高価格のRSより売れない…… 英国では不人気?
アウディは、A4オールロードとA6オールロードの英国での販売を終了すると発表した。今後も新型を輸入する意向はないという。この決定は、販売台数における両モデルの割合がわずかであることに起因している。
【画像】アウディのオフロードワゴン【A4オールロードとA6オールロードを写真でチェック】 全45枚
例えば、アウディが2021年に英国で販売したA4オールロードは292台で、ハイパフォーマンスの高価格モデルであるRS4アバントの446台を下回り、A4シリーズ全体の30分の1強にとどまっている。
大型のA6オールロードはさらに売れ行きが悪く、昨年の英国での販売台数はわずか256台と、RS6アバントの半分以下。A6シリーズ全体のわずか4.4%に過ぎない。
いずれも現在、英国での受注をストップしている。アウディの広報担当者はAUTOCARに対し、将来的にオールロードを再導入する計画はないと述べた。
英国からは撤退したものの、オールロードを完全に廃止する予定はなさそうだ。A6オールロードは今後1年以内に改良される見込みで、A4は来年、フルモデルチェンジにより新しい世代に移行する。
なお、オールロードと同様のクロスオーバータイプが新たにA3にも設定される見通しだが、英国に導入されることはないだろう。このモデルは「シティカーバー」という名称を採用すると考えられ、プロトタイプによるテスト走行も目撃されている。今後数か月のうちに公開されると予想されている。
最もコンパクトなA1シティカーバーも、アウディの英国版ウェブサイトに表示されなくなっている。
英国ではいわゆる「オフロードワゴン」の撤退が相次いでおり、フォルクスワーゲンは2020年にパサート・オールトラックを廃止し、メルセデス・ベンツは新型Cクラス・オールテレインの英国導入を見送った。
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みんなのコメント
スタイリッシュで安定感も抜群ないいとこ取りの車なんだけど、人気ないのが残念。
ボルボのクロスカントリーシリーズも低迷してるのだろうか?