのは、大きなニュースなのではないだろうか。続報に期待したい。

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みんなのコメント

2件
  • ケータハイムの本来の主旨であるライトウエイトスポーツであれば、そんなにパワーは要らないのでは?
    それよりもより軽く、より軽快に走ることに特化し、価格も軽快な価格で提供した方が売れると思うけどなぁー。
  • EVならプラットフォームの制約なく比較的簡単にリヤ駆動の車作れるけど
    もうそういうのは誰も求めてないんだろうな
    性能の四駆か実用性のFFか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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