FIA F2のバルセロナラウンド、レース1で岩佐歩夢(DAMS)が2位フィニッシュを果たし、F2で自身初となる表彰台を獲得した。
岩佐は5番グリッドからスタート。絶好の蹴り出しを見せると進路を右に取り、2番手に浮上。レース中は常にフェリペ・ドゥルゴビッチ(MPモータースポーツ)を追ったが、巧みなタイヤマネジメントでペースをコントロールするドゥルゴビッチを攻略することができず、2位のままフィニッシュした。
■岩佐歩夢、好スタートで2位! ドルゴビッチ、巧みなペース管理で優勝|F2バルセロナレース1
絶好のスタートについて岩佐は、最近のレースではこの点に苦労していたため、特に取り組んできたことだったと語った。
「正直に行って、前回のイベントまでスタートには苦労していました。特にイモラでは、スプリントレースとフィーチャーレースの両方で、悪いスタートとなってしまいました。そのため今週末までに、スタートを改善するためにたくさんの取り組みをしてきました」
そう岩佐は語った。
「そして今回はうまくいき、かなり良いスタートを切ることができました。完璧ではありませんでしたが、とても良かったと思います。ただレース中は、前を行くマシンについていくことに苦労していたので、それは今後改善する必要があると思います」
レース中、タイヤのマネジメントに注力していたという岩佐。テストで走った時と比べると気温が高かったため、特に温度の面でタイヤの劣化が進んだという。
「テストの時に、かなり酷いタイヤのデグラデーション(性能劣化)が出ていたので、タイヤをしっかりとマネジメントしていました。テストはかなり涼しいコンディションでしたから、今回はデグラデーションがかなり大きいと考えていました」
「かなりマネジメントしていましたが、特に温度の面で、タイヤはどんどん悪くなっていきました。僕のドライビングという面で、改善できると思います。早くデータを見たかったです」
岩佐は6番手からスタートする日曜日のフィーチャーレース(レース2)に向け、改善できるところがまだまだあると語る。
「前のマシンについていくこと、そしてマシンのセットアップに取り組む必要がります」
そう岩佐は説明する。
「このコースで抜くのは、本当に難しいです。そして前のマシンを追いかけるためにプッシュしすぎると、タイヤはすぐにダメになってしまいます。それに対する、良い解決策を見つける必要があると思います」
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