2020年のF1にレーシングポイントから参戦するセルジオ・ペレスとランス・ストロールは、2021年からチームがアストンマーティンのワークスチームへ変貌することを歓迎するとコメント。この提携がチームに大変革をもたらすだろうと述べた。
チームのアストンマーティンワークス化は、レーシングポイントF1のオーナーであるローレンス・ストロールがアストンマーティンの筆頭株主となったことで実現するもの。2021年から5年間に渡り、アストンマーティンF1チームとしてシリーズを戦うことになる。
【ギャラリー】2020年型レーシングポイントF1マシン『RP20』
「これは父が進めてきたプロジェクトなんだ」と息子のランス・ストロール。
「父とはいろいろな話をしているから、もちろんこの件についても言葉を交わしてきた。とてもわくわくする話だし、チームに大変革が起きると思う」
「ただ2020年シーズンのF1マシンは(タイトルスポンサーであるBWTのイメージカラーである)ピンクに彩られているし、まずは今シーズン中に取り組むべき目標がある。だから、これ以上アストンマーティンに関する話に足を踏み入れるつもりはない」
「ただアストンマーティンのブランド力は素晴らしいものだ。レーシングポイントの全関係者の士気が上がる話だし、チームの価値を上げてくれる。いろいろな意味で素晴らしいことだと思うよ」
チームメイトのペレスもランス・ストロールのコメントに同意しつつ、2020年シーズンにも前向きな期待を寄せている。
「僕たちは来年から突如、アストンマーティンという象徴的なブランドのワークスチームへと変貌するんだ。これは大きなステップであり、素晴らしいとしか表現できないよ」とペレス。
「チームとして正しい方向へ大きな一歩を踏み出すことになる。そして今年も、僕たちは大きな成果を挙げるつもりだ」
「もちろん、今はライバルも含めた全員が強い自信を抱いている。ただ(第1戦オーストラリアGPの舞台である)メルボルンで、この数年間僕たちがいい働きを続けてきたことを証明したいと思っている」
「新しいF1マシン『RP20』はチームが長年続けてきた努力の賜物だからだ」
「チームはこれまで厳しい時期を乗り越えてきた。このマシンが、僕たちが長年待ち望んでいたものであることを願うよ」
2月19日にスペイン・バルセロナで開幕した第1回プレシーズンテスト初日では、ランス・ストロールとペレスのふたりがマシンを走らせ、このうちペレスはメルセデスの2台に続く1分17秒375のタイムを記録している。
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